こんばんは。 かっけいです。
今回の内容は、以前紹介した『収穫直後のポップコーンの種を調理して、ポップコーンを作ってみた』の続きになります。
前回の内容を簡潔にまとめます。
- 収穫直後のポップコーンの種では破裂しない。
- じっくり丁寧に加熱しても、成功率は1割。
- 基本通り乾燥しないとポップコーンは作れないことが分かった。
あれからおよそ10週間が経過しました。
これだけじっくり乾燥させますと、成功率100%だろうと期待していましたが、現実は違っていました。
今回はその内容です。
乾燥したポップコーンの種を用意。
今回は10週間という必要以上に長い期間の間、吊るしっぱなしにしていた。それは今年の秋10月が長雨であったからでもある。
正直なところ、収穫後のポップコーンの乾燥期間は2週間程度からと言われているので、今回の乾燥期間は長すぎです。
上の写真は10週間乾燥させたポップコーンだが、収穫直後・乾燥2週間のポップコーンと見た目に大きな差は感じられない。
強いて言うなら、若干色味がオレンジ色に濃くなった・粒同士の間隔に隙間が出てきたような気がする程度だろうか。
このポップコーンの芯に付いている種を取り外していった。
これが案外手間で、軍手をつけてみたり布巾で絞るようにしてみたり、フォークでひっかくようにとあれやこれやと試しましたが、結局は素手で一粒ずつ種を外していくのが早かった。
コツとしては指先で引っ掻くのではなく、指の腹で押さえながら引くのがやりやすかった。
今回はおよそ350粒(60cc)を用意した。
調理方法。ポップコーン破裂結果。
ポップコーンの作り方はどこにでもある普通の方法です。
- フライパンを用意して、油を敷く。
- 最初っからポップコーンの種を3粒だけ予め入れておく。
- 中火で加熱していき3粒の種が破裂すれば、残りの種をすべてフライパンに入れる。
- 蓋をして焦げ付かないように軽く揺する。
- 破裂音が弱まれば、過熱と揺するのをやめます。
収穫直後の種を加熱した時と違って、しっかり乾燥させたポップコーンの種は軽快に破裂音が響きました。
上の写真は調理後のポップコーンの様子です。
真っ白に破裂し、見た目も味も素晴らしい出来でした。
下にキッチンぺーバーは余分な油分や水気を取り除き、さっぱりとしたポップコーンにするために敷いています。
自家製ポップコーンの成功率はどうなった。
前回と比べて上手くいったかなあと思ったのですが、実は成功率が想像よりずっと悪かったです。
白く綺麗に破裂したポップコーンの陰には上の写真のような破裂せずに終わった種もまたあります。
写真を見ていただいたらわかりますように結構な数があります。
今回の成功率は350粒中、およそ250粒でした。
率にして7割が成功し、3割が破裂せずに終わりました。
収穫直後の成功率0%のポップコーンと比べて、7割も成功したことを思えば、十分満足のいく結果だと思うのですが。想像では100%の成功率になると思っていました。
ちょっと残念な結果です。
なぜ失敗したのか。
考えうる理由は一つです。
「油が少なかった」
フライパンの大きさに対して油が敷かれた量が少なく、ポップコーンの温度が上がりにくかったと推測されます。
すでに破裂したポップコーンが焦げないように早めに切り上げましたが、破裂しなかったポップコーンの種をみますと、まだ茶色の皮が残っており焦げている状態ではありません。
もしもフライパンに投入された種が浸るほどの適量の油があった場合、種にむらなく火が通り、破裂したことが考えられます。
出来上がったポップコーンの油気をとるためにキッチンペーパーを用意しましたが、それほど油分がありませんでした。油分を破裂したトウモロコシが吸い取ってしまっているんですね。
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さいごに。油を多く使わないと成功率が悪くなる。
ポップコーンの種を破裂させるためには油を多く使うことです。
すると種にむらなく火が通ります。
油を敷くことはポップコーンの成功率が高まるだけでなく、完成したポップコーンの味にも影響があります。
好みは人それぞれでしょうが、油を多く使ったポップコーンの方が美味しく感じる人が多いです。
私は今回、健康面を意識したので油を控えて作ってみました。それが裏目に出た結果になりました。(ポップコーンはトウモロコシのカロリーよりも油のカロリーの方が高いからね)
次回は油を多く使用してポップコーンを作ってみようと思います。
上手くいきますと乾燥するのをやめて種を芯から外し、瓶に乾燥材とともに入れて長期保管をする予定です。
出来立てのポップコーンは香り・風味が豊かですので、パクパク食べていきたいです。