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将棋とチェスと象棋の意外な共通点と違い。面白いボードゲーム

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こんばんは。  かっけいです。

将棋は日本人にとって国民的なボードゲームですね。

ルールを知らない人でも、将棋を見たことがない・言葉を知らない人はいないと思います。

 

実は世界中には将棋と似た盤上の遊びが数多くあります。

西洋のチェス、中国の象棋(シャンチー)、その他にも朝鮮のチャンギ(朝鮮将棋)、タイのマークルック、モンゴルのシャタル、ミャンマーのシットゥインなど多岐にわたります。

それぞれのボードゲームには独自のルール・歴史があり、多くの人に親しみ、楽しまれてきています。

今日はその中で、将棋とチェス、象棋についてまとめてみます。

 


なぜ、この3種類をまとめるのか


冒頭、世界中には非常によく似た盤上のゲームがあると言いました。

 

実際にそれぞれ独自の特徴があり、差別化がされているのですが、ルールの共通点もたくさんあります。そのため、世界中の将棋の仲間を一度にまとめると、煩雑化してしまい、説明しにくくなってしまいます。

ですので、競技人口・世界中で楽しまれていることに注目してこの3つのボードゲームを紹介します。

ちなみに愛好者人数は象棋で約5億人・チェスで約7億人、将棋は日本国内で670万人といわれています。

 

将棋とチェスと象棋の共通点

  • インドのチャトランガが起源(ルーツ)とされている。
  • 特定の種類の駒が相手にとられる状態になると負け。
  • 交互に自分の駒を動かす順番がある。
  • 相手の駒を取ること(盤上から取り除く)ができる。
  • 駒の初期配置が決まっている。
  • 成り駒(駒のパワーアップ)がある。
  • 禁じ手(やってはいけない決まり事)が存在する。
  • 勝ち負けが付かない、引き分けが存在する。

 

世界中には将棋と似たような盤上の駒を動かすゲームはたくさんあります。

その起源といわれているのはインドで遊ばれていた「チャトランガ」というボードゲームです。成立年数は不明であり、紀元前2~3世紀という説がもともとあったが、現在では紀元後数世紀が定説になりつつあります。チャトランガには4人で遊ぶ方法もありますが、現在では4人で遊ぶ将棋の仲間はほとんどなく、4人制チャトランガも11世紀以降は確認されていないそうです。

 

将棋もチェスも象棋も遊びですが、一つの目標があります。それは勝ち負けを決めようということです。勝ち負けを決めるために存在しているのが、特定のひとつの駒を取るというルールです。将棋では王将(玉将)、チェスではキング、象棋では師(将)という駒が該当しています。

 

また、駒を動かすルールが存在し、動かすのも交互にする様に決まっています。駒を動かすのは相手が何かしらのアクションをした後でないと、手をすすめることはできません。無法地帯のように好き勝手に動かせるものではないんですね。そして、初期配置の駒を順番に動かし、相手の駒を盤上から取り除くことができます。成り駒というルールもあり、一部の駒には駒の働きが強化されるものがあります。

禁じ手というものも存在しています。禁じ手の内容は異なるのですが、これがあることでオリジナリティとゲームの深みが出ています。

将棋であれば有名のものに、2歩というものがあります。同じ列に歩兵を2枚以上置くことができないのですね。

 

そして忘れてはいけないのが引き分けというルールがあります。日本の将棋では引き分けが起こりにくいので存在を忘れがちですが、持将棋といい、お互いの王将(玉将)を取るのが非常に難しい状態になり、両者の合意があれば、引き分けになることもあります。*ここでは持将棋の細かいルールは説明しません。

勝ち負けを決める遊びなんですが、時には勝ち負けを決められない状態になることもあります。

 

こうやって紹介しますと、結構共通点があると思いませんか。

まったく違う場所で楽しまれてきた遊びであるのに、似たような点がたくさんあります。やはりどこかに起源があり、それが基になって、独自に発展したと考えるのが自然ではないでしょうか。私のように将棋をしていたら、自然とチェスや象棋なども遊んでいる人がいるのではないですか。

 

将棋とチェスと象棋の相違点

ルールはそれぞれのゲームに細かく決められており、それを一つひとつ説明すると、量が多くなり理解するのが難しくなります。

そこで簡単な表を作りました。

  将棋 チェス 象棋
駒の数・種類 40枚(20枚×2人)・8種 32枚(16枚×2人)・6種 32枚(16枚×2人)・7種
駒の動かせる範囲 縦9×横9
81マス
縦8×横8
64マス
縦9×横10
90か所
駒の動かせる場所 縦横に区切られた
マスの中
縦横に区切られた
マスの中
縦横に交わった
交差点上
取った駒の再利用
(取った駒は自由に使える)
× ×
駒が動かせない場所

どこに動かしてもOK

ただし駒台から打てないマス(歩・香・桂)はある

ビショップには動かすことができないマスがある

 

 

