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旅行参加者が少ないのは、主催者側の想像力不足か

投稿日:2018年4月15日 更新日:

こんばんは。 僧侶のかっけいです。

今年はおよそ15年ぶりに自坊の円龍寺主催の門信徒旅行を計画してみました。

しかし反省すべき点でしょうか、想定していたよりもやや少ない応募人数です。

今回の内容は旅行計画から案内、そして募集告知を経験した過程を通して、なぜ旅行の参加者が少なかったのかを振り返ってみます。

(ちなみにこの記事を書いているときはまだ応募は締め切っていません)

私の思い込みが失敗の一因。

今回の旅行は最低催行人数を25名に設定しました。

この数字には理由がありまして、5年前の親鸞聖人の750回忌法要の本山参拝の時には円龍寺単独で30名以上の旅行参加者がいたからです。(この時は複数のお寺と合同の旅行でした)

今回は特別な法要はなかったのですが、そもそもの旅行動機がご門徒の一部から『久しぶりに檀那寺主催の本山参拝旅行(団体参拝)をしたいなあ』とお願いされたので、私も『よし、それなら計画して行こう!』と奮い立ったのです。

檀那寺主催の本山旅行をしたい人が多い。

そんな思い込みがあったのが私の失敗理由だったのだろう。

旅行に参加できない理由を聞いてみた。

旅行の案内状を告知した後、旅行に参加希望の人は比較的早いタイミングで応募の返事がありました。

一方で旅行に参加してくれるだろうと期待していた人からの返事がなく、不安になった私はお参りの際に旅行の参加不参加について尋ねてみました。

その結果、ほとんどの人が今回は参加できないとのことでしたが、その理由はいくつかのパターンに分類されました。

  1. 忙しくて参加できない。
  2. 一泊二日の旅行はできない。
  3. 知り合いが行けないので、行かない。
  4. シングルタイプの部屋は無理。

一番多い不参加理由は、忙しいとのことでした。

田んぼでお米を作っているご門徒が多いため、やはり育苗・田植え・水管理時期の5月下旬は二日間のことでも参加しにくかったのかもしれません。

また一泊二日の旅行は持病により、体力的に厳しいという返答もありました。

もちろんこれらのことは想像していたのですが、思いのほか不参加の理由に挙げられていたので驚きました。

今後の旅行計画にどのように活かせばいいのか。

今回の旅のテーマは「京都本山興正寺参拝+京都世界遺産を巡拝」でした。

京都というのは非常に観光客の多い地域です。

その京都の韓国客の人数が比較的落ち着くのが、1月中旬~2月いっぱい、5月下旬~6月いっぱいと言われています。

1月2月の冬の京都は非常に寒くお年寄りには辛いこと、また年によっては積雪が酷いこともあり旅が困難になることも予想され、選択肢から除外しました。

5月下旬は京都三大祭りの葵祭が終わった後で観光客が減り、また6月の梅雨前ということもありベストシーズンだと判断し、5月下旬を旅行日と決めました。

しかし参加できない人の声を聞きますと『4月下旬の方が良い』の意見がそれなりにありました。

また京都までは片道4時間かかりますので、往復8時間、「朝7時に出発~昼前に京都到着~2ヶ寺参拝~夜8時に戻ってくる」はお年寄りにとって負担が大きいと思ったので、一泊二日の計画にしました。

しかし実際には『日帰りの方が良かった』『日帰りなら参加した』という声もありました。

お寺としても日帰りの方が楽ではあります。

それは宿を用意しなくても済むからです。京都旅行の費用がかさむのは、バス移動の交通費と宿泊費で半分を占めるからです。

今回の旅計画ではシングルタイプの部屋のみを用意しました。たとえ夫婦でも部屋は別です。

これはその種類のホテルしか見つけられなかったからです。

昔の旅行は知らない人同士でも6人以上の大部屋で寝られたのですが、今のご時世、知らない人と一つの部屋で泊まることができない人がほとんどです。

30名程度の旅行グループが宿泊できるホテルを探すのは大変であり。もしも日帰り旅行で宿を見つけなくてもいいのであれば、主催者側も楽になります。

まとめると、次回の旅行計画では次の案を念頭に置いておきます。

  • 4月下旬の田植え前の日取りをする。
  • 日帰り旅行にする。

日帰り旅行だと参ることができる世界遺産の場所は減るでしょうが、一方で旅行費用も抑えられて負担も減るでしょう。

旅行というのは親睦を深めるため。

旅行にも色々な種類があります。

個人旅行・家族旅行・社員旅行・研修旅行・団体グループ旅行・地域旅行などなど様々です。

「旅行は好きだけれども、○○旅行には参加したくない」という人もいるでしょう。自分一人や気の知れた友人との旅なら行くが、誰かに気をつかう旅行は嫌だという理由もあるでしょう。

しかしお寺が主催した旅プランというのは、ツアー会社が用意した既存の旅とは異なり、普段とは違ったポイントで寺社仏閣を観光できる利点があります。

また本山を参拝することや歴史ある寺社仏閣に参ることを通して、より深くお寺とのご縁をいただけるやもしれません。

今回私どもが用意した旅もまさにそうです。

ご門徒さんに喜んでいただけるような旅行を用意したつもりです。むしろお寺が赤字になる旅です。

主催したお寺側としては、参加してくれるご門徒さんの門徒同士の交流やお寺参りへの意識が高まることを期待していました。

また生涯に一度は本山の場所や伽藍をこの目で見て、自分たちが手を合わしている仏様や仏法や宗派に対して理解を持っていただきたい思いもありました。

旅行への参加は強制されるものではありませんが、貴重なご縁ですので是非都合をつけて参加していただきたかった。

しかしこのことが、主催者側の想像と不参加者の意識のすれ違いなのかもしれません。

さいごに。

今回の旅行は予定よりも参加者が少なかったです。

来年は不参加の人の意見・旅行参加者の感想を聞き、日帰り旅行にするなど、今年想像力が足りていなかった点を改善した旅行プランを用意してみたいです。

旅行主催者は少しでもいい旅にしようと計画するのですが、不十分な点があったようです。

今年は京都旅行があるという告知が遅かったのも、旅行参加者が少なかった理由かもしれません。

久しぶりの旅行は想像力不足・調査不足が目立ちます。どのように旅行計画を立てれば参加者が増えるのか。それが今後の課題です。

7/1記事下profと案内,6月15日より



釋克啓プロフィール写真80px サイト運営者の釋克啓(かっけい)です。
香川生まれ,香川育ち,香川大学出身。
香川県にある円龍寺の若坊である28歳。
現丸亀市仏教会理事

法要/行事の案内

 ・8月1日2日 (水・木) 10時~ 郡家興正寺別院 夏法座
 ・8月15日 (水) 午後2時~ 自坊円龍寺 納骨者追悼法要

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