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教区が伝道パンプレットを作製した。文書伝道の活性化を期待。

投稿日:2017年5月9日 更新日:

こんばんは。 真宗興正派僧侶のかっけいです。

この度、西讃教区から文書伝道用のパンフレットができたという報告があり、希望の部数を申し込むようにと案内が来ました。

宗教離れ、宗教と無関心な人が増えてきた現代では文書による布教活動にも力を入れる必要になってきているのだなと感じました。

真宗興正派パンフレット


浄土真宗の布教スタイルとは。

布教活動って言っても色々な形がありますよね。

  • 文章・書き物での布教。(文書伝道)
  • 集まり・話し合いでの布教。(講・道場・勉強会)
  • 法話による布教。(一般的な布教伝道)

法話による布教。

どの布教方法も真宗ではありふれた形ではあるのですが、皆様一般の方がよくみるのは法話による布教だと思います。

浄土真宗では法事の後にお坊さんがお参りの方の方に振り返ってお話をします。

真宗ではお坊さんひとりひとりが布教するもの・できるものが基本的なスタンスです。
現在では布教使と言われる本山が認可した人物もいますが、別に布教使でなくても各々の僧侶は仏法を説くことができます。

法事の読経が終わった後、お坊さんによっては2分程度の人もいれば、10程度の人も、長い人だと30分程度もお話をする人もいます。真宗門徒にとって法事とは故人の冥福を祈るためではなく、生きているものが阿弥陀仏の教え・願い・ご縁にであうために勤められています。

法事の後の法話が真宗の大切な布教活動であったのですが、現代では法事を積極的に勤める家も減ってきているので、なかなか法話による布教活動が難しくなっている印象です。

またお寺での法要では布教使をお招きして法話をしていただいている寺院も多いと思うのですが、そもそもお寺にお参りに来る人も減少しています。

集まりでの布教。

真宗のお寺は念仏道場とも言われていました。

南無阿弥陀仏の念仏の教えをいただくものが集まる講であり、講という集まりの中で、人々が阿弥陀仏の法に出あう機会、聞法というのがありました。

現代では形が変わってきているのか、勉強会・研修会という形で一部のお寺では続いているでしょう。

しかしなかなか末寺ではこのような勉強会・研修会は開かれにくいですし、別院や市民会館などで行われる仏教講演会にはそもそも興味のある人しか来ません。

集まりでの布教とはいうのは、仏法を深くいただくには便利な布教方法なのですが、なかなか一般受けしないでしょうし、そもそも興味のない人にはまずご縁のない布教方法でしょう。

文章による布教。

これからの時代は文章による布教が重要になるかもしれません。

もちろんお寺はこれまでも文章・文字による布教はしていました。(例えばお寺の前にある掲示板の一口法話などですね。)

また真宗はどちらかと言えば、文字による布教で成功した教団だとも思います。

本願寺の蓮如上人と言われる方はご勧章(お手紙・お文・ご文章とも)と言われる手紙を全国の門信徒に発信し本願寺の興隆に貢献したとされています。

文章による伝道は読み上げることで多くの人に一度に伝えることができますし、貰い手が手紙を大切に残しておけばいつまでも残り続けます。

真宗では朝夕のお勤めや仏事法要の後にはこの蓮如上人のご勧章を拝読することが多いと思います。それは蓮如上人と言う僧侶の時代を超えた法話であるからです。

これからは文書伝道が重要かもしれない。

真宗では法事の後に僧侶がお話をしたり、お寺や会場での布教がこれまでよく使われていた布教方法だと思います。

もちろん今まででも文による布教活動は行なわれていました。

しかしこれまで以上に文字による布教が重要になるかもしれません。

それは、人々が仏法を聴こうとするご縁を捨てているからだと思います。
それは先祖の法事を勤めなかったり、お寺の法要にも参加しないことです。

一方で今ではインターネットで正しい・正しくない情報などが簡単に見られる時代になっており、人々の宗教に関する情報もネットによるものが大きくなっていると思います。

またここ数年、葬儀社や終末活動(終活:しゅうかつ)と言われるものが流行っており、僧侶の話を聞こうとはせずに、独自にネットや様々なパンフレットから情報を得ようとしています。

僧侶の話は聞かないが文字による情報を得ようとする状態ですので、お寺も今後は文字による情報発信に力を注ぐ必要があるでしょう。

 

さいごに。

今回、真宗興正派の西讃教教務所は法縁を広げる活動として新たに「葬儀のしおり」と「浄土真宗のしおり」を西讃教区として作成しています。

各末寺が独自に文書による伝道をしていくのも大切かもしれませんが、やはり信憑性が問われるでしょう。私もこのブログでいろいろ発信していますが、あまり皆さん信用していないでしょう。

本山や別院など宗派の代表となる寺院が御門信徒への布教パンフレットを作成し、それを基に各寺院がそのパンフレットを門信徒には配布したり掲示板に掲げたり布教したりして、布教活動の活性化につながっていくのが、今後の法縁の拡大につながるかもしれないですね。

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