空海ゆかりの善通寺にもっとも近い弘法水の場所

香川の僧侶かっけいです。

先日、第2回のかっけいラジオ『満濃池と空海お大師さん』を配信しました。その中で、次のような話をしました。

四国各地・全国各地を歩いた空海(おだいしさん)は、旅の中で、おだいしさんのおかげで水が湧き出たとかの伝説が多く残っています。

今回は、空海が生まれた善通寺のお寺から、最も近い場所であろう弘法水の場所を紹介します。(なお、私が勝手に思っているだけで、ひょっとするともっと近い場所もあるやもしれません)

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弘法水(こうぼうみず)とは

弘法水(こうぼうみず)〘名〙

弘法大師が諸国を巡行したとき、杖を突き立てたところにできたという井戸や泉。また、その一連の説話。弘法清水。

精選版 日本国語大辞典より

弘法大師のおかげで湧きでた水のことを「弘法水」と一般的に言いますが、他にも「弘法清水」、「弘法の井戸」、「大師の水」、「杖つきの水」などとも呼ばれています。

弘法とは

弘法(こうぼう)とは、空海の大師号で、921年に醍醐天皇より贈られた名。

弘法大師御杖の井戸の場所

今回紹介する弘法水は、空海が生まれ建立した善通寺の南大門から、800メートルほど南南東に直進した位置にあります。

御杖の井戸(おんつえのいど)」と名付けられています。

  • おおよその場所:香川県善通寺市善通寺町2332
  • おおよその北緯東経:34°13’07.5″N 133°46’52.4″E
  • 近くの建物:自衛隊官舎・市立善通寺保育所・北向八幡宮
  • 経路:南大門正面の通り(ゆうゆうロード)を直進。信号は1つで車で3分。
善通寺にもっとも近い弘法水の場所。御杖の井戸から善通寺南大門への道を見た光景。善通寺の五重の塔がはっきり見える。
御杖の井戸から善通寺南大門への道を見た光景

御杖の井戸からは、善通寺の五重の塔がはっきり見えます。


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御杖の井戸の建物

この場所には「御杖の井戸を囲ったお堂」と「大師堂」と「地蔵堂」の3つがあります。

善通寺のお寺に近い弘法水。御杖の井戸。
手前の建物内に御杖の井戸がある

御杖の井戸

善通寺にある弘法大師御杖の井戸の写真
弘法大師御杖の井戸の様子

弘法水(御杖の井戸)は蓋で閉められています。お地蔵さんがおまつりされています。

大師堂(道興大師)

真ん中の建物が大師堂で、道興大師が正面に安置されています。

実慧(道興大師)をおまつりしているお堂(善通寺)

日本には大師号を賜った人は25名いますが、そのうち5名が香川県出身です。

  • 空海(弘法大師)
  • 実慧(道興大師)
  • 真雅(法光大師)
  • 円珍(智証大師)
  • 聖宝(理源大師)

道興大師は空海の弟子とされる人物で、1774年の後桃園天皇ときに大師号を賜る。由来は分かりませんが、このお堂には道興大師聖霊がおまつりされています。

ちなみに香炉は、大きな口をあけた顔のデザインになっています。奇妙ですね。

顔面をデザインした奇妙な香炉
顔面のデザインをした香炉

奥の地蔵堂には、お地蔵さんがおまつりされています。

以上で、空海が生まれた善通寺のお寺から最も近い場所であろう弘法水の場所を紹介しました。へんろ道から外れますが、76番札所の金蔵寺に行く前に寄ってみてはどうでしょうか。

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