真宗興正派僧侶のかっけいです。興正派有志の僧侶たちが、浄土真宗の日常勤行である「正信偈(しょうしんげ)」を録音・公開しました。
正信偈のお勤め音声を紹介します。
youtubeにアップした正信偈(中拍子)
帰命無量寿如来 南無不可思議光
法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所
覩見諸仏浄土因 国土人天之善悪
建立無上殊勝願 超発希有大弘誓
五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方
普放無量無辺光 無碍無対光炎王
清浄歓喜智慧光 不断難思無称光
超日月光照塵刹 一切群生蒙光照
本願名号正定業 至心信楽願為因
成等覚証大涅槃 必至滅度願成就
如来所以興出世 唯説弥陀本願海
五濁悪時群生海 応信如来如実言
能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃
凡聖逆謗斉廻入 如衆水入海一味
摂取心光常照護 已能雖破無明闇
貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天
譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇
獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣
一切善悪凡夫人 聞信如来弘誓願
仏言広大勝解者 是人名分陀利華
弥陀仏本願念仏 邪見憍慢悪衆生
信楽受持甚以難 難中之難無過斯
印度西天之論家 中夏日域之高僧
顕大聖興世正意 明如来本誓応機
釈迦如来楞伽山 為衆告命南天竺
龍樹大士出於世 悉能摧破有無見
宣説大乗無上法 証歓喜地生安楽
顕示難行陸路苦 信楽易行水道楽
憶念弥陀仏本願 自然即時入必定
唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩
天親菩薩造論説 帰命無碍光如来
依修多羅顕真実 光闡横超大誓願
広由本願力廻向 為度群生彰一心
帰入功徳大宝海 必獲入大会衆数
得至蓮華蔵世界 即証真如法性身
遊煩悩林現神通 入生死薗示応化
本師曇鸞梁天子 常向鸞処菩薩礼
三蔵流支授浄教 梵焼仙経帰楽邦
天親菩薩論註解 報土因果顕誓願
往還廻向由他力 正定之因唯信心
惑染凡夫信心発 証知生死即涅槃
必至無量光明土 諸有衆生皆普化
道綽決聖道難証 唯明浄土可通入
万善自力貶勤修 円満徳号勧専称
三不三信誨慇懃 像末法滅同悲引
一生造悪値弘誓 至安養界証妙果
善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
光明名号顕因縁 開入本願大智海
行者正受金剛心 慶喜一念相応後
与韋提等獲三忍 即証法性之常楽
源信広開一代教 偏帰安養勧一切
専雑執心判浅深 報化二土正弁立
極重悪人唯称仏 我亦在彼摂取中
煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我
本師源空明仏教 憐愍善悪凡夫人
真宗教証興片州 選択本願弘悪世
還来生死輪転家 決以疑情為所止
速入寂静無為楽 必以信心為能入
弘経大士宗師等 拯済無辺極濁悪
道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説
きみょうむりょうじゅにょらーい
なもふかしぎこうー
ほうぞうぼさいんにじー
ざいせじざいおうぶっしょー
とけんしょぶつしょうどいーん
こくどにんでんしぜんまーく
こんりゅうむじょうしゅしょうがーん
ちょうほっけーうだーいぐぜーい
ごこうしゆいししょうじゅー
じゅうせいみょうしょうもんじっぽうー
ふほうむりょうむへんこうー
むげむたいこうえんのうー
しょうじょうかんぎちえこうー
ふだんなんじむしょうこうー
ちょうにちがっこうしょうじんせーつ
いっさいぐんじょうむこうしょう
ほんがんみょうごうしょうじょうごうー
ししんしんぎょうがんにいーん
じょうとうがくしょうだいねはーん
ひっしめつどがんじょうじゅー
にょらいしょーいこうしゅっせー
ゆいせつみだほんがんかーい
ごじょくあくじぐんじょうかーい
おうしんにょらいにょじつごーん
のうほついちねんきあいしーん
ふだんぼんのうとくねはーん
ぼんじょうぎゃくほうさいえにゅう
にょしゅしいにゅうかいいちみー
せっしゅしんこうじょうしょうごー
いのうすいはむみょうあーん
とんないしんぞうしうんむー
じょうふしんじつしんじんてーん
ひにょにっこうふうんむー
うんむしげみょうむあーん
ぎゃくしんけんきょうだいきょうきー
そくおうちょうぜつごあくしゅー
いっさいぜんまくぼんぶにーん
もんしんにょらいぐぜいがーん
ぶつごんこうだいしょうげしゃー
ぜにんみょうふんだりけ
みだぶつほんがんねんぶーつ
じゃけんきょうまんなくしゅじょう
しんぎょうじゅじじんになーん
