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春季永代経が無事に勤修できました。写真で法要一日を紹介。

投稿日:2017年4月4日 更新日:

こんばんは。 真宗僧侶のかっけいです。

自坊の春季永代経法要がいつも通り営まれました。春うららのお天気でお参りのしやすい絶好のコンディションでした。

法要の進行は普段と同じなのですが、永代経法要にお参りしたことがない人もいるでしょうから、今回は自坊円龍寺の永代経法要の写真をいくらか撮りました。

写真を交えて法要当日の様子を紹介します。


法要一日の流れ。

  • 朝8時頃に鐘楼にて梵鐘を10回程度撞く。
  • 仏旗を掲げる。
  • 午前中から法要開始前までお仏飯米や懇志を持ってくる参詣者。
  • 午後1時に梵鐘を13回撞く。
  • 午後1時30分に板木を打つ。
  • 午後1時30分程度より出勤のお坊さんが参ってくる。
  • お坊さんの接待をする。
  • 法要直前にお灯明や開扉をする。
  • 午後2時より読経開始。
  • 午後2時半頃より布教使のお話が始まる。
  • 午後3時半頃に永代経懇志者の焼香をすすめる。
  • 午後4時頃に布教終了。
  • 参拝者は各自解散。
  • 納骨堂にて読経。
  • 総代世話人会を行う。
  • 午後6時前には総代世話人会が終了。
  • 打敷の破壇やお供物の片づけなどをして法要が完全に終了。

言葉で書くと何を言っているのか分かりにくいので、以下写真を交えて紹介。

朝8時頃に梵鐘を撞き、仏旗を掲揚。

梵鐘(ぼんしょう)

お寺には梵鐘(ぼんしょう)という大きな鐘があります。この鐘を御本山興正寺では集会鐘(しゅうえしょう)と呼び、法要の開始を周囲に知らせるために使用します。

円龍寺では法要開始当日の朝におよそ10回程度、そして読経開始(法要儀式開始)の1時間前に13回撞きます。

仏旗の掲揚

朝の梵鐘を撞いた後、仏旗を掲揚します。
この旗は5色の色から構成されており、宗派を問はずに世界共通の仏教行事で使われています。

この旗が掲げられている時はお寺で法要があり、仏様の教えに出あえるチャンスだと思ってください。

鐘を撞き仏旗を掲げますと、ぞろぞろとお参りの人がやって来ます。ほとんど御門信徒の方ですが。

本当は法要儀式開始の時にも参列していただきたいのですが、早く来られる人は多くの人が読経開始前には帰ってしまいます。

法要開始30分前に板木を打つ。

円龍寺の板木(ばんぎ)

この板は板木(ばんぎ)という物です。

あまり聞き馴染みもないでしょうし、記憶に残っている人も少ないのではないでしょうか。

あまり末寺では積極的に使われるものではないので。

この板木とは、法要儀式開始の30分前に打たれ、出勤者(お坊さん)や参列者(お参りの人)に服装の準備やお参りの最終用意をしてくださいという合図です。

これを打ち終わった残り30分以内が最もお参りの方が多くなる時間帯です。

出勤するお坊さんがやって来るのも多くは20分前頃にやって来ます。

午後2時より法要儀式開始。

永代経の読経

午後2時より永代経法要の読経が開始されました。

喚鐘(かんしょう)という鐘を打ち鳴らすことにより、控えていたお坊さん方(法中)が本堂の内陣及び外陣に出勤します。

今回の法座では、仏説阿弥陀経を拝読しました。

読経中の回し焼香

読経中には焼香箱が回され、参詣者は順番にお焼香をしていきます。

お勤めは20分少しで終わります。

午後2時30分頃より布教開始。

読経後の説法タイム

円龍寺では永代経法要などの多くの方がお参りされる法座では、本山布教使をお招きしています。

なぜなら本山が認めた布教使でもありますし、普段のお坊さん(檀那寺)のお話とは違った法話が聴けるため、お参りの方にいつもとは違った話を聴いてもらいたいからです。

自坊の住職が説法をしても問題ではないのですが、どうしても普段の仏事と似た話になってしまい、法要だからできる魅力ではなくなってしまいます。

やはり他から特別に先生をお呼びして、新鮮なお話を聴いてもらいたいものです。

布教は間で休憩を一回挟んで午後4時に終了します。

この布教使の休み時間に円龍寺では永代経懇志をつけていただいた人をお呼び挙げして、永代経法名軸の前で読経及び焼香をしています。

午後4時頃にて永代経法要は終了。

以前はこの布教使の先生の説法が終わりましたら、永代経法要は終了でした。

しかし現在では納骨堂ができており、布教終了後に納骨堂への案内をし、お参りの方がいれば集団での読経を行っています。

今年は15名程度の方が最後まで残ってくださいました。

参詣者が解散した後、総代世話人会。

総代世話人会の準備

総代世話人会とは、宗教法人を取得している寺院の代表役員である住職、および役員である総代と世話人を交えた会合(懇親会)のことです。

この場でお寺の運営管理などを食事をしながら話し合います。

この会合が5時30分ごろには大体終わりますかね。

総代・世話人が帰りますと、参列者が全員帰られたことになります。

最後にお寺の人間による後片付け。

遠足は家に帰るまでと言われることもある様に、仏事法要もお飾り(荘厳)を片付けるまでが法座です。

平生(へいぜい)時、すなわち通常時のお飾りに戻す必要があります。

日常のお参りと、法要のお参りのメリハリをきちんとつけることで、仏さん参りの気持ちに緩みを持たせないのです。

すぐに仏旗・高札を降ろし、お仏飯や果物などのお供え物を下げ、打敷を破壇し、火の後始末、雨戸の確認などなどをします。

これらすべてを終え普段通りのお飾りができて、ようやく今日の春季永代経法要が終了いたしました。終わったのは午後8時過ぎになりました。

打敷の破壇(はだん)については以前の記事でも紹介していますので、そちらもよろしければどうぞ見てください。

その他の写真。

本堂縁から見た庭

本堂縁から見た庭2

今年は冬の間の庭木の剪定を頑張ったため、比較的整った庭で法座を迎えられました。写真は本堂の縁から見た苔庭です。

御本尊のお飾り

御本尊のお飾り2

外陣から見た内陣の様子です。煌びやかな打敷やお飾りをすることで荘厳な雰囲気になっています。
この内陣に入れるのは基本的にお坊さんだけです。

参詣者靴と本堂縁

法中用玄関

左側が本堂縁の参拝者のお参り状況。
右側が法中用(出勤するお坊さん)の玄関。

読経時の参拝席様子

本堂読経の様子

 写真は読経時の本堂内の参拝者と法中の様子です。

 

さいごに。法要の感想。

お参りの人数が少ない!!

この想いが常にあります。どのお寺の僧侶も同じ想いでしょう。

上で紹介した写真を見てお参りの人数が多く感じますか、少なく感じますか。

一見すると多そうに見えますが、法要に最後まで参列している人は30名程度です。

法要開始前にやって来る人はお仏飯米や懇志を預けるとすぐに帰ってしまい、読経開始時にはすでにいません。せっかくお寺での荘厳な法要を体験できますし、滅多に聴くことができない本山布教使の説法を聴聞できるので、ぜひともお寺のご法座に最後まで参列していただきたいものです。

なぜ帰っていくのでしょうね。

とにかくもったいない。残念です。とにかく残念です。

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