お坊さんへ出すお茶は、夏が近づくと徐々に冷たくしてほしい

こんばんは。 僧侶のかっけいです。

今年は3月末頃から最高気温が25度の夏日、4月中頃には30度の真夏日を観測しました。

それは観測数字上の話だけではなく、お参りに出かけているお坊さんも汗を流しがらお勤めをしています。

お参りに行きますと、まず初めのウエルカムドリンクとしてお茶が振舞われます。

そして読経中にも横にお茶を添えてくれます。

読経の終わった後にも再びお茶を用意してくれます。非常に有難いです。嬉しいです。

せっかく振舞っていただいているのですが、お茶の温度にちょっと注文をしてもいいでしょうか。今回はそのお話です。

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僧侶にはお茶(緑茶)を出すイメージ?

僧侶にはお茶を出すイメージ

どうもお坊さんにはお茶(緑茶)を出すイメージが強いようです。

それはお坊さんという人物だけでなく、年忌法事といった仏教行事の場面でもコーヒーや紅茶よりもお茶の方が良いだろうと思われているようです。

実際問題、お茶の方が無難ではあります。

なぜならコーヒーや紅茶やジュースなどは、甘いの苦いの濃いの香りのといった好き嫌いの好みが出やすいですが、お茶(緑茶)は日本人にとって非常になじみ深い飲み物であり、誰もがすっきりと飲むことができます。

ですのでいろいろな年齢層の人が集まる仏事ではお茶の方が無難だったりします。

でもですね、別にお茶でなければならないというわけではありません。むしろ意外とコーヒーや紅茶が好きなお坊さんは多いものです。

「お坊さん=お茶」のイメージがあるかもしれませんが、お茶以外も人並みに飲みます。

ですので気心が知れたお坊さんがいれば、「どんな飲み物を用意しましょうか」や「どんな飲み物がよろしいでしょうか」と質問してみてはいかがだろうか。

気温が高くなると、熱い飲み物は少し辛い。

高齢の方にとっては氷の入った冷たい飲み物は、体調を崩しやすく苦手という人は少なくないのかもしれません。

またビジネス上においてお客様にお出しする飲み物は、基本温かいお茶でしょう。

そのようなイメージがあるのか、お坊さんに出すお茶も年中熱い熱いことがあります。

でもですね、時として熱いお茶というのは飲みにくく、温い飲み物、冷たい飲み物の方が助かるなあと思うときもあります。

この文章を書いている今日も日中の気温が30度近くあります。まだ5月にもなっていないのにです。読経をしてますと汗が額を伝います。

喉が渇き声がかすれますので、読経中にも横に添えられた飲み物を飲んで喉を潤おさせたいのですが、熱いと飲めずに結局喉がガラガラでお勤めをしていることもあります。

さっと飲むためには熱い温度よりもぬるま湯以下が有難いです。

できれば外の気温も考えていただき、夏のような熱い時には冷たい飲み物を、今のような微妙な時候ではぬるい温度を配慮していただければ助かります。


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さいごに。飲み物の好みはお坊さんそれぞれ違う。

お坊さんも普通の人ですから、冬の寒い時には熱い飲み物を、夏の暑い時には冷たい飲み物(と冷たいおしぼり)が有難いものです。

最近は葬儀と言えば葬祭業者の会館でよく行われますが、そこでも年がら年中、熱いお茶一辺倒です。

でもですね、お坊さんにも色々いまして、お茶以外を飲みたいなあと思うんですよ。

私の場合はコーヒーや紅茶好きというのがほどほどに伝わっていますので、お参りに行きますと、こだわりのコーヒー・紅茶を振舞ってくださることもあります。

飲み物の好みはお坊さん一人ひとり違います。

ですので「どんな飲み物がいいのかなあ?温度はどれくらいかなあ」と疑問に思えば、ぜひ尋ねてみてください。意外な飲み物を言うかもしれません。

私の場合は汗っかきなので、気温が高くなるこれからの時期は徐々に飲み物の温度を下げていき、夏には冷たい飲み物が有難いです。

飲み物はわがままを言うと、お参りにあがった時と読経中はお茶を、読経の後はお茶以外が有難いです。というのもお茶以外の飲み物を飲みますと、唾が出てきて読経しにくくなるのです。わがままが多くてすいません。

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