円龍寺若坊のかっけいです。
先日11月21日~28日に本山興正寺では、宗祖親鸞聖人のご命日法要(報恩講法要)が阿弥陀堂にて内勤めされました。
6月の大阪北部地震、夏の度重なる台風の被害により本山のお堂は被害を受けましたが、何とか法要を勤めたようです。
報恩講とは真宗門徒にとって一年の中でもっとも大切な仏事とされ、宗祖親鸞聖人のご命日の法要です。宗祖親鸞聖人の教えに遇い、自らの依りどころを教えてくださったご恩に報謝し、教えを聞信して、ともに念仏申す身となっていくご縁となります。
自坊円龍寺でもまもなく報恩講が営まれます。自坊円龍寺の報恩講法要についてお知らせします。
平成30年度御正忌報恩講法要の日時と布教のご案内
1.日時 12月12日(水)午後2時より法要開始
1.進行 午後2時~法中による読経
2時半頃より布教
中休みを一度挟み4時頃終了予定
1.場所 円龍寺本堂にて
住所 香川県丸亀市金倉町372番地の1
1.布教 千葉 憲文師(本山布教使)
1.その他 庫裏座敷にて、お斎(おとき)進呈
今年度の報恩講法要の布教使も、昨年の報恩講法要に引き続いて千葉憲文師にお願いしています。3年続けての報恩講ご法話です。
ハッキリと穏やかに、そしてにこやかに話す様子は参拝者から大変好評でした。また年齢も40代と若く、ときおりお子さんと面白いたとえ話を交えて布教されるお姿は、初めてお参りされた人からも親しみやすかったのではないでしょうか。
また報恩講法要では庫裏お座敷にてお斎(おとき)のお食事が用意されています。讃岐うどんとおにぎりの軽食ですが、お寺にお参りに来られた方はぜひ召し上がってください。
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お寺の報恩講にぜひお参りください
報恩講は浄土真宗の門信徒にとって最も大切な仏事です。
しかし現実にはそう思われていないように感じます。
春秋の永代経法要や彼岸会と比べて、とてもお参りされる人が少ないからです。
「お坊さんが11月12月に家のお仏壇にて報恩講参りしたからもう十分」と思っている人もいるやもしれません。
しかしできればお寺での報恩講法要にも参列していただきたいのが私の思いです。
というのもお寺での報恩講法要とは、人々が一つの場所に寄り合い、仏様に手を合わし、お斎をいただき、読経・聞法をともにふれあいながらする場としての役割があると思うからです。
報恩講とはただ宗祖を偲ぶためでも、一年の締めくくりのお勤めでもありません。
南無阿弥陀仏のみ教えに出あっている私たちが、宗祖や仏祖高僧らの御恩に感謝しつつ、同じ仲間として人生を歩んでいる気づきのご縁(日)となると思うのです。
皆さまお誘いあわせの上、ご参詣お焼香くださいませ。