こんばんは。 かっけいです。
私は今年ポップコーンを育てています。
ポップコーンとはスイートコーン(トウモロコシ)とほぼ同じ育て方ができ房の見た目もそっくりなのですが、種(実)の形が違っていたり甘みが少なかったり皮が硬かったりなどと微妙な違いがあります。
分類的にはポップコーンとは皮が硬く加熱し破裂させることができるので爆裂種、スイートコーンは生でも甘みが感じられ皮が柔らかい甘味種に分けられます。
単純に言うとポップコーンは生では美味しくないということです。
毎年スイートコーン(トウモロコシ)の鳥による被害にあうため、生ではそれほど美味しくなく皮が硬いポップコーンを育ててみたのですが、ほぼ全滅状態になりました。
今回はポップコーンが鳥被害にあった話です。
ポップコーンが全滅状態。汚い食べ方。
つい2週間前にスイカやミニトマトの実が鳥にことごとく突かれたことを紹介しました。
そこでも説明したのですが、鳥というのは不思議なものです。
一つのものを食べ続けずに、少し食べたり突いたりすると、また新しく次のものをべようとするのです。
仮に人間だったら食べ終えてから隣のものを食べようとしますよね。鳥にはそれが通用しないんですよ。
ですので今年はポッポコーンの株が20ほどあるのですが、それに着いた房がほとんどすべて先端が食べられています。

先端だけが食べられたポップコーン。

半分以上、実が残っている。
上の写真を見ていただいたらわかりますように、鳥はちょっと食べるとすぐ別のトウモロコシに移っちゃうんですよ。
まだ半分以上食べられるのに、食べにくくなるのか、おいしくないと気が付いたのか、半分以上を残してしまいます。
その行動の結果がほぼ全滅です。
さて鳥被害にあったポップコーンを今後どうする?
先ほどの写真では実が半分以上残っているのでポップコーンとして食べられそうですが、ポップコーンの収穫時期は雌穂の皮が茶色になるまで畑で完熟させてからなので、あとひと月ほど後になります。まだまだ収穫には早いのです。それと実の色も今は黄色ですが、これがもっとオレンジ色ぽくなります。まだ適期ではありません。
1.今からでも防鳥ネットをかけた。
正直後手を踏んだ形になったのですが、ここ数日は鳥が畑に居座っており離れる気がないようなので、これ以上被害を広げないためにも防鳥ネットをポップコーンの株にべた掛けしました。
ポップコーンはほとんど全滅状態に近いのですが、一株に2つ3つと房をつけていたりまだかじられていない房も残っているので今からでも少しは効果があると思います。
防鳥ネットはビワで使った赤色の網を使いまわしました。
2.食われた房もあきらめずに熟させてみる。
鳥に食べられた房でも剥いてみますと半分以上はしっかりと実が残っていますし、緑色の雌穂の皮がきつく締まっているのでこのままでも収穫までの一月の間、問題なく熟してくれるのかもしれません。
ただもしかすると食べられた先端部分から雨水が侵入したり、先端部分が腐ったりしてきて、収穫時期まで持たずに房全体が腐ってしまうのかもしれません。
実験的に試してみます。
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さいごに。食べているのはカラスのようだ。
スイカやミニトマトを食べていたのはスズメのような気がしたのですが、今回ポップコーンに甚大な被害を与えたのはカラスのように思われます。
なぜならポップコーンの実がとんでもなく硬いからです。
生で食べようとしても石をかじるがのごとく、かったいです。
また今回は房が全滅状態になったことを紹介しましたが、じつは穂先の方(雄花の方)がぽっきりと折られています。
これはカラスのような体重の重い鳥がポップコーンの株の先端に止まることによって、その重みで茎が折れたのだと思います。
折れたところは枯れてしまいますし光合成に必要な葉が減ってしまうので、房が食べられてしまうこと以外にも悪影響が出ています。
来年はスイートコーンだけでなくポップコーンでもカラスの姿が見えたらすぐにでも鳥よけのネットを張らないといけないでしょう。ポップコーンでも食べられることがよくわかりました。