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第239回目のラジオ配信。「水漏れ」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)
かっけいの円龍寺ラジオ
これは香川県にいるお坊さん、私かっけいの音声配信です。
今年の梅雨は雨が多いですね。
雨が多いと土砂崩れだったり道路の陥没とかそういったニュースを聞きます。
地面の中での水の漏れって目に見えないので、被害が起きるまで、なかなかその危険性がつかめないのが嫌ですよね。
今回は私のお寺の水漏れをテーマにお話していきます。
どうでしょうか?皆さんはお寺の水漏れって聞いたことはありますか?
実は私もあまり聞いたことがなくて、まさか自分のとこのお寺で水が漏れていたなんて思いもしませんでした。
でも考えてみたらお寺の建物も古いので、地面の下にも古い水道管が何本も走っています。
水道管の老朽化の耐用年数がだいたい50年くらいらしいので、古い建物だと特に気をつける必要がありますよね。
私のところのお寺で、水漏れがあったのは10年くらい前のことです。
水道の検針に来た人が、水の使用量を指摘してくれたから気がつきました。
多くの自治体では2ヶ月に一回の水道の検針をするらしく、私のところの自治体も2ヶ月に一回です。
普段は、月に4000円から5000円ほどの水道料金でしたが、検針の結果によると、15万円ほどの水を使っているとのことでした。
あり得ない数字だったので、急いで寺中をくまなく探して地面がじっとりと濡れている所を見つけて、水の漏れを確認しました。
それからすぐに市の水道課に相談して、早急に水漏れの対応をしました。
お寺は木造建築なので、長い時間、水で湿っていると建物に悪いと思うので、普段から水には気をつけていたつもりだったのですが、まさか水道管からの水漏れとは気がつきませんでした。
言い訳をすると、今年の梅雨みたいに雨がずっと続いていると、地面が濡れていて気がつきにくいですよね。それとまさか地面に埋めている水道管が裂けて水が漏れているとは気がつかないですよね。
15万円分の水が流れたということは1日や二日のことではなく、1週間や二週間ずっと漏れていたのだと思いますが、なかなか地面の中の水道管の水漏れは気がつかないものだなあと実感しました。
でも後から考えてみると、水道管が埋められて50年以上はたつので、水漏れしてもおかしくはないなあとも思いました。もっと注意しておくべきでした。
その後、全国の道路で、水道管の亀裂・水の漏れによる陥没の事件を聞くと、これからいろんな所で水の漏れは起きるんだなあと感じました。
今はまだお寺で水漏れが多発しているなんていうニュースは聞かないですが、お寺や神社のような古い建物、それもどこに管が埋まっているのかはっきりしないようなところだと、これから水の漏れの事件は頻発してもおかしくないんじゃないかなあと思います。
ここ最近、大雨や道路の冠水、水道管の破裂、土砂崩れと水に関するニュースが多くあるように思ったので、今回は、私のところのお寺の水漏れをテーマにお話しました。
なかなか水漏れって検針するまで気がつかないから嫌ですよね。
ちなみに私のお寺では、毎回お寺での法要の後とかは、トイレといった所の蛇口の確認をしています。
滅多にないことですが、ごくたまに、蛇口を閉めずに水を出しっぱなしだったり、トイレを詰まらせていることがいるので、私のお寺では、法要の後は必ずトイレや蛇口がきちんと使われているか確認しています。
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