こんばんは。 僧侶のかっけいです。
あなたは趣味をいくつ持っていますか。
私は今は4つあります。
趣味の全くない人もいれば、一つの趣味に没頭している人、2つ以上の多趣味という人もいるでしょう。
今回私が言いたいのは「無趣味は悪くて、多趣味が良い」という話ではなく、「趣味は一つに絞らなくてもたくさん持つことは可能だということ。そしてたくさん持つと毎日が楽しいよということ」です。
趣味は強制されるものではない。だから楽しめる。
今の私の趣味は主に4つあります。
- 家庭菜園と果樹栽培(主にブルーベリー)
- 将棋観戦と対局
- 地元香川のスポーツチーム・選手を応援
- そして、ブログ運営
体は一つしかないのに、どうして趣味は複数持つことができるのでしょうか。
それは趣味は強制されるものではないということです。
趣味は自分が興味が湧いてきたときや、やりたいなあ・見たいなあと思ったときにすればいいのです。
趣味は仕事や労働とは違います。(趣味の延長線上に仕事がある人は別ですが)
仕事や労働は嫌なことや気が乗らないことがあってもやり遂げないといけません。
一方で趣味は自分が楽しむためにやることです。いわば自発的な行動です。
ですので趣味は人に強制されるものでありませんし、仕事以上にたくさんの種類があります。
自分がやってみたいと思い行動したことすべてが趣味です。
毎週日曜日の将棋観戦も趣味ですし、読書をするのも趣味、物を集めるのも趣味、掃除をするのも趣味、資格を取るのも趣味、お寺に参るのも趣味。
自分が自分の意思をもって、他人強制されずに楽しんでやってみよう・行ってみよう・見てみようと思ったことすべてが趣味。
だから「趣味が多くなると全部できないじゃん」とイメージするのではなく、「趣味がたくさんあっても、いつでも興味をもったときにすればいいんだ」とイメージすれば上手に付き合えます。
バランスよく付き合う趣味は上手くいく。
持っている趣味が旅行一つとしましょうか。
旅行はそうそう頻繁に行けませんよね。
お金もかかるし、まとまった時間も必要。仕事のない日、休みの日を用意しておかないといけない。
自分が楽しむための旅行という趣味なのに、逆にストレスがたまるやもしれません。
趣味が一つというのはそれに没頭できる魅力があるのですが、一方でその趣味ができない・満たされないということもありえます。
スポーツ観戦でも時期によってはまったく興行ないこともあります。(地方スポーツならなおのこと)
趣味を複数持つメリットというのは、
- この時期はこの趣味を。
- あの趣味ができないときはこちらの趣味を。
というように自分の持つ趣味の中で柔軟に楽しむことができるということです。
例えば私の趣味には家庭菜園やブルーベリー栽培があります。しかし冬の間はそれほど楽しむというような出来事もありません。
じゃあ楽しむ趣味がないかと言えばそんなことはありません。
1月中旬と3月中旬には大相撲の初場所や春場所があり地元力士の応援ができますし、将棋対局や観戦もいつもできます。
ここ一年間はブログを運営していくことも楽しみの一つです。
多趣味であってもバランスよく楽しむことができますし、毎日自分がやりたいなあと思ったときにさっと行動出来て、スムーズに趣味を楽しめます。
趣味は大きく3つに分けられる。バランスを保つコツ。
自分がやりたいことをするのが趣味なので、好きなことをしていけばいいのですが、中にはやっぱり続けるのが難しい趣味もあります。
例えば海外旅行とアウトドアの組み合わせですね。
まとまった時間を確保するのもそうですが、計画的に遊ばないと金銭的に余裕がなくなってしまうかもしれません。それはスタジアムでの観戦や映画鑑賞・舞台鑑賞も同じことが言えますね。
趣味は「能動的」・「受動的」・「創造的」に分けられます。
能動的は例えば、海外旅行やアウトドア、現地観戦・鑑賞、運動です。
単純に言えば行動するためにまとまったお金や時間が必要となりやすい趣味です。
受動的とは例えば、テレビ視聴、インターネットでブログ巡り、ゲーム、読書といったもの。
単純に言えば、他人の創作物を自分のしたい時にプレイすることです。
創造的とは例えば、ブログ運営、日曜大工、写真撮影、家庭菜園といった自分が行動することによって新しい何かを作り出す趣味ですね。
これらの3つの分類を偏ることなく選択できれば趣味を続けることが辛くならないと思います。
私の趣味だとこうなります。
- 【創造的】家庭菜園と果樹栽培
- 【受動的】将棋観戦と対局
- 【受動的】スポーツチーム・選手を応援
- 【創造的】ブログ運営
自分から行動する能動的な趣味が無くてバランスが悪いように感じますが、家庭菜園や果樹栽培には、畑に出て行って体を動かしたり土いじりをしたりと創造的な面以外にも能動的な面もあります。
また趣味が4つしかないというわけではなく、庭木の剪定・掃除などもありますので、全体的にバランスの取れた趣味になっています。
趣味のバランスを保つ方法としてあえて3つの分類をしたのですが、一つの趣味の中にも能動的な面・受動的な面・創造的な面があります。
趣味をバランスよく複数持つことによって、日々の楽しみの幅も広がります。
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さいごに。多趣味を持つメリットは興味の幅が増えること。
さて今回は趣味を複数持つことについて書いていきました。
しかし私は「趣味を持て」といういうことを強制しているのではありません。
中には趣味が無いほうが気が楽だったり、一つの趣味に没頭し究めよう・夢中だという人もいるでしょう。
ただお坊さんの私の経験上、多趣味のメリットとして、自分自身の興味の幅が増えることが挙げられます。
例えば私はお坊さんでありながら仏教系の大学を卒業していません。
一般の大学の農学部に入学し、遺伝やバイオや生物・生産などを学びました。
しかしそれが無駄になったかと言えばそんなことはありません。むしろ植物に詳しいお坊さんになっていますし、農家のご門徒さんとは農事について話が弾みやすくなります。
趣味を持つというのは自分が楽しんでする行動なので、興味や関心の範囲が広がり、他の物事に対する理解や知識が深まりやすくなるきっかけとなります。
それこそ人それぞれ、得意なことや伝えたいことはたくさんあります。
趣味というのは実益・見返りを求める為にするものではありませんが、趣味を持つこと、趣味の幅を広げることによって自ずと自分自身の知見を深め、他人とのコミュニケーションや理解の助けへと発展するのではないだろうか。