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第200回目のラジオ配信。(BGM:音楽素材MusMus)
かっけいの円龍寺ラジオ
これは香川県丸亀市金倉町にいる浄土真宗のお坊さん、私かっけいが、短い雑談をするラジオです。
月日がたつのは早いものですね。
今はもう9月になりました。
ついこの前、お正月かと思っていたら、はや1年の残りも後、9・10・11・12と4ヶ月です。
今年の夏は格別に暑かったなあと感じていましたが、9月にもなると、暑さもやわらぎ、セミの鳴き声がだいぶ小さくなったように感じます。
夜には、鈴虫やコオロギの声も響き、夏のうだるような暑さが懐かしくさえ覚えます。
さて今回の音声配信は、200回目の節目となりました。
何か特別なお話をしようとも思いましたが、いつもと変わらず、雑談という形で話していきます。
月日がたつのははやいと最初に言いましたが、年をとってくると、本当にそのように感じます。
そんなことをお参り先で口にしますと、「若坊さんはまだまだ若いじゃないですの。」と言われますが、そうはいっても私ももう35ほどの年になってきたところです。
35歳といえば、長生きをする今の世の中一般に見れば、まだまだ若い方なんでしょうが、私からすれば、私自身をみれば、だいぶ年をとったなあと感じます。
物の覚えも悪くなった、物忘れも多くなった、体も固くなった、体もどこかしら痛い、と10代20代と比べると、年齢を感じるなというほうが無理な話です。
それこそ、お坊さんという仕事柄か、自分にもいつお迎えがやってくるのかなあと思うこともよくあります。
人生の不安定や命の儚さを思えば、生きていることの方が稀で、もう自分の体は、片足どころか、両足、いや体全体が棺の中に入っているんじゃないのかなと思うところです。
まだまだ若いのに何をいっているんだとお叱りを受けそうですが、未来のことはどなたも分からないことですし、自分自身でさえ、自分のことは何も分からないのではないでしょうか。
私はお坊さんなので、ご門徒さんの葬儀に関わります。
35ほどの人生ですが、二十歳でなくなった同級生もいます。てんかんの発作で20代でなくなった子もいます。9歳で亡くなった子もいます。
私が知らないだけで、この身の周りでも、私よりも若くして亡くなっている人はたくさんいることでしょう。
それを思えば、まだ私が生きていることが不思議ですし、それと同時に月日がたつのが早いなあ、お迎えはいつ来るのかなあと思うところです。
つい10年15年昔は、私は大学生でしたし、そのさらに10年前は、川で水遊びをしたり、草むらの中をかきわけて遊んでいた子どもでした。
いざ過ぎてみれば、10年も20年もあっという間で、今が若いと言いながら、また40・50にもなると、また10年20年もあっという間だったなあと思うに違いありません。
月日の流れははやいと、この1年を見ても、これまでの人生を振り返っても感じるところです。
ところで、今回の音声配信は200回の節目と言いましたが、それはナンバリングした配信のことで、数字を振っていない番外編なども含めるとこれまでに230回ほどの音声を配信しています。
第一回目の配信は2019年の7月9日なので、まる5年が経過したことになります。
これまで毎週火曜日に欠かさず配信してきましたが、自分でもよく続いたと感心します。
一方で、5年の月日もあっという間だったなあと感じます。
今でも一回目の配信のドタバタなこと、トラブル騒ぎは鮮明に覚えていて、ついこの前のようにさえ思えます。
はたから見たら、5年も続くなんてすごい、230回も配信出来るなんてすごいとも思うかもしれませんが、いや実際継続してみたら、5年なんて、つい昨日のことにさえ感じるほど、あっという間の出来事でした。
仮にそれはこれから100回・200回と配信を重ねても、同じように感じることだと思います。
さてそんな風に月日の流れは早いということばっかり、今日話していますが、そろそろ自分の健康、体を気遣うようになる必要があるかもしれません。
それこそ私の寺の住職はこれまで短命で、先代住職も数えの72歳、その前も56歳、その前は42歳と、まあ周りと比べるとあまり長生きしていないようです。
私もあと10年もすれば、先々先代と同じ年齢になるので、もう棺に片足をつっこんでいるのもあながち間違った話ではないと思います。
