僧侶のかっけいです。
お坊さんのお仕事のひとつに、お寺の清掃があります。
5月以降になりますと草もよく伸びてきますので、参拝者が見苦しく感じないように定期的に草刈りをする必要があります。
私のお寺では、草刈り機を使って、伸びた草を刈り取ります。
草刈りは私の仕事なのですが、アレルギー体質の私はほぼ必ずくしゃみが止まらなくなります。するとお参りに出かけるのが大変になるんですね。
今回は、アレルギー性鼻炎に悩むお坊さんの話です。
ちなみに以前も「お坊さんにとって花粉症とは非常につらいこと」という記事で、くしゃみ・花粉症になりやすいことを書きました。
草刈りによるアレルギー性鼻炎の発症
アレルギー性鼻炎といえば、スギ花粉の花粉症が有名でしょう。でも実際は、いろんな植物の花粉や土埃からも発症します。
参考サイトに、JA佐久浅間のアレルギー性鼻炎「アレルギー性鼻炎の原因と治療はどんなものがありますか」の質問回答をリンクします。
私は子供のころから、花粉症になりやすい体質でした。頻繁にくしゃみをしていたので、皮膚科にいきますと腕に6種類くらいの液を垂らす検査をしました。
ほぼすべてに反応が出ていたようで、アレルギーに弱かったんでしょうね。
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アレルギー性鼻炎になるとお勤めにならない
さて、大人になった私ですが、今でもアレルギー体質なのか、花粉症になりやすいです。
杉花粉だけでなく、小麦の花が咲くときもそうですし、麦刈り稲刈りの時など、油断すると一年中花粉症になる可能性があります。
私はお坊さんなので、花粉や埃が飛散しているところにわざわざ出向く必要がないので、注意していれば花粉症になることはありません。しかしお寺の草刈りのときは別です。
お寺の草刈りは私の仕事なので、ほぼ間違いなくアレルギー性鼻炎になります。
するとどうなるでしょうか。
- 目のかゆみや涙
- くしゃみ
- 透明な液体の鼻水
などと、翌日にはアレルギー性鼻炎の症状がでて、お勤めにならなくなります。
30分ほどの読経時間でも、くしゃみでお勤めの声が止まりますし、定期的に鼻をかんだりしないと鼻水が垂れてしまいます。
アレルギー性鼻炎になると、お勤めがままならなくなるのが大きな悩みです。
お坊さんに限らず、鼻水やくしゃみが止まらなくなると、困る職種の人は多いのではないでしょうか。例えば学校の先生といった、多くの人が集まる場所で声を出す人は。
お坊さんもお参りに行って声を出しますので、鼻水やくしゃみというのは困りものです。
一週間もすれば治るのですが、そのころには草も伸び始めているので、そのうち草刈りをしなければなりません。
なかなかアレルギー性鼻炎というのは厄介なものです。お坊さんの悩み種です。