中津万象園の海望亭に行ってきた

4.0

香川丸亀市金倉に住むかっけいです。

丸亀市中津町(下金倉)には中津万象園と呼ぶ見事な大名庭園があります。中津万象園には丸亀美術館や懐風亭もあります。

中津万象園、海望亭の入り口

2017年4月にリニューアルオープンしたお食事処『懐風亭(かいふうてい)』は有名でしょうが、同年4月16日にオープンした『海望亭(かいぼうてい)』は地元でも知らない人が多いのではないでしょうか。

中津万象園の庭園内にある海望亭

庭園を散策した時に寄ってきました。海望亭(うちわの里)がどのような建物だったのか紹介します。

中津万象園とは

丸亀京極2代藩主貴豊が元禄元年(1688)9月当時の下金倉村の海辺の中州に築造した別館であり、現在はお茶所の観潮楼と母屋を残しているほか、修復した魚楽亭がある。面積564アールで栗林公園とともに県下の大名園である。

園内の案内板の説明より
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海望亭は庭園内にある休憩所+丸亀うちわの展示場

中津万象園「海望亭」の入り口外観
海望亭(うちわの里)の入り口外観

海望亭は誰でも利用できる休憩ラウンジ、そして丸亀うちわの展示場でした。

海望亭は万象園内にあるので入園料が必要です。でも海望亭の建物は無料で入館できます。

まめ情報

中津万象園では「おさんぽ倶楽部」の会員を募集しています。開園前の早朝の中津万象園を散策できるサービスです。おさんぽ倶楽部の人は、午前7時30分から午前8時30分も海望亭を利用できます。

中津万象園内の海望亭の場所
海望亭の位置

海望亭の場所は庭園に入って道なりに進み、陶器館(常設・無料)の続きに位置しています。

建物入り口の右側には白鳥がデザインされた、非常に珍しい白鳥観音像(聖観音菩薩)が建てられています。

中津万象園にある白鳥観音。作者は名鷲岳了(僧侶)

建物1階は『うちわの里』と名づけられており、丸亀市の特産である丸亀うちわの歴史や文化や作品を展示しています。

丸亀市は「丸亀うちわ」が伝統的工芸品です。丸亀のうちわは全国のうちわの90%シェアをほこります。詳しくは『丸亀うちわホームページ』よりご確認ください。

建物1階『うちわの里』は撮影禁止です。

中津万象園の海望亭2階の写真
海望亭の2階

建物2階が休憩所『海望亭』です。中にはテーブルと椅子が設けられており、南北の風景が見られます。2階には無料のWi-Fiサービスと本棚と飲み物の自動販売機が設置されています。ただし飲食物の持ち込みは禁止されています。


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海望亭・うちわの里を利用した感想

良かったところ
  • 新しい建物だったので綺麗
  • 館内の自動販売機は緑茶30円と安い。ほとんどが80円の飲み物で、一番高くても100円だった
  • 無料Wi-Fiが使えるのは良かった。トイレもあるのでゆったりと過ごせる
  • 1階の丸亀うちわの展示・解説が充実しており、ぜひ立ち寄るべき
イマイチなところ
南側の窓から見える庭園
海望亭の窓から見た庭園
  • 窓からの眺めはいまいち
    海側はコンテナやクレーンが見える。庭園側は松の木がごちゃごちゃした印象
  • 無料で読める本棚があったが、内容はかなり偏りがあった。少なくとも子供向けではない
  • 休憩場所の2階に上がるには階段を使わないといけない。エレベーターは無い

中津万象園は一周およそ1㎞と散策しやすい庭園ですが、左回り右回り・各島回りと時間をかけてじっくりと楽しむことができます。

海望亭は庭園散策の休憩場所としてオープンしたが、歩き疲れた人やお年寄りとっては、2階に上るのはしんどいことだろう。

海望亭そのものは静かな空間であり、無料Wi-Fiも使えリラックスできる空間なのだが、2階に行くのが面倒と感じる人もいるような気がします。1階のうちわの展示は非常に見どころがあり、これ目当てに入っても良い。英語の説明はなかったと思うが、それでも万象園に来た外国人や県外の人は見る価値あるだろう。

率直な感想は「海望亭の建物自体はよかった(特に1階の丸亀うちわ展示)が、2階に上がるには階段しかないので、休憩目的で利用するお年寄りは少ないだろうなあ」といった印象です。

中津万象園の見どころを紹介した記事も書きました。よろしければ『中津万象園。栗林公園だけじゃない香川の観光地』もご覧ください。旧正月に万象園内の三社詣りをした記事も書きました。

公式ホームページはこちら『中津万象園・丸亀美術館』、庭園の料金やアクセス情報などが充実しています。

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