僧侶のかっけいです。
このサイトは浄土真宗(真宗興正派)の28歳のお坊さんがこそこそと運営しています。
自坊のホームページという面だけでなく、浄土真宗や仏教に関する事を中心にブログ更新をしています。まもなくサイトをはじめてから2年、グーグルアドセンスという広告配信サービスを利用するようになってから9か月がたとうとしてます。
今ではインターネットで調べ物をすることが当たり前になっているのですが、一方でネット上に表示される広告は嫌われる傾向があるようです。
広告があるとやっぱりウットウシクてウザく感じますか?
訪問者に不快に思われない広告の貼り方について私の思うことを書いていきます。
75%の人がネット広告を不快に感じた
株式会社イーライフは2018年に「ネット上の個人情報と広告についてのアンケート」を実施し、ネット利用者の消費者意識を調査しました。『GDPRによる消費者意識の変化とデジタルマーケティングの展望』がその調査結果です。(←PDFファイル)
この調査結果PDFの26~30ページと42~48ページがネット上の広告に関することです。
調査結果をいくらか紹介します。
- 75.1%が「ネットに出てくる広告に対して不快になった」
- 不快になった内、75.5%が「不快に思った広告の商品・サービスを購入・利用したくないと思った」
- 67.8%が「意図せず、ネット広告をクリックしたことがある」
- 意図しないクリックの内、73.5%が「不快に感じた」
- 19.4%の人が「ネット広告で印象がよかった、または役立った広告だった」
この調査結果によると、非常に多くの人がネット上の広告が嫌いであり、また誤ってクリックしてしまったことがあることが分かります。
また広告の掲載によってよい経験があったのはわずか20%しかないことが分かります。後の8割の人にとっては広告は「ウザイ」「邪魔だ」と感じているのでしょう。
当ブログの広告掲載状況
当ブログの広告掲載については専用のページにて説明しています。が、ここでも紹介します。
パソコン(デスクトップ)版・モバイル版のどちらも共通して、記事上と記事下に「リンクユニット広告」と「関連コンテンツ広告」を配置しています。

リンクユニット広告の表示例
リンクユニット広告は記事内容からキーワードをチョイスしている文字の広告です。この広告スタイルの良いところはこれ自体は広告ではなく、クリックした先で実際の広告を見ることです。ですので誤ってクリックすることがかなり減るので、サイト訪問者も不快な思いをしないんじゃないかなあ。
関連コンテンツ広告は、記事本文の内容に関係する自サイトの別ページと広告を混ぜて表示するので、訪問者は自分の目で選んで興味のあるコンテンツをクリックできます。
なるべくユーザーの利便性を損なわない・不快に感じない広告スタイルと配置にしているつもりです。
ただちょっと収益性が悪いので、画面の広いパソコンでは最後の段落の上に広告を一つだけ設置しています。
嫌われる広告はサイトを隠す広告
さきほどのイーライフの調査結果によると、ネット広告を不快になった理由の第一が「見たいものに重なるなど、表示の位置」だったそうです。73%の人がそのように感じたそうです。
情報を知りたい・読みたいと思ってせっかく来てくれたのに、文章を隠すように広告が現れたり、スクロールするたびに広告が表示されたら、そりゃイライラしますよね。間違ってクリックしてしまうともう怒ってしまいますよね。
他にもこんな広告スタイルは嫌われます。
- スクロールするたびに浮き上がる広告
- ふいに音が出て自動再生する動画広告
- 閉じるまで時間制限がある広告
- ページをスクロールしても画面端についてくる広告
- 点滅したりフラッシュのきつい広告
- 画面の半分程度を占める広告サイズ
逆に言えばこれらの広告の設置を避ければ、サイト訪問者はそれほど広告に不快な思いをしないかもしれません(好きになるとは言っていない)。
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不快にならない広告の設置はどうすればよいのだろうか
私のサイトはグーグルアドセンスの広告配信サービスを利用しています。
比較的グーグルはユーザーの利便性を損なわない広告スタイルを提案してくれます。例えば記事になじみやすいネイティブ広告のことです。
しかし最近はグーグルアドセンスも自動広告と呼ばれる、広告を自動的に大量に掲載するちょっと評判の悪い広告システムを出しています。
とりあえず単純にサイトに載せる広告の量を減らせば、サイト訪問者は広告を目にする機会や誤ってクリックする回数も減らせることでしょう。これが一番簡単な解決策でしょう。
私のサイトでは記事本文には極力広告を載せていないので、誤クリックは少ないと思われます。しかし中には広告のようなものを見るだけでも不快に感じる人もいます。ですのでなるべく広告を見ることなく記事内容を読めるように、記事の上部には広告を設置せずに下の方に広告を集める手もあるでしょう。
「なるべく広告が目立たない・広告ばかりが強調されない」のが目標です。
広告の数が少なくても、訪問者の中には広告に興味があればクリックしてくれることもあるので、できるだけサイト本文中への広告を減らすことが不快感の減ったウザくない解決策になるのではないだろうか。
(まあ、訪問者にとって一番いいのは広告ゼロのサイトでしょうが。でもサイトの運営にはお金がかかるのよ)