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ミョウショウジザクラに実が付いた。種を蒔いたらどうなるのだろうか

投稿日:2017年5月8日 更新日:

こんばんは。 僧侶のかっけいです。

自坊円龍寺にはまだまだ小さい樹ながらもミョウショウジザクラ(明正寺桜・涅槃桜)が3月には毎年綺麗な花を咲かしています。

ミョウショウジサクラ

平成29年3月11日頃の開花始めの涅槃桜

桜というのは一般的に自家不和合性なので、他の種類の桜の花粉と接触しないと実をつけません。

しかし今年はなぜかミョウショウジサクラに実が一粒だけなっています。

ビックリしています。


ミョウショウジザクラの桜ん坊。

ミョウショウジサクラの実

ノギスで精確に大きさを測定したわけではないのですが、おおよそ直径15mmでした。サクランボで言えばSサイズに相当しています。

あんまり大きくないミョウショウジザクラの樹ですから桜ん坊ができているのはこの一粒だけでした。

なんで実が付いたのかなあ?

冒頭で言った通り桜って基本的に自家不和合成なんですよね。自分の花粉では受粉せずに実がならないんですよね。

でもそれは一般的な観賞用のソメイヨシノや食用の甘果桜桃(かんかおうとう)・酸果桜桃(さんかおうとう)に当てはまることで、中には一本だけで実をつける自家結実性の桜もあるんですよね。

それは暖地桜桃(中国桜桃ともシナミザクラとも)言われている桜です。

ミョウショウジサクラとはカンザクラ(寒桜)とシナミザクラ(支那実桜)の交雑種と考えられていてるので、私の推測ではシナミザクラの血があるミョウショウジザクラには自家結実性があるのではないかと思っています。

でもひょっとしたら他家受粉かもしれない。

自家不和合成のため地面に落ちる桜ん坊

じつはお寺にあるミョウショウジザクラは毎年実をつけています。

しかしそのほとんどすべてが上の写真のように実が大きくならず、赤く染まる前に落果します。

これは推測ですが、おそらく受粉が不十分だったからだと思います。

今年も一粒を残して実が全て落ちています。

この残った一粒だけが例外的に自家受粉できたとも考えにくいんですよね。

ですのでひょっとしたらこの春の3月中頃に咲いていたミョウショウジザクラが、虫か蜂によって媒介されて、同じ3月に咲く別の桜の花粉と交雑した可能性も捨てきれません。


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さいごに。種はあるのだろうか。発芽するのだろうか。

たった一粒しかないこの貴重な桜ん坊は種を蒔いてみたいです。

実が付いたのが今年が初めてなので、この果実の中に立派な種があるかもわかりません。ひょっとしたら不稔性かもしれないので発芽しないかもしれません。

サクラの種は採種後、冷蔵庫で保管して秋冬に蒔くそうなので、まだまだ先のことになりそうです。

うまくいけば新しいオリジナルの涅槃桜になるかもしれないので楽しみです。

まあ発芽すればの話ですし、仮に芽が出ても花が咲くのには10年くらいは気長に待たなくてはならないでしょうが。ただ夢がありますね。

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