こんばんは。 かっけいです。
5月になりますと家庭菜園をしている人は忙しくなりますね。
夏野菜の植え時はまさに今で、ナスやトマト、キュウリやスイカなどの苗はこの5月のゴールデンウィーク頃が気温が高くなるので失敗も少なくなり適期ですね。
私もこのゴールデンウィークにナスとトマトの苗を植え終わったので、今度は今からでも蒔ける夏野菜の種まきをしていきます。
今日は外の風が強かったので室内でマメ科のインゲンと枝豆の種まきをしました。
なぜ枝豆・インゲンをポット蒔きにしたのか。
これは私の持論ですが、できることなら野菜は大体なんでも畑に直接蒔く直播(じかまき)が一番良いと感じています。家庭菜園の場合は。
やっぱり種から伸びた根がポットの中という限られた空間でしか張れないのとは違って、畑に直接蒔くと種から伸びた根が土の奥まで自分の力でどこまでも伸びてくれると思います。
それにポットから畑にするときに根を傷める恐れもありますし、ポットの土と畑の土は用土の構成が違うのも気になります。移植栽培は根にダメージを与えるので生育が悪くなる可能性があります。
ですので私はできることなら畑に直接蒔くのが良いと考えています。
でも私は今回インゲンと枝豆をポットに蒔きました。
それは今までの苦い経験が2点あるからです。
- 1つは種まきをしても草に負けてしまうこと。
- もう1つは種が鳥やモグラに荒らされること。
簡単に言うと直播だと失敗してしまうからです。
私の畑は草の量が凄まじく特にスギナとカヤツリグサには毎年手こずっています。
丁寧に雑草を除いたつもりでも野菜の種が発芽するまでに新たに雑草が伸びて種の発芽を邪魔してきますし、発芽直後の野菜の幼苗を覆ってしまいます。
鳥や雑草は資材によってある程度抑えることができるのですが、直播では播種面積が広いため余分な費用が結構必要になってしまいます。
ポット育苗だと雑草に負けることも動物にやられる心配もなくなるので、直播で何度も失敗しているインゲンと枝豆は今回はポットに蒔きました。
今年蒔いたインゲンと枝豆の品種。
インゲンは今年はつるなし種にしました。品種はタキイ種苗の「モロッコ」です。
毎年つるあり種を育てているのですが、生育期間が長く畑を長い事占有してしまうことや支柱・ネットを立てるのが億劫なので今年は省力できるつるなしに挑戦します。
品種がモロッコなのは私が美味しいと感じているからです。
モロッコはつるありもなしもそれほど味に違いがない様に感じますので。
枝豆は今年はアサヒ農園育成の早生黒豆の「黒太郎」です。
枝豆には白毛・茶豆・黒豆などいろいろと風味もコクも大きさも生育期間も異なっている目移りする品種が多いのですが、個人的に黒豆の食味が美味しいので毎年黒豆から適当に品種を選んで育てています。
毎年失敗が多いので今年は生育日数80日程度の早生品種から選びました。
同じく早生種のタキイ種苗の快豆黒頭巾も考えましたが種袋の値段が高かったので、安かったアサヒ農園育成にしました。
種まき方法。
私は野菜の種まきや育苗、鉢物果樹の土には自宅コンポストの土を使っているのですが、マメ科野菜とは相性が良くないので、マメ科の種まきにはその都度土を購入しています。
ただし買うのは非常に安い土です。上の写真の土は10リットルで税込み101円でした。ほぼ100円の非常に安い土ですが、これで十分だと思います。
やっすい土は植物が十分に育たないからおすすめされないそうですが、種まきから20日程度したら畑に移植するので問題はないでしょう。
3号ポットに土を入れて3センチくらい余裕を作ります。
そこにインゲン豆の種を1ポットに4粒ずつ蒔きます。
もちろんインゲン豆のへそを下向きにして種を蒔きます。ここから根が発根するので。
ポットは家にあったものを洗って再利用です。
枝豆も同様に4粒ずつへそを下にして種を蒔きました。
この状態から土を3cmくらい足して手で軽く押さえてから水やりをしました。
覆土はだいたい種の2~3倍と言われています。厳密に考えなくても水やりした後で種が見えない程度に土を足したらOKですね。
後は鳥に食べられない所に置いて発芽・育苗をするだけです。
さいごに。
冬を越すソラマメやエンドウは割と育てやすいのですが、これから暖かくなる時期に育てるマメ科は鳥に狙われやすかったり草に負けたり種が腐ったりとなかなか種まきが難しい印象です。
ナスやトマトの苗植えが終わった今、ちょうど畑での作業が一段落したのでインゲンや枝豆の種まきをしました。
マメ科の野菜は連作が嫌うのが多いので毎年育てる場所を確保するのが大変です。まあそれに見合った美味しさが味わえるので、何とかして作りたいのですが。
落花生はここ何年も作っていないので、いつかは再チャレンジしてみたいです。
畑が夏には雑草に覆われてしまうので、なかなか手が出せない野菜です。
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【余談】充填時10リットルの土は3号ポット何個分?
ポットや鉢の大きさは号数によって決まっています。
3号ポットだとポット上辺の直径が9センチメートルとなっています。
標準的なポットに上辺1cmまで土を入れた時の土の量も大体目安があり、3号ポットの場合0.3リットルと言われています。
ですので単純に考えると充填時10リットルの土は3号ポット33個分だと思いそうなのですが、実際には作れるポットの数はもうちょっと少なくなります。
それは袋詰めにされた用土の量は充填時の量であって、水やりしたときの量や圧縮した量とは違うからです。
ポットに多めに土を注いだつもりでも水をやると結構土の量は減りますよね。
ですので袋詰め充填時10リットルの用土であっても、ポットや鉢に移して水やりをすると7~8割程度の量になると思ったほうがいいと思います。
袋詰め充填時10リットルの用土を3号ポットに移すと何個分かは、計算上33個分になるのですが、実際には8割程度のおよそ25個分になります。