こんばんは。 かっけいです。
文章を書くことって難しいですよね。
特にブログともなりますと、インターネットで世界中に公開され誰でも閲覧することができるようになります。
そう思うと委縮しちゃって、「何を書こうか?」、「こんなこと書いちゃって大丈夫かなあ?」と不安になり文字を起こすのが難しくなります。
巷では「書くネタがない」、「ブログ集客をして稼ぎたい」と思っている人もいて、苦心しながらブログを更新しているようです。
私にはブログを書くことに対してそのような辛い思いをしたことがありません。
その理由について今回紹介していきます。
キーワードは「経験」と「思い」です。
なぜブログで情報発信するのか。
私は僧侶という職業上、人前でお話をしたり、広報に掲載する記事を依頼されることがあります。
ブログはこれらの情報伝達方法と何が違うのでしょうか。
それは発信した情報の拡散レベルが雲泥の差です。
ブログでなくても他人に仏教の教えや自分の考えなどを伝えることができます。また直接話すことでより細かく伝えることができますしその場に応じた話もできます。長年続いた広報誌に載せることで文章内容に信頼を与えることができます。
しかしブログはもっと手軽に発信でき、なおかつより多くの人に見てもらうことができます。
世界中には多くの検索システムがあり、日本ではGoogleによる検索がメジャーですよね。
検索システムはなかなか優秀らしくて、検索した人のニーズ・悩みに応じてなるべく満足が受けられるような記事(ブログ)を紹介してくれるんだって。
ブログを書くこと・発信することは、世界中にいる悩みのある人・知りたいと思っている人に対して、その助けとなることにつながっていきます。
なぜブログで情報発信するのか。
- それは多くの人に読んでもらえるから。
- 読んだ人の助けとなる可能性があるから。
ブログを書くコツ。経験と自分の思いを文章にする。
ブログは人に読んでもらうために書きます。
読んでもらう必要がないのなら、手元の日記帳で充分ですよね。
ブログ文章を書く時によくあるのが、「こんなつまらない内容を書いて、いったい誰が読むんだ。」、「こんな質の低い内容を書いてどうするんだ。」と頭の中で巡ってしまい手が止まってしまったり、せっかく完成した文章を公開しないことがあります。
でも心配しないでください。
本当にどうしようもなく低レベルな内容であれば、そもそも検索結果に引っかからずに人目に付くことはありません。
とりあえず書いて、発信すること。これが大切です。
そして文章を書くときには、自分の経験と思いを文字に起こそうとするとスラスラと書き綴ることができます。
経験・体験を記事にすると、書きやすいし共感を得られるかも。
私はお坊さんですからお参りに行きますと仏教的な話をします。
なかなか現代では宗教的な事柄に興味がない人や疎遠の人が多くなっています。するとお坊さんに対することや宗教に対する疑問などについていろいろ質問されることがあります。
この質問された時はその人のためだけに情報を伝えようとしますが、ちょっと考えてみてください。この人が持っていた疑問や不安というのは誰か他の人も同様に抱えているんじゃないかなあと。
案外、人間が考えることってそんなに違いがないんですよ。
誰かが持っていた疑問が、そのまま自分も持っていた疑問になっていることが多々あります。
例えば「法事ってどうしてするの?」・「葬式の費用はどうするの?」・「お坊さんの生活事情は?」・「法名(戒名)とは何?」って疑問があったとしますね。
お坊さんにとっては答えられて当たり前であるのですが、誰かにとっては聞きたかったこと・知りたかったことかもしれません。
これはお坊さんに限った話じゃないですよね。
子育てしている人は、育児で感じたこと・困ったことを記事にすると共感を得やすいですし、自分が経験したことですからスラスラと書くことができますよね。
農業している人なら、栽培に関することを失敗談も含めて自分の体験を通じて伝えると共感も得られるでしょうし、信頼もされるかもしれません。
自分の思いを伝えたい。だったら自分の言葉で表現すること。
私はお坊さんだから仏教のお話をします。
でもいっつも同じ話じゃないですよね。お参りの人の様子、世情を感じながらその時その時のお話の仕方や、今一番伝えたいことをピックアップします。
そこには自分の思い・考えが大きく作用してきますよね。
浄土真宗なら南無阿弥陀仏の念仏そして信、恩を伝えます。しかし実際にはいろいろな切り口から伝えます。
お骨を通して、49日法要を通して、お盆を通して、新年を通して、様々な縁を通して自分の思いを伝えられるように切り口を変えていきます。
お坊さんにも様々な価値観を持った人がいます。
基本的な芯になるところは一緒でも、価値観(思い)というのは人それぞれですので、お坊さんによって伝えたいことの表現の仕方が異なってしまいます。
キッツい表現をする人もいれば、何を言っとるかわからないお坊さんもいます。と思えば、お子様向けに平易な言葉使いをする人もいます。
自分の言葉で表現しようとすることで自分の思いを他人に伝えられることができるんですね。
