香川県円龍寺の僧侶のかっけいです。
私は「円龍寺かっけいブログ」の運営をしています。また毎週火曜日に音声配信を行っています。2019年秋より、「amazonほしい物リスト」を公開しました。
すると次のようなお問い合わせをいくらか頂きました。
おおむね評判の悪いお便りでした。
なぜお坊さんの私が、印象を悪くしてまでamazonほしい物リストを公開しているのか。その理由を説明します。
amazonほしい物リストとは、そもそも何?
amazonほしい物リストは、アメリカに本拠地を構えるインターネット通販サイト「Amazon」が手掛けるサービスです。
amazonほしい物リストは、「ウィッシュリスト」や「リスト」と呼ばれることもあります。
amazon公式サイト「ほしい物リスト」では次のようなメリットを紹介しています。
自分のほしい物(買いたい物)をお気に入り登録しておいて、リスト形式で管理・確認できる便利なサービスです。
ほしい物リストは寄付・支援に役立つ
近年、東日本大震災や熊本地震や千葉県豪雨などの被災地支援に、ほしい物リストが利用されています。
「ほしい物リスト」は、自分が欲しい物をリスト化する仕組みだが、一般に公開し誰でも閲覧することもできます。
アマゾンが「素晴らしいギフトを贈る」と紹介しているように、一般に公開されたほしい物リストは誰でも購入することができ、他人のためにプレゼントすることもできます。
ほしい物リストには、なぜ欲しいのかという理由や必要とする個数も書き込むことができるため、寄付・支援しやすい特徴があります。
寄付や寄進で護持されている寺社仏閣
神社に行くと、周囲に寄進者の石の玉垣がずらっと並んでいますよね。お寺も同様に、お堂の中や境内の目立つところに寄進者の名前が置かれていますね。(名前だけでなく、金額や物品、時期など細かく書くことも)
お寺は宗教活動をする場所です。そして皆さまの信仰の場所です。
そのお寺を護持できているのは、皆さまの支えがあるからです。
お寺への寄付はお金をイメージしやすいでしょうが、それだけではありません。
例えば「仏飯米」というのがあります。お米(毎日仏さまにお供えするご飯)の寄進のことです。詳しくは、お米の布施「御仏飯米袋」で説明しています。
他にも灯籠や釣鐘などなど、さまざまな寄付寄進が積み重なって、現在のお寺の形ができています。
寄付寄進(お供え)をしやすくする「ほしい物リスト」
正直言いますと、お寺の護持は、お坊さんがお参り(お勤め)していただくお布施によるものがほとんどです。
ですが時として、お寺に寄付寄進をしたいと直接の相談を受けることがあります。
寄付寄進をしたいという相談を受ける時というのは、数十万・数百万といったまとまった金額(高額な金額)やそれに匹敵する物(例:灯籠)であることが多いです。
お寺の人間からすれば、寄付寄進をしたいという申し出は大変ありがたいことです。
一方で、寄付寄進をすることに対して、「ハードルが高いものだ」と気おくれする人が多いのではないかと危惧しています。
たとえ100円1000円の寄付寄進でも、お寺にとっては大変ありがたいものです。
しかし少額の支援といっても、離れた場所にあるお寺に直接行ってするには大変であり、振り込むのにも手数料がかかってなかなか実行しにくいものです。
そこで私が提案するのが「amazonほしい物リスト」からの支援です。寺のほしい物リストは「お供えリスト」ともいえるでしょう。
お寺が使うものを支援・お供えできるほしい物リスト
お寺が使うもの・消耗品は何だろうか?
私のほしい物リストを後で確認してほしいのですが、お香・おロウソクに関するものを公開しています。金額も400円~2000円ほどとお手頃な値段でしょう。
お寺では毎日、仏前のお勤めをしています。その際に、お香やおロウソクをお供えします。
これらは消耗品であり、常には仏壇仏具店にて買い求めています。しかしそれらを直接支援されたらどんなに素晴らしいことだろうか。
また私は、段差が多いお寺で便利な「踏み台」や「消火器」などもほしい物リストに入れています。
お寺の宗教活動に役立つアイテムを広く伝えられること。そしてそのアイテムを直接支援できるのがほしい物リストだと私は考えます。
こんな思いを持つ人が気軽にお寺の支援をできるようにと、私はほしい物リスト(お供えリスト)を公開しています。
寄付したものの行方を気にすることもなく、寄付したものが何に使われるのかがはっきりとわかる、分かりやすさがメリットです。 送ったものは無駄にならず、お寺で必ず使われます。
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ほしい物リストを匿名で送る方法
ほしい物リストを公開していることが乞食っぽくて、不快に感じる人もいるでしょう。
一方で、 お寺の護持のために・宗教活動を支援するために、ちょっとしたものでも送ろうかなと思う人もいることでしょう。
しかし、欲しいものリストからアイテムを送る時に自分の個人情報がばれてしまうのではないかと、不安・抵抗をもつ人もいると思います。
でも心配しないでください。正しい手順を踏めば、匿名で送ることができます。
外部の記事ですが、次のサイトの説明がわかりやすいので参考にしてください。「Amazonほしい物リスト宛に名前&住所を匿名でプレゼントを送る方法(はうやしの雑記ブログ)」
大切なのはAmazonギフト券での支払いを選択することだけです。
円龍寺の護持支援をちょっとでもしたいと思った方は、私(かっけい)のほしい物リストをのぞいてみてください。
円龍寺がどんなお寺なのか、僧侶かっけいがどんな人物なのかを確認したい人は、以下のページにて紹介しています。
また円龍寺ではオンライン決済サービスを利用し、クレジットカードによる一日1.5円からのサポートも募集しています。下のボタンより、1.5円からのサポートをお願いしている私の思いを読んでいただけたら幸いです。