こんばんは。 かっけいです。
私は毎年つる「あり」インゲンを育てていたのですが、今年は新しいことにチャレンジしたくつる「なし」インゲンを種から育ててみました。
正直な話育てる前は、つるなし種はつるあり種に比べて味も収量も落ちるし、結局は支柱・ネットを立てて倒伏防止をしなければならないんでしょ。
と思っていたのですが、育ててみると収量は確かに劣りますが、味は大差なく、特に手間がかからず広い栽培空間を必要とせず、大満足の結果です。
支柱やネットを立てるのが面倒と感じる人に、ぜひつるなしをお勧めしたいです。
種まきから収穫までを写真で振り返る。
種まき時の様子はこちら「5月に蒔けるマメ科の野菜。インゲンと枝豆」のブログ記事で紹介しています。
種まき時の様子。
マメ科の種まきも普通の野菜と一緒で、適当に3号ポットに土を入れ、私は一ポットに4粒ずつまきました。
栽培本には2~3粒と書かれているのですが、家庭菜園では種が余ることも多いですし、つるなしインゲンは初めてだったので、余裕をもって4粒まきにしました。
ちなみに品種はつるなし「モロッコ」で、種袋60ミリリットルに105粒入っていました。
種まき後の様子。定植前
上の写真が種まき2週間後(15日目)の様子です。
子葉が出て、初生葉が出て、やっと本葉が1枚程度出てきたころです。
栽培本では種まき3週間後の本葉2枚のころに一ポット1~2本に間引くとあったのですが、私の場合は1ポットに4粒まきなのでこの状態でもうだいぶ込み合っているので間引きをしました。
一ポット2本に間引いたのでだいぶ、日当たりや風通しが良くなったと思います。
この後一週間後に畑の準備をして植えました。
収穫時の様子。
この写真は6月28日の様子で、種まき後52日目です。
収穫自体は一週間ほど前からしているのですが、今が最盛期かもしれません。
写真を見た通り、こんもりと茂っており、高さも低く抑えられており、支柱もネットも使用していません。
実もしっかりとなっており、順次続々と実っています。
つるなしインゲンを育ててみて感じたこと。
つるなしのインゲンを育てたのは今回が初めてでした。
支柱やネットが不要と聞く一方で、マルチ資材を用いないと泥の跳ね返りで実が腐りやすくなるとも聞いていました。
ここの畑は雑草が強くポリエチレンの黒マルチを突き破ってしまうので、私は畝の真ん中に(インゲンの条間に)防草シートを敷く変わった方法をとりました。
実際にはこの畝の真ん中に防草シートのアイデアがうまくいったような感じです。
なぜならつるなしインゲンは確かに支柱もネットも不要でした。
高さも40~50センチメートルくらいかな。
一穴に2株で育て、株間も25センチメートルほどと密植して育てています。(ただし条間は防草シートを敷くために60cmほど開けています。)
密植して育てており「つるなし」とは言いながらもわずかなつるは出てお互いに絡んでいきますし、強風で倒れた株も土寄せで補強することが可能でした。
畝肩がむき出しなので土寄せや追肥もしやすく、栽培期間が短いつるなしには便利かなあと感じました。
あと大切なことが早め早めの収穫ですね。
やっぱりつるあり種よりもちょっと実の大きさが小さいと思います。
大きくなると実が硬くなりますし、あとからあとからどんどん実ってきている状態なので、株を疲れさせないためにも早め早めの収穫を心がける方がいいように感じました。
ちょっと草丈が低いので葉を持ち上げながらの収穫はちょっと大変なように感じました。
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さいごに。ちょっとした反省点。
インゲンは収穫時には大量に実ることは知っていました。
ただつるなし種ではどうかなあと思ったり、失敗もするだろうなあと思って一度に大量に種まきをしてしまいました。
25ポット程度でも栽培面積は1×2.5メートルほどで育てられるので広い栽培栽培スペースを必要とせず、また一ポット2株で育てており、10株程度でも食べるのには十分な量がとれます。
10株でもこれくらいの量が最盛期にはとれるので、毎日毎日ひたすら食べないといけません。
私の場合は4日サイクルで毎日6ポット12株分の量を収穫しては、次の日はその隣の6ポット12株と、4日で畝を一周するように工夫してみました。こうすると取り忘れもなく、次の四日後にはまた実が大きくとり頃になっているからです。
つるなしインゲンでもしっかりとした量が取れることが分かったので、来年からはまく時期を一週間ずつずらしていこうと思います。
また気分が乗れば、いんげんは8月遅まきの抑制栽培ができるようなので、試してみたい気もします。