家庭菜園はおすすめの趣味.#243

第243回目のラジオ配信。「家庭菜園」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオテーマ内容まとめ
  • 私の趣味は植物を育てること
  • 家庭菜園は自分なりの作り方ができる
  • その自由さが楽しさ面白さ
  • 家庭菜園は気軽にできる
  • 自分の畑にあった自分なりのやり方がある

かっけいの円龍寺ラジオ

これは香川県にいるお坊さん、私かっけいの音声配信です。

今回は、私の趣味のお話です。仏教とはまったく関係のないお話となります。

私は趣味をいろいろ持っています。中でも年中楽しんでいるのは、家庭菜園です。

畑でトマトだったりキュウリだったりニンジンなどとにかく色んな野菜を作ります。

他にも、葉牡丹やキクやカスミソウのような花を作ったり、ブルーベリーといった果樹も育てたりしています。

厳密に言えば、私の場合は、家庭菜園で食べるものを作るのが好きというよりも、植物を育てるのが好きです。

植物が育っていく様子、花が咲いたり、実ができたり枯れていく様子を見るのが好きです。仮に失敗したり、周りと比べて取れる量が少なくても、あまりがっかりしません。

そんなことを言うと、変な人と思われるかもしれませんが、それが私の趣味の形なので仕方のない所です。

でもそんな私なので、自分のやってみたい育て方で家庭菜園ができるのは本当に面白いですし楽しいです。

それで私が今日言いたいことは一つだけで、みなさんも家庭菜園をやってみてはどうでしょうかということです。

私が思う家庭菜園の良いところをほんのちょっと挙げますね。

まずは、安心安全な食べものが食べられることですね。

育て方は人それぞれですが、私の場合は、虫や草や病気予防のお薬はいっさい使いません。

お薬を使った方が作りやすく綺麗なものができますが、それだとお店で買ったのとあまり変わらないので、私は薬は使いません。

二つ目は、いろんな植物を育てられることです。

家庭菜園の良いところは、作る量は少なくていいこと、自分の家で食べる分だけでいいことです。

農家みたいに出荷するわけではないので、形が不ぞろいでもいいですし、毎日とれなくてもいいです。

それにいろんな種類の植物をたくさん育てられるのも楽しいですね。

最後3つ目は、自分の育ててみたいやり方ができることです。

農家のように営利目的で植物を育てている方は、品種の選び方から、種まき時期、お薬の時期タイミング量、植え付ける時期、肥料のタイミング量などと細かく決められたレールの上で植物を育てなければなりません。

でも趣味の場合は、そんなのは全然気にしなくていいです。自分の育てたい方法で育てられます。

もちろん基本的な最低限の植物知識はいりますよ。

今あげたように、家庭菜園は割と自由です。

その自由さが楽しさであり、面白さです。

ちなみに私は香川大学の農学部出身なので、植物の基本的な知識はあります。

なので無茶苦茶な育て方は基本しません。

それではここから私の野菜作りについてちょっと話しますね。

私はお寺のすぐ東側、住んでいるところの隣にそんなに広くない畑があって、そこで趣味のお野菜を作っています。

私のこだわりはさっきも言ったように、お薬を使わないことです。

他には、土を耕さないことですね。私のメインの道具は草を刈る用の鎌だけです。俗にいう不耕起栽培です。

わざわざ土の中の生き物の住処をかき混ぜる必要もないかと思っているので、土はあまり起こしません。

それとなるべく費用と手間をかけないのもこだわりです。

野菜づくりに高価な園芸資材をいろいろと揃える人もいますよね。確かに野菜作りの本にはプロの農家とほとんど同じレベルの育て方で説明されていますが、なくても植物は育ちます。

野菜をお店で買う以上にお金を費やして野菜を作るのは、もし失敗した時の精神的なダメージが大きいですよね。

家庭菜園はもっと気軽にやっていいと思いますよ。

私の場合は、肥料として使うのは、鶏糞だけです。

15㎏で100円もしないやつですね。

化成肥料は使いません。別に使ってもいいのですが、ちょっとお高いですし、土の中の生き物や微生物にあまりいい影響がないので、持続可能性が見込めないから使いません。

それと牛糞や堆肥も使いません。これも使ってもいいのですが、現状鶏糞だけでも上手く野菜が作れているので、ほぼ使いません。それに土を混ぜるのがあまり好きじゃないですし、手間なので使いません。

なので私の作り方を簡単に言うと、畑を耕さず、苗を植えるか、タネをまくところだけ土を軽くどけて植えてまいて、後は育ち具合を観察しながら、適宜草を刈ったり鶏糞を与えたりするぐらいですね。

そんな育て方で上手くいくのかと疑う人もいるでしょうが、上手くいくこともあれば上手くいかないこともあります。相性の悪い植物もありますしね。

でも私のこれまでの経験上、今の自分のやり方でも家庭菜園レベルなら十分にやっていけるなあ満足できるものが収穫できているなあと思います。

自分の畑にあった自分なりの育て方を見つけていくのは楽しいですよ。

毎年毎年新しい発見や、試してみたい方法があるので面白いです。

趣味の家庭菜園の話をすると、時間がどれだけあっても足りないので今回はここでやめますが、私の言いたいことはたった一つで、皆さんも植物を育ててみてはどうでしょうかということです。

野菜や植物の知識がなければ最初の数年は、本やインターネットや周りの人のアドバイスを頼りにして、マニュアルどおりにやってみたらいいともいます。

それで基本がわかったら、自分のやってみたい育て方や、スーパーで売っていないような珍しい植物にも挑戦してみるといいと思います。

家庭菜園はおすすめの趣味です。

私は時間もお金もあまりかけませんし機械も使いませんが、その逆で、たっぷり時間をかけて機械を使ってもいいですね。

人それぞれ違った楽しみ方ができるはずです。

ちなみに私の畑の悩みを一つ言うと、私の畑では種まきをするのが非常に難しいです。

ダンゴムシやナメクジが非常に多いので、発芽した植物がすぐに食べられてしまいます。

なので今年はオクラもシソも畑にまいたやつはことごとく食べられました。それでも工夫して育てなおして、オクラもシソも、十分にできあがってきました。

私の畑は草も大事な存在で草は刈っても畑から持ち出しません。なので虫も多く土づくりに役立ててくれることもあれば育てている野菜にちょっかいをかけることもあります。野菜をつくりながら、どうやってお付き合いしていけばいいのか考えるのも楽しいです。

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