それでついこの前、たまたまご縁があって、体のInBody測定をしてみませんかというお誘いがありました。
私のとこの寺・円龍寺があるのが香川県丸亀市の金倉町で、ちょうど同じ金倉町内に香川県立の陸上競技場があります。
そこのスタッフからたまたま声をかけてもらって、それがご縁で体の測定をついこの前してきました。
InBody測定というのは、体重計みたいな機械にのって体に微弱な電流を流して、体重や体脂肪の他、タンパク質やミネラルの量、筋肉の量などもわかるというものです。
実は今回で2回目の測定で、しばらく前にも競技場で一度測定したことがあるのですが、きちんとデータ管理されていて、以前の測定結果と比較しながら体の状態を説明してくれました。
その測定結果によると、以前と比べて、体脂肪量が3キログラム減り、ウエスト周りは4㎝減り、体型も適正からスリムになっていました。
そんな格別なことはしていないのですが、数値上やせているのは不思議な感覚でした。
やっぱり自分の体のことでも、自分ではなかなか気がつかないものですね。
ちなみに私は全然運動習慣のない人ですが、測定の結果、体の部位別の筋肉バランスも、脂肪のバランスもきらいに整っていて、どこか1か所に筋肉や脂肪が偏っているわけではない良い状態とのことでした。
InBody測定の結果、体が肥満であったり、内臓脂肪が多かったり、ミネラルが足りてなかったりしなかったのは安心した材料です。
むしろ、あと3キログラム体重を増やした方が適正体重になるとのことでした。
それでせっかく体の測定に競技場まで行ったので、ついでに競技場のトレーニングルームで、運動をしてきました。
ここ最近は健康ブームなのか、ここ丸亀周辺にも、フィットネスジムが何件もできていて、お坊さん仲間もフィットネスジムをけっこう利用しているようです。
でも丸亀市には、ここ県立陸上競技場の立派な施設があるんだから、こちらを利用してもいいと思うんですけどね。
競技場のトレーニングルームは利用料金が200円とお安いですし、マシーンもそれなりにあって、体を動かすには十分だと私は思います。
それでInBody測定の後、10分ぐらい軽く準備運動して、マシーンで無理のない程度で筋トレをして、そして最後にランニングマシンで走ってきました。
私はけっこう汗っかきだったようで、時速9㎞で一時間走っただけですが、服がびっしょりになりました。
ランニングマシンの目の前は、競技場内のトラックで、小学生くらいのお子さんから高校生・大学生と私よりも若い世代の人が、元気に運動しているのが見えました。
その様子を見ていると、私もあれぐらい体が動くときもあったんだなあと懐かしく感じましたし、それと同時に、なにか私自身も元気をもらった感じがします。
久しぶりに、一時間9㎞走っただけですが、翌日、お尻や太ももの後ろが筋肉痛になりました。
あまり運動をしてこなかったので、久しぶりの筋肉痛が懐かしく思えました。
体を動かすのも悪くないなあと思えましたし、また健康のためにも、ときどきは運動するのもいいのかなあとも思いました。
次回、InBody測定3回目のときは、できれば今よりも数値上良い値になってほしいなあと思うところです。
今日の話は、月日がたつのは早い早いと嘆いているように思われてたらごめんなさい。そうではなくて、振り返ってみると、いろんなことはあっという間の昔のことで、逆に言うと、いろんなことにチャレンジしてみたいという気持ちが沸き起こっているのが、今の率直な気持ちです。
あの時、あれをしてこなかったのは残念だなあという悔いをあまり残しておきたくない気持ちがあります。
もちろん全部が全部なんでもやれるわけではないですが、時間が過ぎ去るのがはやいのを知っているからこそ、続けるのも意外と簡単なことを知っているからこそ、いろいろやってみたいなあと思うところです。
皆様も私と同じように月日がたつのが早いでしょうから、同じように、いろんなことにチャレンジしたり、またはどこかに出かけてみてはいかがでしょうか。
失敗したり、これは合わないなあ・続かないなあと分かることも良い経験だと思います。
それもまた人生を振り返った時のいい思い出になると思います。
それでは今回のお坊さんかっけいの雑談は終わります。
季節の変わり目ですので、皆様も体調を崩されないように、お気をつけてお過ごしくださいませ。
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