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匿名のお手紙への返事。お寺の管理が問われている事で。

投稿日:2017年4月21日 更新日:

こんばんは。 円龍寺若坊のかっけいです。

春のお彼岸の終わりごろに当院円龍寺に匿名のハガキが届きました。

内容を確認しますと、円龍寺のお寺に対する意見書でした。

送り主名も郵便番号も連絡先も何も記されておらず、返事のお手紙ができませんので、若坊の私がここで返事をさしていただきます。


どのようなことを意見しているのか。

匿名のハガキではあるのですが、個人情報の観点から写真や内容を原文のままでは掲載せずに、私なりに要点をまとめました。

  1. 掃除が行き届いていない。入り口に埃がたまっている。
  2. お参りの人の献花が枯れかけている。造花にしたらどうか。
  3. 靴ベラを置いてほしい。

補足としてこのお手紙を書いた人は円龍寺にお骨を預けている人(の親族)だそうで、お彼岸の頃に円龍寺の納骨堂にお参りしたそうです。円龍寺では檀家さんのお骨のみをお預かりするお堂があります。

円龍寺の各種対応。

納骨堂の入り口に埃がたまっていたそうなので、直ちに掃除をしました。
屋外に面していますので、埃がたまりやすい状態になっており、ガラスもだいぶ汚れていました。

お供えされているお花の中で特に萎れているお花は下げさしていただきました。
ただ極力献花されているお花はそのままお飾りしています。

靴ベラについてはまだ検討中です。
用意するにしてもどのような形にするか決まっていません。

お寺側にも言いたいことがあります。

お手紙の内容は正直なことを言いますと、的を射ていないといいますか、お寺の実情を知らずに述べられいるような気がします。

ちょうど今年の冬・春は円龍寺では外の掃除を重点的にしていました。境内の庭木の剪定や枝葉・草の掃き集めなど時間があればコツコツとしていました。お寺に定期的に来られている方ならご存知でしょう。

このお手紙を書かれた方はお寺がいつでも綺麗な状態であるのが当然だと思っていらっしゃるのですか。

一部のお寺のように奉仕団といいますか、ご門徒さんたちのボランティアがあれば何とかなるでしょうが、そうではありません。
人を雇えば良いと思えば良いと考えるかもしれませんが、末寺ではお寺の維持がギリギリです。ましてや円龍寺の納骨堂の維持管理費は相当に低く設定しています。
申し訳ありませんが、常にお寺が整った状態にするのは無理だと思ってください。

また枯れそうなお花をみて造花を提案されていますが、造花にしますと仏教ではなくなります。

確かに造花だといつでも綺麗な状態のお飾りかもしれません。

しかし美しく咲く花もやがては枯れていく花の中に人生をなぞらえていき、お花の上げ下げをしていぐ中で故人を偲び仏さまのお世話をしていくのです。

皆さまもお墓参りする時に手ぶらでいきますか。

行かないでしょう。

最低限お花を持っていきますよね。円龍寺の納骨堂は納骨者ならどなたでも自由にお参りできるようになっています。それこそお墓のような感覚で来ていただけるように。

ちょうど三月の時期はまだ暖かくなる前でした。お花の傷みも毎日少しずつでした。綺麗なお花だけでなく、枯れていくお花も立派なお飾りです。そして献花された方のこころが込められているお花です。

いつ下げるのかは判断が難しい所ですが、少々枯れかけているのをみてお寺が管理を怠っているとは思わないでほしいです。

そんなわけで造花をお飾りすることは現状考えていません。

ご了承ください。

それと靴ベラの件ですが、どうしても必要であれば各個人が携帯すればよろしいのではないでしょうか。こちらも配慮が足りていなかったのか、まさか靴ベラが無いと言われるとは思っていなかったので面食らっている所であります。

デザイン・価格・機能性なども含めて現状考慮している所です。


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さいごに。

お寺というのは色々なお参りの人が来られます。

毎日毎週のように頻繁に来られる方もいれば、年に数回の人、何十年も来ない人、ふらっと来られる人など様々です。

お参りの方の思いもそれぞれ違っているでしょうが、お寺というのはいつでも誰でも参詣できるように準備しておくべきものです。

人によってはイメージしているお寺の様子と違っている人もいるでしょうが、お参りをする中で仏法を感じ取っていただけたら幸いです。

一部のお寺では日が昇っているときでも常に山門を閉めている寺院もあります。非常に残念です。
山門を潜ることで仏教の世界に出あっていくのですから。門を潜るときは一礼をもって通りましょうね。
誰でも気兼ねなくお参りできるお寺でありたいものです。

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