なんちゅうしなんむかしー
いんどさいてんしろんげー
ちゅうかーじちいきしこうそうー
けんだいしょうこうせしょういー
みょうにょらいほんぜいおうきー
しゃかにょらいりょうがせーん
いーしゅーごうーみょうなんてんじーく
りゅうじゅだいじしゅっとせー
しつのうざいはうむけーん
せんぜつだいじょうむじょうほうー
しょうかんぎぢしょうあんらーく
けんじなんぎょうろくろくー
しんぎょういぎょうしいどうらーく
おくねんみだぶつほんがーん
じねんそーくじーにゅうひつじょう
ゆいのうじょうしょうにょらいごうー
おうほうだいひぐぜいおーん
てんじんぼさぞうろんせーつ
きみょうむげこうにょらーい
えしゅたらけんしんじーつ
こうせんおうちょうだいせいがーん
こうーゆほんがんりきえこうー
いどぐんじょうしょういっしーん
きにゅうくどくだいほうかーい
ひつぎゃくにゅうだいえしゅじゅー
とーくしれんげぞうせかーい
そくしょうしんにょほっしょうしーん
ゆうぼんのうりんげんじんづうー
にゅうしょうじおんじおうげー
ほんじどんらんりょうてんしー
じょうこうらんしょぼさらーい
さんぞうるしじゅじょうきょう
ぼんじょうせんぎょうきらくほうー
てんじんぼさろんちゅうげー
ほうどいんがけんせいがーん
おうげんえこうゆたりーき
しょうじょうしいんゆいしんじーん
わくぜんぼんぶしんじんぽーつ
しょうちしょうじそくねはーん
ひっしむりょうこうみょうどー
しょーうしゅじょうかいふけー
どうしゃくけっしょうどうなんしょう
ゆいみょうじょうどかつうにゅう
まんぜんじりきへんごんしゅー
えんまんとくごうかんせんしょう
さーんぷさんしんけおんごーん
ぞうまつほうめつどうーひいーん
いっしょうぞうあくちぐぜーい
しあんにょうがいしょうみょうかー
ぜんどうどくみょうぶっしょういー
こうあいじょうさんよぎゃくあーく
こうみょうみょうごうけんいんねーん
かいにゅうほんがんだいちかーい
ぎょうじゃしょうじゅこんごうしーん
きょうきいちねんそうおうごー
よーいだいとうぎゃくさんにーん
そくしょうほっしょうしじょうらーく
げんしんこうかいいちだいきょう
へんきあんにょうかんいっさーい
せんぞうしゅうしんはんせんじーん
ほうけにどしょうべんりゅう
ごくじゅうあくにんゆいしょうぶーつ
がやくざーいひせっしゅちゅう
ぼんのうしょうげんすいふけーん
だーいひむけんじょうしょうがー
ほんしげんくうみょうぶっきょう
れんみんぜんまくぼんぶにーん
しんしゅうきょうしょうこうへしゅう
せんじゃくほんがんぐあくせー
げんらいしょうじりんでんげー
けっちぎじょういしょーしー
そくにゅうじゃくじょうむいらーく
ひっちしんじんいのうーにゅう
ぐきょうだいじしゅうしとうー
じょうさいむへんごくじょくあーく
どうぞくじしゅぐどうーしーん
ゆいかしんしこうそうせーつ
- 協力:真宗興正派西讃教区声讃会の有志僧侶ら
- 撮影場所:郡家興正寺別院の本堂
- 制作:真宗興正派西讃教務所
- 撮影日:2018年5月,youtube公開日:2019年1月17日
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正信偈のyoutube音声はお勤めの補助
浄土真宗では仏前での勤行に、宗祖親鸞聖人が書かれた「正信偈」がよく拝読されます。
正信偈はお釈迦さまが説かれたお経ではありませんが、浄土真宗ではもっとも親しみのあるお勤めになっています。節回しはちがえど、浄土真宗各派では正信偈が読まれています。
今回、真宗興正派の有志僧侶らが集まり、正信偈を録音しyoutubeにて公開しました。
この音源は日常の正信偈のお勤めの参考(補助)となるように作りました。本山の音源CD(真宗興正派勤式指導研究所)よりも、やや早く読経しています。これはリアルな日常のお勤め速度に合わせたためです。
動画には正信偈全文と和訳が載っています。画面を見ながらお勤めの練習をしていただいてもいいですし、本山興正寺が出版しているご門徒向け経本の「同朋聖典」または「礼拝聖典」をお持ちして拝読してください。
正信偈と念仏・和讃は、ともに念仏伝来の諸仏高僧らの徳をたたえ、阿弥陀仏への帰依信順をすすめているお勤めです。
お正信偈の音をただ流すのではなく、僧侶・家族らとともに読経し、口から出てくるお念仏を大切にしてください。このお正信偈のyoutube動画は、あくまでもお勤めの補助練習を目的に作られています。これからもますますお念仏を口にしてください。
日常の短いおつとめに「重誓偈」
正信偈は短いですが10分ほどかかります。時間が無い時は、「重誓偈」を読むのもいいでしょう。
重誓偈(じゅうせいげ)は『仏説無量寿経』の中にある阿弥陀仏の誓いです。
正信偈の840文字と比べて、重誓偈は220文字と短く。般若心経(262文字)を読まない浄土真宗では、重誓偈を日常のお勤めに読みます。
重誓偈の読経を録音しました
リンク先では、重誓偈の現代語訳ものせました。