こんばんは。 かっけいです。
10月にまいた大根とほうれん草がだいぶ大きくなりました。
野菜を大きく丈夫に育てるための重要な作業があります。
今日は野菜の間引きについてです。
野菜の間引きって何?。
野菜の種まきをすると芽が出てくるよね。
芽が出てから野菜は太陽の光を浴びて、大地の栄養を貰って大きく成長するんだけども、人間が手入れをしなかったらだんだんと栄養の奪い合いがおきるんだよね。
たくさんの植物が限られたスペースでどんどん大きくなっちゃうから、そのうちにお互いの生長がすごーく悪くなっちゃうんだね。
じゃあどうしたらよいのか。
間引きをしたらいいんだね。
野菜の間引きとはどんな作業なのか。
①お互いの植物の葉っぱが重なっているところに隙間をあける。
②光と風通しをよくする。
③硬くなった土を柔らかくする。
簡単に言うと、育っている野菜の数を減らしてあげること。
野菜の間引きのメリットとは。
野菜は間引きをしなくてもそれなりの野菜が収穫できることもあるのだけども、
明らかに間引きはしたほうがいいんだよね。
間引きのメリットには、
- 残った野菜一つひとつに日光が十分に当たり、光合成が活発になる。
- 根を張るスペースができ、大地の栄養を吸収しやすくなる。
- 風通しがよくなることで、過湿状態にならず、病気の予防につながる。
- 適時、間引きで抜いた野菜も食べられる。(野菜による)
まとめると、残った野菜が元気に育ち、抜いた野菜が適時食べられる。
野菜の間引きのポイント
いざ野菜の間引きをしようとするとどれを抜いたらいいのかわからないですよね。
そこでいくつかのポイントにまとめます。
雑草は問答無用で抜いてくださいね。
- 全体に生えそろっている野菜と比べて小さいものは抜く。
- 明らかにひょろひょろっと茎が細く伸びているのは抜く。(徒長)
- 葉の色が薄かったり、黄色く変色しているものは抜く。
- たくさんの虫に食われていたり、病気にかかってそうなのは抜く。
- 株間が詰まっているものを抜く。
- 何センチメートルの間隔を空けるのかイメージする。
私が野菜を間引くときにまず考えるのは、間引きした後の野菜の間隔(株間)です。
実際に野菜を抜こうとすると、元気そうなものが密集していることがよくあるんですね。
間引く時の野菜の成長段階を見て、今日は5センチメートル、今回は10センチメートルって決めていたら、元気な株が込み合っていても株間を意識することで迷わずに抜くことができます。
元気な野菜とは一般的に、
- 葉の色が濃く、光沢があるもの。
- 茎が太く、葉が肉厚なもの。
- 直感的に丈夫そうなもの。
これらを意識すればいいと思います。
大根とホウレンソウを間引いてみました。
上の写真は間引く前のダイコンとホウレンソウです。
どちらも葉が重なり合ってゴミゴミしている様子が伝わると思います。
このままでは風通しも悪いですし、ダイコンは太らなくなってしまいます。
雑草もあわせて抜きましょう。
上の写真はダイコンとホウレンソウをそれぞれ間引いた後です。
間引くときにはなるべく株元を押さえて真っ直ぐに引き抜きましょう。
特にダイコンは根が真っ直ぐでないと曲がってしまいますので、他の根を傷めないように真っ直ぐに抜いたほうがいいです。
野菜を間引くときには雑草も抜きますと、野菜の株元の様子がよくわかりますので、どれを抜いたらよいのかが分かりやすくなります。
今回は間引きの程度が弱いですが、本来は間引きは葉っぱ同士が重ならない程度・触れ合う程度が良いとされています。ただし今回は間引いた量が多かったので、間引く間隔を短めにしました。
もう少し大きくなりますと、もう一度間引きをして収穫します。
間引き後はどうしても残した野菜を傷めてしまっているので、軽く土を寄せて支えてあげた方がいいと思います。
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さいごに、間引き菜の利用。
上記の写真はダイコンとホウレンソウの間引き菜を収穫しました。
間引き菜は食べ方として、油いためやおみそ汁の具、漬物、サラダなどに幅広く利用されます。
全ての野菜が間引き菜として使えるわけではありませんが、カブ・ホウレンソウ・ダイコン・ハクサイなどが料理に使いやすいそうです。
地域によっては間引き菜と言わず、つまみ菜やベビーリーフとして食べられているようです。
お野菜の若葉は柔らかいものが多いので、間引いてみたら料理にアレンジできるか試してみるのも面白いかもしれません。
ぜひ野菜の間引きをして野菜を丈夫に育ててくださいね。