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年賀はがき当選番号をお寺も利用したら面白そう

僧侶のかっけいです。

2019年用の年賀はがき(年賀状)1人当たりの枚数は平均19枚だそうです。発行枚数も25億枚を下回ったようです。

年賀はがきの郵便料金も52円から62円に値上がりしたからでしょうか、発行枚数が2018年と比べて5億枚ほど減り、減少率は17%と史上最高の減り具合です。(ただし売上高は140億円近く伸びています)

僧侶の立場上、年賀はがきを送る人が多く、自坊では200枚ほど投函しました。

年賀はがきは年賀のお知らせだけでなく、「お年玉付き年賀はがき」は後日、日本郵便の抽選日があり、何が当たるかワクワクする楽しみがあります。(下二桁しか当たったことがありませんが)

毎年魅力的な賞品が発表される「お年玉付年賀はがき」。何が当たるかワクワクしながら抽選日を待つのは、新年の楽しみのひとつです。(2019年の抽選は1月20日だけでなく、新元号を記念して4月20日にも二回目の抽選がありますよ)

この「お年玉付」というアイデアは非常に面白い発想だと感じます。一部の企業が利用しているように、お寺もお年玉付き年賀はがきを利用したら面白いと思います。

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正月にお寺独自の当選番号を掲載すること

お年玉付き年賀はがき(年賀状)

自坊のお寺は浄土真宗なので、吉凶を占う「おみくじ」というのはありません。

正月三が日に初参りに来られた人たちは、本堂にお参りしお焼香をし、墓地や納骨壇に手を合わして帰ります。

浄土真宗というのは参った回数を重要視していませんし、御朱印のような記念品をお渡しすることもそんなにありません。

しかし新年のお参りは「年賀」の意味もあります。ただのお参りではなく、昨年を振り返りつつまた新たな年を迎えられたお喜びのお参りです。

小さい子供と家族そろってお参りする事もあるでしょう。何かお寺に来て楽しみに思えることがあっても良いのかもしれません。

そこで「お年玉付き年賀はがき」を利用してもいいのではないでしょうか。

寺独自に当選番号を決め、当選者がいれば寺が用意した記念品をお渡しする。

なおこれは吉凶を占う「みくじ」ではなく、遊戯的な性格をもった「福引き」です。真宗的におかしい試みとはいえないでしょう。

どうでしょうか。正月本堂に年賀はがきの当選番号が掲載されていたとします。ちょっとは新年お寺に行くのが楽しみになるのではないでしょうか。

問題点。いつまでするのか。景品は何にするのかなど

本当は2019年の今年、自坊のお寺で独自の年賀はがき当選番号を掲載したかったのですが、いろいろ問題があって間に合いませんでした。

問題点

  • どこまでの範囲の人に当たり番号とするのか
  • いつの期間まで記念品(景品)を渡すのか
  • 当たりくじの本数や確率はどう調整するのか
  • そもそも記念品(景品)は何が相応しいのか

地方の一寺院ですので、年末年始にお寺に来られる人は現状50名程度です。

門信徒だけでなく、地元の人も来られます。さらには都会から帰省した人やその親族もいます。

お正月は普段見慣れない人もお参りに来るんですね。

門信徒や地元の人であれば顔も知っているので、記念品をお渡ししやすいのですが、仮にですが当選番号だけが独り歩きして広まり、お参りではなくただ物の受け取りだけに来た人の場合、渡さないといけないのかという問題です。

あくまで新年のお喜びのお参りにプラスして、お寺へきた楽しみアップをはかりたいのが私の思いです。記念品は参拝のおまけです。

そして記念品の内容も問題です。

お年玉ですので、なるべく実用的なものが相応しいように感じます。そして頂いて嬉しいものです。

今のアイデアは2000円~4000円程度の数珠(念珠)を考えています。しかし当選者の範囲や確率を考えないと、お寺の負担が大きく、毎年続けることができなくなるでしょう。

下3桁の当選くじを3種類用意する案もありますが、外れが多くなり、そもそも当たりを期待しないかもしれません。下2桁の当選くじをつくり、法要で使う華葩(けは)をお渡ししてもいいのですが、実用性がないので嬉しくないですよね。きっと。

なかなか悩みどころが多く、2019年の今年は間に合いませんでした。

(企業のように、割引セールのような特典だとしやすいのですが、お寺ではそういうわけにはいかないからね)


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さいごに。お寺に行くことが楽しみと思えるようにするには

お寺では年に3回ほど大きな法要があります。

春秋の彼岸頃に永代経法要、報恩講法要です。お寺によってはお盆法要や施餓鬼法要、夏法座、花まつり(お釈迦さま降誕会)・成道会・涅槃会なども開かれるでしょう。

お寺に行くチャンスは多いのですが、実際には若い世代のお参りは非常に少ないのです。観光寺院や祈願寺を除いて。

年末年始のお参りは、小さい子供を含めた若い世代の人もお寺にお参りにくる数少ない機会です。

お寺が福引を用意するというのは、当たる当たらないという運試しをしてほしいのではありません。

そうではなく、郵便はがきを持ってお寺に行けばひょっとすると、何か楽しいイベントに出あえるかも・得した気分になるかもと思ってほしいのです。

年賀はがきは新年を祝う言葉をもって挨拶をしたお手紙です。お寺に直接年賀のお礼参りをしただ帰るのではなく、何かお寺に行くことを楽しみと思えるようになれば私は嬉しいです。そのために皆様がまだ多くやり取りしているお年玉付き年賀はがきを利用したいなあと考えているのです。