師・将は宮と呼ばれる9か所から出られない

象・相は相手の陣地に入れない

駒落ち
(ハンデ)
 駒落ち あり  駒落ち なし  駒落ち 基本なし

 

簡単な相違点を表にまとめました。

この他にも禁じ手の内容、駒の動かし方、駒かいルールの違いなど、多岐にわたります。

ですので、この表ではゲーム性の違いをまとめました。

 

注目してほしいのが3つあります。

1つ目は駒の数・種類と駒の動かせる範囲および駒が動かせない場所があること。

将棋の仲間には、駒の動かせる範囲が広いものもあれば、チェスのように狭く感じるものもあります。

動かせる範囲が少ないと、駒の数・種類も少なくなる傾向があります。

駒の数・種類が減ると、一つひとつの駒の働き、動ける量が大きくなりがちです。

つまりダイナミックな試合展開になりそうなんですね。

 

将棋では前に1マスしか進めない歩兵が横9列を埋めていますので、序盤は割とゆったりとした感じで始まることが多いです。

チェスは初期配置のポーン(将棋で言う歩兵)が2マス進めることもでき、大きく動ける駒がすぐに相手の駒にぶつかります。将棋で言うといきなり中盤戦(駒のぶつかり合い)がはじまります。

象棋は動ける範囲が一見90か所と広そうですが、象・相(将棋で言う角相当)が相手の陣地に入れませんし、師・将(将棋で言う王将)と任・士は初期配置周辺の宮と呼ばれる9か所から出ていくことができません。また兵・卒(将棋で言う歩兵相当)はそれぞれ5枚しかなく、将棋で言う序盤と中盤が同時にやってくるような感じです。

駒の動かし方が似たようなゲームでありながら、全く違ったゲームに感じるのは駒の動ける量・動けない範囲があるからではないでしょうか。

特に将棋に慣れていますと、象棋の居玉のような戦いが馴染みにくいと思います。

 

2つ目は将棋には取った駒を再び盤上で使うことができること。

この相手の取った駒を再び使うことができるのは、世界中の似たようなゲームでは将棋だけだと言われています。これがあるので、将棋は中盤から終盤になるほど手の選択肢が広がります。一方、チェスや象棋は盤上の駒が減っていき、動かせる駒の数・種類が減っていきます。その結果、将棋では引き分けが少なく、チェスや象棋は選択肢が狭まり引き分けがある程度発生してきます。

将棋が数あるボードゲームの中で、コンピュータソフトによる解析・棋力向上があるのは取った駒が使えるという複雑さがあるからだと言われています。もしも将棋がとった駒が使えないルールだったら、ここまで奥深いゲームにはならなかったのではないでしょうか。

 

3つ目は将棋には駒落ち(ハンデ)があるということ。

これは地味ながらも非常に重要なことだと思います。

チェスや象棋はハンデというのが存在していません。

それもそうでしょう。駒の数・種類が少ないのですからこれ以上削ることができないのです。せいぜいできることは先手番を相手に譲ることです。一応、先手の方が有利だとされています。象棋は公式ではないですが、駒を落とすこともできるようではあります。

この駒を落とすこと、ハンデができるというのは将棋の魅力だと思います。

 

だれでもそうだと思いますが、初めての遊び・プレイというのは非常に弱いものです。将棋で言うと棋力がないので、ある程度将棋に慣れている人と勝負すると簡単に負かされてしまいます。人は勝つことができないとつまらないものになり、興味を失ってしまいます。ちょうど自分の周りに同じくらいの強さの人がいればいいのですが、そう同じレベルの人が常にいるわけではありませんね。

 

この問題を解決するのが駒落ちです。

将棋は駒の種類も数も多いので駒を落とすことができます。またいきなり戦いには入りにくいので、戦力不足が急にゲームに影響するものでもありません。

駒落ちをすることで初心者から上級者まで同じフィールドで戦うことができます。

ときどきプロの将棋棋士が芸能人や一般人と対局するところを見る機会があると思いますが、あれは駒落ちがあるから成立しているんですね。

 

 

まとめ

どうでしたか。

将棋、チェス、象棋をまとめると言いながら、結局将棋との比較になってしまったかもしれません。

 

それだけ日本人から見ると、他のボードゲームが将棋と大きく違っているように見えてしまうんです。

しかし実際には根本のルールは非常に似ていますし、簡単に遊び方を覚えることもできます。

 

これらのボードゲームはどれが一番難しく、面白いというのはないんですね。もちろん終盤の選択肢の多さは将棋にかないませんが、その分チェスや象棋は序盤・中盤の良いポジション取りが重要なように魅力となる点が異なっているんですね。他にも象棋のような王様が動ける範囲が9か所と決まっているといった、将棋に慣れている人には理解できないようなルールがありますが、それがより一層そのゲームを楽しくしている要素にもなっているように感じます。

 

今回は細かいルールについてはほとんど紹介していません。

このまとめを見て自分が今しているボードゲーム以外に興味を持っていただけたら幸いです。

 

ここまで読んでいただいて有り難うございます。

 

 

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