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お寺の法要って何をしているのかを紹介

投稿日:2018年4月5日 更新日:

こんばんは。 真宗僧侶のかっけいです。

先日、自坊円龍寺で春の永代経法要がありました。

春の3月・4月ごろは浄土真宗寺院では永代経法要が各地域で営まれています。

檀那寺のお坊さんとお付き合いがあれば、定期的に法要案内のお手紙が届くこともあるでしょう。

でも一体お寺でどんなことをしているのか分からない人もいるでしょう。(心配せずに気軽にお参りしていただければいいのですが)

ということで今回は先日、自坊で勤められました法要の様子を紹介します。

イメージとしては年忌法事の規模が大きくなった感じかな。


お寺が法要日より前にしていること。

法要を案内する看板。山門に掲示

お寺で大きな法要がある時は、門信徒に案内状が送られます。

自坊では総代世話人さんの助けもあり、門信徒にお手紙を郵便受けや手渡しで届けていただいてます。

それと同時にお寺の門前にも法要の案内を掲示します。

上の写真は自坊の案内様子です。こんな感じでお参りを呼びかけているんですね。

法要に備えてお寺掃除。

後はお寺の掃除ですね。

皆さんも家で年忌法事をする時は玄関やお座敷の掃除をしますよね。もちろん仏間も。

気持ちよくお参りしていただくためにお寺も落ち葉を拾ったり、雑巾がけや椅子並べなどの用意をしています。

Tomorrow's Buddhist memorial service preparation in my temple.

また仏様をおまつりしている内陣(ないじん)という空間のお飾りをします。

打敷(うちしき)と呼ばれる布をかけたり、お花を豪華にし、果物や餅などのお供えをします。

法要日当日は何をしているのか。

法要日の朝は二つすることがあります。

  1. 梵鐘を撞き鳴らすこと。
  2. 仏旗を掲げること。

法要当日に梵鐘を鳴らす

梵鐘(ぼんしょう)とは大晦日夜の除夜の鐘をイメージしそうですが、実はあの鐘のメインには法要を告げる役割があります。

浄土真宗では集会鐘(しゅうえしょう)とも呼ばれています。

自坊円龍寺では、朝の8時前に鐘を数回鳴らして「今日法要がありますよ」と伝えています。

また法要開始時刻の1時間前にも再度撞き鳴らします。この鐘の音で、「ああ。そろそろ始まるんだなあ」と分かるのです。

お寺の法要に旗を掲げる。

そしてお寺では法要当日に仏旗(ぶっき)という旗を掲げます。

仏旗は仏教旗とも呼ばれ、仏教を象徴する旗として、全世界の仏教徒共通のシンボルとなる旗です。仏教行事がある場合は世界共通で掲げられます。

詳しくはこちらで書きました『お寺で法要がある日の目印は何?仏旗と垂れ幕に注目を

お参りの人は法要開始前と法要中は何をしているのか。

浄土真宗の永代経法要とは、そのお寺が永代に渡って維持できるようにお参りの人が懇志(こんし)というのを付けていきます。

先祖の縁があって今私がお参りできているのですから、後の人にも仏法が伝えられるようにお金を納めるのですね。

ちなみに金額には決まりがなく、だいたい千円~3千円が一般的かな。

自坊では昔から御仏飯米袋(おぶっぱんまいぶくろ)というのもお願いしており、仏様にお供えするお米のお布施もお願いしています。

お寺に参る人達

お寺にお参りに来た人は帳場・受付に行き懇志をつけ、またお寺にお参りに来たのですから必ずお焼香をしていきましょう。

できれば読経が始まるまで残っていただき、法要に参加していただきたいです。

お寺で聴聞している参拝者

自坊では午後2時からお参りに来られた法中ら(お坊さん達)がお飾りした内陣に入り、読経をします。

お参りに来られた人は読経の間は仏様の金言であるお経文の声を聴いています。もちろんご一緒に口に出して唱えていただいてもOKです。

その読経の後は上の写真の様に、住職が短いお話をします。

写真を見ていただいたら分かりますように、最近のお寺は椅子を用意していることが多いです。

また服装も着物やスーツを着て凛とお参りに来られる人もいますが、多くの人は普段着で楽な格好です。

気負いせずに楽にお参りして下さって大丈夫です。

布教使の先生による本堂法話

30分程度の読経・10分程度の住職法話の後には、お招きした布教使の先生による本堂法話があります。

法話の時間は自坊では途中休憩ありで、4時頃には終了します。

2時~4時の間が法要時間ですが、この間ずっと拘束されているのではなく、途中からお参りしていただいてもいいですし、急用ができれば途中退席していただいてもOkです。

お寺にお参りに行くご縁を大切にしていただきたいので、手を合わすだけ、ちょっとだけでもいいので来ていただければ幸いです。

自坊では法話の中休み(途中休憩)の時に別に永代経懇志を付けていた方を対象に読経をしています。

また4時の法要終了後に納骨者を対象に読経をしています。そこはお寺によってまちまちです。

とりあえず流れとしては次のような感じです。

  • 法要開始の30分前頃からお参りする気持ちで。早いと待ち時間が長いよ。
  • 服装は気負わない程度でOKです。もちろんきちっとした姿の方がいいですが。
  • お寺に着き、門や本堂に入る時には一礼をする。
  • そして帳場に懇志(布施・志)をする。正面に行き焼香もする。
  • 用事があるのなら帰ってもいいですが、できれば読経や法話も聞いてほしい。
  • 途中退席や途中参加はできます。
  • 法話が終わるととりあえずお開き。自坊では納骨者対象にお勤めをする。

法要後、お寺の人は何をしているのか。

法要のあとは、後片付けです。

お仏飯やお供物をお下げしたり、打敷をたたみ丁寧に保管します。

仏事法事の飾り・打敷

これも一般家庭での法事と同じですよね。

仏事法事が終わりますと速やかにお片づけをします。できればその日のうちにです。

仏事法要の後片付け。

法中用の経机もしまいますし、白布を金箔などの汚れてはいけない所などにかけておきます。

平常の状態に戻していきます。いつまでも何日も法要時のお飾りのままではないんですね。


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さいごに。お寺のお参りって簡単でしょう。

どうかな。そんなに難しそうではないでしょう。お寺にお参りするの。

一人でお参りする必要はないですよ。

心配であればお知り合いと一緒にお参りに来ていただいてもいいですし、よろしければ家族そろってお参りください。

お寺の法要、特に浄土真宗のお寺での法要とはご仏縁を頂く場です。

ですのでできるだけお参りに来ていただきたい所です。

忙しいから・面倒だから・自分にはまだ関係ないだろうからと考えてらっしゃるかもしれませんが、煩わしいと思っている現代であるからこそお寺にお参りし、仏様のお話を聞いていただきたい。

故人を偲び仏様のお話を聞く機会は現代では減りつつあります。

だからこそお寺が案内している法要に参加し、ちょっと立ち止まり仏教が私たちにどんな大切なことを伝えようとしているのかに気が付いてほしいです。

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