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お寺に掲げられている高札ってなんだろうね。円龍寺の場合は

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こんばんは。 僧侶のかっけいです。

自坊の春季永代経法要が目前となりました。

当院円龍寺ではお寺での法要案内をA4サイズの紙に印字して、お寺の人間が直接ご門徒さん宅のポストに投函したり、総代・世話人がいる地域ではご門徒さんに配布をお願いしています。

この案内状を配るのは法要日のおよそ1週間~2週間前程度前に行なっています。

この配布時期と同じころにお寺では高札(こうさつ)という板を掲げています。


円龍寺の高札(こうさつ)

円龍寺の高札(こうさつ)

これが円龍寺で法要の案内を告げる高札(こうさつ)です。

ちょっと皆さんがイメージしている高札とは異なっているかもしれません。

例えば高札とはこんな感じでしょう。

丸亀城の後継桜基準木

香川県丸亀城にて

高野槙高札

徳島県四国霊場二十三番札所の薬王寺にて

一般的な高札とはこのように木の板に墨書きされており、ささやかな雨避けのような三角形状の屋根と地面に突き刺す用の棒があります。

それと比べると円龍寺のは高札って言えるの?と思われるかもしれません。

しかし高札と読んでいるには理由があります。

高札ってなんだろう。

高札というのは古くから存在しており、普通は人の通りが多い道中で掲示されていたものです。一般的には幕府や役人が民衆にお知らせする案内板だったものです。

そして高札とは木の板に墨書きされているように、かなりの間掲示したままの物でした。

ただ現在では国やお役所は高札なんてほぼ利用しないですよね。インターネットなどの便利な情報伝達技術が発達していますからね。

今でも高札を使っているのは主に寺社仏閣ですね。

使用目的はやはり法要・行事の案内が一番の理由です。

円龍寺の高札がこのような姿であるのはなぜ。

円龍寺の高札は写真のように地面に刺すような棒もありませんし、白紙の和紙に墨書きをしています。

これでも私たちは高札と呼んでいます。

実はこの和紙は何重にもなっていまして、法要の度に上に重ねるようにどんどん更新しているのです。そして大元には木の板が使われています。

この便利なところは法要の度に新しく高札用の板を用意しなくていいことです。紙を新しく貼り重ねていくことでまた新しく文字が書けます。エコですね。

屋根がない高札ですが、掲示している所はお寺の山門なのでそもそも雨を気にしなくても大丈夫です。

そして何よりも地面から持ち上げて高いところに掲示しています。目に付きやすくするために。

だからこれは高札なのです。

木の板よりも案外真っ白な和紙の方が遠くからでも目立つようになっています。

 

さいごに。高札の要or不要。

円龍寺ではこの掲示板を高札(こうさつ)と呼んでいます。

それは昔から続けてられていることでもありますし、やはりご門徒さんへの周知としての役割が果たされているからでしょう。

お寺では法要の案内を掲示しないところもありますし、中には丁寧に法要の度に木の板から立派な高札を作られているところもあります。

不要OR必要は時代によって変化していくでしょうが、現状ではこの円龍寺の高札が掛かっていないと法要の雰囲気にならないそうですし、まだ高札を掛けないんですかと逆にお寺の方に連絡される方もいます。まだまだ高札が必要な時代です。

お寺の高札とは法要を告げるために使われており、私のところのお寺でも明日の春季永代経法要が勤修されましたら、その日のうちに撤収します。役目を終えますので。また次の法要のために大切に保管しておきます。

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