水辺に潜む黄色いミミズのような生き物。メダカへの害はあるのか

こんばんは。 かっけいです。

先日メダカを飼育している天水桶のヘドロを掻き出す掃除をしました。

天水桶に雨水が貯まる

水も入れ替わり、水質もかなり良くなっていると思います。

さぞメダカも住みよい環境になったと思うのですが、ここ一週間で三度ほど黄色いミミズのような生き物が観察されます。

見た目が気持ち悪くミミズとも違っているようなので、どのような生き物なのか調べてみました。

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観察されたミミズのような生き物の写真

水面ギリギリのミミズのような生き物

見えにくいですが写真中央よりやや上側の水面上の壁にへばりついています。

遠目から見ますと黄色いミミズのようにも見えます。

コウガイビル(ミミズみたい)

しかし近づいてみますと、ミミズとは少し違っているようです。
頭のところが扇形の特徴的な形をしているからね。

調べてみますと「コウガイビル」という生き物だそうです。

コウガイビルってどんな生き物

コウガイビルの基本情報

  • 門:扁形(へんけい)動物門
  • 目:ウズムシ目(三岐腸目)
  • 属:コウガイビル属
  • 雌雄同体
  • 体長は10~30センチメートル
  • 幅は1センチメートル未満、厚みは数ミリメートル
  • 名前に「ビル」があるが、ヒルとは別種

扁形(へんけい)とは平たい・平らな形という意味です。

横から見たコウガイビル

横から見たコウガイビル。確かに薄くて平べったそうに見える。

名前の一部の「コウガイ」とは昔の女性の髪飾りである笄に頭部の形を見立てたものだそうです。つまり頭部は半月形です。

また「ビル」とあり、吸血性があるヒルと混同しそうですがこちらは環形動物門に属しています。(環形動物門にはミミズが属しています)
一方でコウガイビルは扁形動物門ウズムシ目ですので、プラナリアの仲間です。

ヒルとはまったく別種の生き物です。

メダカには害があるのかな。

コウガイビルは主に陸上で生活しているが乾燥に弱いので、湿った土壌や石の下や朽ち木の中などにおり夜間に湿った所を徘徊するそうです。
また肉食性で、ミミズ・ナメクジ・カタツムリなどを捕食するそうです。

メダカは水中で生活していますし、メダカはそもそも食べないようです。

ですのでメダカの近くにいても害はないそうです。

ちなみに私は素手にコウガイビルを乗せてみましたが、ヌメヌメしているだけで血を吸われたり痺れも無かったです。粘着性もなく手のひらを返すだけで落ちました。

見た目が気持ち悪く不快害虫になりそうですが、ミミズに慣れている私には大したことはありませんでした。
切ってもどんどん分裂して増えていくそうなので、駆除するならどこか遠くに運んで行った方がいいでしょうね。

さいごに

多くの場合は水辺の壁や植木鉢の下などの湿気ているところにいるのですが、ときどき水底に沈んでいます。

どうやって呼吸しているのか気になりますが、一日経つとどこかに姿を消しています。

私はナメクジが大嫌いですから私にとってはコウガイビルは益虫かもしれません。


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参考サイト

ウィキペディアに掲載されている黄色いコウガイビルは外来種の「オオミスジコウガイビル」であり、今回私が撮影したコウガイビルとは違うようです。
我が家のコウガイビルは長さ20センチメートルくらいですし、背中に特徴的な線が入っていません。
オオミスジコウガイビルは長さ1メートルもなる個体もいるそうなので、我が家のはかわいいもんですね。

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