ブログに書く内容が定まらない状況をどうするか

ブログを初めて20か月目になる僧侶のかっけいです。

定期的にブログを読んでくださる人は気が付いているでしょうが、ここ2ヶ月ほど更新頻度が落ちています。最初のころはほとんど毎日のように書いていたのですが、今では2・3日に一記事です。

なぜこのような事態になっているかというと、書くのに飽きたとか、書くことがないからではありません。

結論を述べると、ブログに来ている人が何を読みたい・知りたいのかが私が把握できていないことが原因です。

ブログ20か月目にして感じた「ブログの方向性」について書いていきます。

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私のブログに来る読み手の層

冒頭言いましたように私はお坊さんです。もっと具体的に言えば、香川県に住む浄土真宗の28歳と若手の僧侶です。

ブログの内容は雑記ブログに分類されるように、一つのテーマに縛られずに書かれていますが、メインとなるのは仏教のことであったり、お坊さんの私が感じたことや日常経験したことを書いています。

寺院がホームページを持つのは珍しくなりつつありますが、僧侶一個人がブログとしてこまめに情報発信することはまだまだ少ないように感じます。

ですので私のブログは、仏教や僧侶に関心がある一部の人からの需要はあるのかもしれません。

私のブログは35歳~44歳の人生の転換期のアラフォー世代が一番閲覧数が多いです。一方で20歳前後の年齢層からは閲覧数が非常に少ないです。

単純に考えますと、文字ばかりで図や写真を控えている私のブログは若者受けしにくい内容なのかもしれません。が、実際にはそう単純な話ではないようです。

閲覧数の多い投稿記事をみますと次のような傾向があります。

  1. 植物の扱いに関すること-ソテツの剪定・コガネムシ被害・ブルーベリーに鶏糞
  2. 法事・作法に関することー仏壇の飾り方・赤いロウソク・年忌の日にち
  3. 日常に関することー100円で茶香炉・コンポストの使い方
  4. 仏教に関することー観音菩薩の性別・真宗と浄土真宗

大雑把ですが、お坊さんのブログにも関わらずソテツの選定方法やブルーベリーの施肥についての記事がよく読まれています。一方で法事や仏教に関することも記事数の割にはそれほど読まれていません。

お坊さんが感じたこと(日記)にいたっては、そもそも検索すらもされていません。

ブログの方向性に悩む理由

私がブログを初めた理由にもなりますが、仏教に縁の薄い人に対してお坊さん自身が発信した情報を見てほしいという私の思いがあります。

インターネットを見てみますと様々な仏教や宗教の解説・紹介記事があります。しかしそれはお坊さんから見れば非常に怪しい・偏った情報のこともあります。例えば浄土真宗一つ挙げてみても、伝統教団は10派もありそれぞれが微妙に異なっています。しかしインターネット上では一緒くたに説明していることもあります。また僧侶かどうかも分からない人が体験談のように書いていることもあります。

私がブログをはじめたころは「お坊さんってこんな人なんですよ」・「こんなこともしているですよ」ということを伝えたくて更新頻度も多かったのですが、実際には検索するキーワードに挙がらないのか、閲覧されないのですね。

私は多くの人にアクセスしてほしいからブログを書いているのではなく、お坊さん自身の言葉を見てほしいという気持ちで書いているので、アクセス数が少ないのはいいのです。

しかし問題はブログを更新するのにあたり、読者がこのブログに何を求めているのかが分からないことです。

雑記ブログですので自由な内容で更新していけばいいのでしょうが、一方で私のブログは8人に1人がリピータとして訪れています。しかしリピーターからメールなどのアクションもないので、何を期待してアクセスしてくれているのかが分からないのです。

私が書きたいお坊さんが感じたこと(日記系)についてはやはり無反応です。

私が書きたいこととブログに来た人が読みたいことに乖離が生じているのではないだろうか。そのずれが、私がブログを書こうとしたときに筆が止まる原因となってしまうのです。


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ブログを続けたいなら読者を無視するべきか

私は集客ブログを目指しているのではなく、砂漠の中をさまよいたまたまたどり着いたブログを目指しているので、特定の人物に挙げた内容を書くことを少ないです。

と言いながらも、現実には読まれる記事・読まれない記事がはっきりしており、需要のあるテーマ・無いテーマというのが書く前から自ずと感づいてしまいます。

読み手の期待に応えたいのであればペルソナ設定をしっかりしてターゲットを決めるのでしょうが、それだとブログを続けることに対して義務的に感じてしまうおそれがあります。

書くネタ書きたいことはまだまだあります。しかし定期的に訪れる読み手のことを思うと、これは望まれていないんだろうなあと止まってしまいます。いっそのこと特定のテーマに絞った特化型のブログにすればよかったとも思ったりもします。

さてとりとめもないことを書き綴りました。現在、ブログに書く内容の方向性が定まっていません。いっそのこと読み手のことを忘れて好き勝手なことを書いてもいいのかもしれません。または一ヶ月ほど更新するのをやめて、気持ちの整理をしてもいかもしれない。

一番有難いことは、アクセスしてくれた人が「こんなことを知りたい・書いてほしい」とメールしてくれたり声を掛けてくれれば書きやすいのだが。

長く続けていると気持ちの面で書けなくなるんやね。いい経験になりました。

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