ブログでは文字以外にも、図や表、写真、イラストなど様々な方法で価値観・思いを伝えられます。
ブログというのは自分の言葉で伝えるだけでなく、さらに新たな表現方法ができるため価値観の表現をするにはベストな環境なのかもしれません。
自分の言葉、自分の思いや経験がない文章は書きにくい。
おかげさまで私も週に5・6日はブログを更新できています。
書く内容・ネタに困ったことはありません。それは自分が日々感じたことや経験したことを書き綴っているからですね。
正直どれを書こうかなあと悩んでから「今日はこれにしよう」と思っているほどです。
書いた内容のレベルを気にする必要はありません。
もちろん自分が満足する内容、他人が満足する内容、読みやすい内容など質の高い記事の方がグッドなことには違いありませんが、需要のない記事はそもそも検索に引っかからないのでもっと自由に書いていくべきです。
「こんな人と違うことを書いてもいいのかなあ」と思う人もいるでしょうが、それがあなたの経験や思いならぜひ書くべきでしょう。
その情報を求めている人が世界中にはひょっとしたらいるかもしれません。
自分が伝えたいことがあるのに他人に意見に合わせたり他人の経験をパクってくることは、自分のオリジナリティーを失うものでありますし、あなたは何のためにブログをしているんだということになります。
当たり障りのないことを書きたい。書くネタがないから他人の記事をマネすることはつまらないことでありますし、自分の伝えたい内容ではないので、自分の意見が表現できずに読者にとっても満足しにくい内容となってしまいます。「あれ、これ他でも見たことある?」ってね。
自分の発信する情報や伝え方が正しいか誤っているかはわかりません。
お坊さんの中でも教義と違っているような発言をすると異安心と言われることがあります。
いやいや違うんです。私の言葉で皆様とは違った切り口から情報を発信しようとしただけなんですって。
すべての人から共感を得ることはできません。それはどのような伝え方をしてもそうなってしまいます。
書きたいことがあるならば、自分の言葉・自分の思い・自分の経験を通して書いていくことです。そうすると書きやすいですし自分の素直な気持ちが表現できます。
嘘は書かない。やましいことは書かない。
人として当然ですが、嘘は書かないことですね。もちろんやましいことも書きません。
なぜならそれは他人を欺くこと、騙すことなのですから。そして自分も。
ブログを書くのには自分の価値観・思いを伝えること以外にも、集客して稼ぎたいと考える人もいるでしょう。
アクセス数を増やしたいがために自分の心に対して嘘をついて書いていくこと、自分の良心に後ろめたさを感じるのに書いていくことは、やがて心が荒んでいくのではないでしょうか。
美味しくないのに美味しいといい、お勧めできないのにおすすめですといい、自分はしたこともないことをあたかも実践したように伝えること。
これは他人だけでなく自分をも騙していく行為ですので、文章を書きにくいだけでなく、心にも違和感を覚えてしまいます。
インターネットの世界は嘘の情報があふれていると言われています。アクセス数アップのために安易な気持ちで個人情報を掲載する人もいます。
「嘘は書かないこと。やましいことは書かないこと。」
これは人に読まれる文章を書く以上絶対に守らなけらばならないことです。
もちろん正直な気持ちで書いた文章が、間違った情報であったり、ほかの情報よりも劣っていることもあるでしょう。
でもブログで情報発信するときに大切なことは「世界で一番の情報」であったり、「誰からも称賛される情報」でないと思います。
むしろ読者は、失敗談であったり、知らなかった物事の考えに触れたときこそ、本当に有益な情報だと感じるのではないでしょうか。
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さいごに。ブログを書きやすくする方法まとめ4点。
ごっちゃごっちゃ書き綴りましたが、今回私が伝えたいことはこれだけです。
- 自分の経験・思い(価値観)を書いていく。
- 自分の言葉・表現で書いていく。
- 他人と違う情報であることを恐れない。
- 嘘・やましいことは書かない。
これは普段私は実践している書き方です。
読みやすい伝わる文章であったり、アクセス数アップのための書き方ではないかもしれません。(きっと違います。だって私のブログはアクセス数少ないんだから)
ブログを書くことに疲れないためにも自分の気持ちに素直になって書いていくことです。
以前にも紹介しましたが私は日記のような感覚でブログを続けています。
ただ私の手元にある日記帳と違う点は、他の人に私の思いを伝えるという点だけです。多くの人にとって有益な情報ではないかもしれませんし、何を書いとるかわからへん文章かもしれません。
しかしそれは私の思いを超えたところでの話ですし、検索システムの精度を信頼しましょうか。
以上です。
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