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お坊さんの名刺作成。デザインを自作するのが難しかった

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こんばんは。 僧侶のかっけいです。

突然ですが、私、名刺を作りました。

というのも僧侶として活動していますと、例えば仏壇屋や法衣店といったセールスマンから名刺交換の機会が結構あるんですね。

他にもお寺にふと来られた人・相談をした人・お参り先で人と出会う機会が多いので、幾度となく名刺が必要な場面がありました。

しかし私はまだ30歳前と若手の僧侶でありまた寺の住職でもありません。名刺を持っているお坊さんも多いわけではないので、まだまだ必要ないのかなあとも思っていました。

ですがブログを続けていくと名刺があった方が便利だなあと思う機会が増えたきたこともあり、勢いに任せて作成してみました。

今回はお坊さんと名刺についての話です。

名刺には何を書くのか。

名刺には何を書くといいのか。単純なようで非常に大切なことです。

例えば次のような内容が挙げられます。

  • 名前
  • 寺院名
  • 宗派名
  • 役職名・肩書き
  • 住所
  • 電話番号
  • 携帯電話番号
  • メールアドレス
  • その他の連絡先
  • ホームページ・ブログのURL
  • キャッチフレーズや挨拶
  • 保有資格
  • アピールポイント

他にもいくらでも書く内容は出てくるのですが、名刺のサイズには限りがあります。自分の名刺に必要なものを絞らないといけません。

たくさん詰め込めば情報量が豊富で良さそうにも感じますが、どうも窮屈な印象を与えますし、文字サイズが小さくなりそもそも読んでもらえないかもしれません。

何が必要で何を必要でないのか、難しい選択です。

完成した名刺デザイン。

僧侶名刺の記載例。何を書く。

名刺デザインを2枚載せましたが、これは表面と裏面です。

記載内容を減らしたかったのですが、名刺を作るにあたって今回採用したいことがあったのでスペースを確保できませんでした。

そこで両面印刷することで片面に見える情報量を抑えることにしました。

名刺交換の相手は私がお坊さんだと分かったうえでのやり取りだと思いますので、宗派名・寺院名や不必要とも思われるかもしれません。

しかしお坊さんの私は知っています。

案外皆さん、お付き合いしているお寺さんの寺院名や宗派名を知らないことを。

例えば法事のお参りに行きますよね。すると都会に行っている子や孫が帰ってきますよね。その人に聞くんですよ。

「寺院名や宗派名を分かりますか?」

すると知らない人が結構多いんですよ。(下手すると、今日の年忌のお勤めがいったい誰の何年の命日か知らないってこともあるんですよ)

ですので口でただ寺院名・宗派名を伝えるだけでなく、残るものとしてしっかりと書いておく必要があると思いました。

だから表面と裏面どちらにも寺院名を記載したのです。

他、緑色の内容はすんなりと決まりました。

デザイン・色味は素人の自作なので、こんなもんです。

僧侶の名刺は肩書きが難しい。

さて今回私が悩んだのは、オレンジ色の〇で囲った箇所です。

24代目住職(予定)

お坊さんの職業は「僧侶」なのでしょうか。

もちろん僧侶としての仕事として法事のお参り・読経が挙げられます。これは仏事を執り行う僧侶の役目です。

ですので僧侶は職業であると言えるでしょう。

しかし僧侶とは各宗派の本山が「この人は我が宗派の本山(ご門主)が認めた、我が宗派の僧侶」ということです。

ですので私は真宗興正派の僧侶ですが、真宗大谷派や真言宗や日蓮宗の僧侶ではありません。(単立寺院では、「○○宗□□(自分)派」と勝手に僧侶として活動する人もいるでしょう)

つまり何が言いたいのかというと、ただ単に『僧侶』と書いてはおかしいのではないかということです。

そしてまた私は住職ではありません。

宗派ごとに規約は異なるでしょうが、基本的に住職となった僧侶は本山に届けなくてはならないでしょう。

なぜなら住職とは僧侶が所属しているお寺・宗教法人の代表者だから。

住職というのは法人の役職名です。僧侶は役職名・社員名ではありません。

ですので私の肩書に僧侶が使われるのはやっぱりおかしいのではないだろうか。

寺院によっては「副住職」という肩書を使う人もいます。

しかし一般的に住職とは宗教法人の代表役員であり、総代や世話人が責任役員になります。そのように都道府県の知事に届け出もします。

では副住職とはなんだろうか。

代表役員は一人しか認められないのだから責任役員なのだろうか。それなら宗教法人の役員名簿に記載しなければならない。私はそのように県に届け出をしていないので、副住職と名乗るのはおかしい。また真宗興正派にも副住職という名称の使用は記載されていないし、副住職任命式もない。

だから副住職と名乗るのはおかしいと感じる。

ただそんなややこしいことを言わなくても、副住職と名乗っておけば、とりあえず周りの人は「ああこの僧侶は、住職に代わって業務を遂行するだけの能力・権限を与えられている」と感じるのかもしれません。

で悩んだ挙句、私は「24代目住職(予定)」と記載しました。

これなら何も誤ったことを言っていません。

「24代」という数字を示すことでこのお寺が永代に続き護持されているんだなあということを印象付けられるでしょうし、後任の住職を表す「後住(ごじゅう)」という難しそうな言葉使わずに、お寺を次に預かるものですよと示すことができると思います。

(ちなみに「衆徒(しゅうと)」というピッタリな言葉もあります。しかしこの言葉の意味が分からない人もいるでしょうから見送りました)

採用したかったこと。公式サイトのQRコードを載せること。

最近ではスマートフォン(スマホ)を利用して情報収集している人が多くなりました。

携帯電話が普及しているときにもQRコードの読み取りはあったのですが、スマホの普及によりさらに利用されている印象です。

特にこの円龍寺の公式サイトは若坊かっけいのブログにより、頻繁に更新されています。

名刺に載せられているQRコードを読み取ることで、簡単に自坊の情報や仏教等に関する情報を手に入れられるんじゃないんだろうかと考えました。

またQRコードは実は簡単に自作できます。

私が利用したのは次のサイトです。『QRコード作成【無料】:QRのすすめ

誰でも簡単に作れ、自由に使うことができるので今回助かりました。

QRコードが名刺にあるだけで、ちょっと目立たないですか?

さいごに。

さて今回勢いで自分用の名刺を作りました。もちろん印刷は印刷所にお願いしました。(両面印刷なのでちょっと費用がかかってしまいました)

僧侶というのはブロガーや農家のように単なる自称の肩書ですから、名刺に書くのはちょっと抵抗ありました。

もちろん僧侶なのだから僧侶と書いても何にもおかしくはないのですが。

名刺っていざ交換したいなあと思っているときには用意できていなくて、かといって作ったら作ったで消費しきれない印象です。

100枚を使い切るまでの間に、24代目住職予定から24代目住職に代わっているやもしれません。(まあ、そん時はそん時です)

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