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男性僧侶の髪型は短髪でもいいの?坊主頭にしなくていいの?

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こんばんは。 真宗僧侶のかっけいです。

浄土真宗のお坊さんは髪型にこだわっている人が少ないように感じますね。

かくいう私も髪型には全くこだわりがありません。

皆さんのお坊さんのイメージは、髪を綺麗に剃っている坊主頭(ぼうずあたま)なのではないでしょうか。

しかし実際には髪の伸びているお坊さんの姿をよく見ますよね。

そこで今回は「男性僧侶の髪型」について書いていきます。


お坊さんはどうして坊主頭なのか?

【注意】坊主頭じゃない人もいますよ。

お坊さんの呼び名は、僧侶だけでなく、坊主(ぼうず)とも言いますよね。

坊主頭とは坊主すなわちお坊さんの髪型をイメージしているんですね。(まあ実際の坊主頭とは、つるつる頭のことではなく、髪を短く整えることなのですが)

お坊さんが坊主頭なのはいくつか理由があります。

  1. 頭を丸めることが修行だということ。
  2. 世俗から離れるということ。

なぜ頭を丸めると修行になるのでしょうか。

それは髪があると色々と悩みが出てきて修行の邪魔になるからですね。

例えばですね、朝起きて髪が乱れていたとしましょうか。するとどうします。髪を整えますよね。

髪が無ければ・短ければ余計な手間をかける必要もなく、仏道修行に専念できますね。人に会うときにもいちいち髪型を気にする必要がありません。

頭を丸めることは余計なこだわりを持つ必要がなくなるということです。

そしてもう一つは世俗から離れるということです。

世俗とは世間の生活(今までの生活)から離れるということです。

昔のお坊さんは出家(しゅっけ)と言いまして僧侶になる時には必ず髪を剃らなくてはいけませんでした。そのことを剃髪(ていはつ)と言います。そして衣を授かりました。

普通の人は髪を剃る必要はないのですが、出家した僧侶というのは仏門に入ったことになります。古来の日本では髪を結いあげたり長く垂らしすことが一般的で,短く切ることは少なかったそうです。髪を剃ることで俗世間との関係を絶ち、また煩悩・欲望の心を起こさないようにしていたようです。

ちなみにお釈迦様もカピラ城の王宮を出た後、自ら髪を剃り王子の身分を捨てて出家しました。このため仏教ではお釈迦様に倣って仏門に入る時は剃髪しようとなっているのかもしれません。

今の時代でも、坊主頭のお坊さんはそれなりにいます。

それは煩悩を断とうとする修行的な意味合いもあれば、属している仏教宗派の決まりということもあるでしょう。もしくは単純に禿隠しであったり、坊主頭に思い入れがあってされているのではないでしょうか。

浄土真宗のお坊さんは髪型が結構自由なのよ。

さて昔のお坊さんは男性・女性にどちらも髪を剃り、仏門に入りました。

浄土系のお坊さんでも歴史上で有名な人たちでは親鸞聖人も法然上人も髪を剃って出家しましたよね。

でも現代の浄土系の仏教宗派のお坊さんは髪がある人が多いですよね。髪型も結構自由です。さすがに金髪や長髪の人は少ないですがゼロではありません。

なぜ浄土真宗(浄土系)のお坊さんは髪型が自由なのでしょうか。

よく言われているのが浄土真宗宗祖の親鸞聖人の「非僧非俗(ひそうひぞく)」ですね。

親鸞聖人が阿弥陀の教え・法は世俗な生活をする者でも救われていくというものであり、自ら妻帯し世俗に生きている人たちと同様の生き方「肉食」・「妻帯」・「有髪」という状態で過ごされていたことにちなみます。

阿弥陀の浄土の教えとは、どんなに修行をしても仏にはなれないという凡夫のための教えであり、髪があろうとなかろうと、大した問題じゃないんです。

髪があると鬱陶しいと感じるのであればそれ良し。

髪がないと落ち着かないと感じるのであれば、少しくらい伸ばしてもよし。

大切なのは髪が有ること無いことで、あれこれと悩まないこと。そして他人に対して不快に思わせないことです。

浄土真宗のお坊さんは髪に対してこだわりが少ないです。

「頭を丸めて坊主頭にしなくちゃならない!!」と強く思っていません。

ただ一般の人たちにとっては肩まで届く長い髪のお坊さんが、お参りに着ましたら何となしに嫌な気分になるでしょう。お坊さんは人から立ち振る舞いをよく見られる立場にありますので、状況に応じて髪を短く整えておく必要があります。

浄土真宗でも帰敬式ではカミソリを頭に当てるよ。

他の仏教宗派と違って浄土真宗は比較的、髪型について寛容的です。

むしろこだわりが無いのが浄土真宗の髪型事情なのでしょう。

しかしそんな浄土真宗でも頭にカミソリの刃を当てる時があります。

それが「得度式(とくどしき)」と「帰敬式(ききょうしき)」です。

浄土真宗のお坊さんは剃髪してもいいししなくてもいいのが現代のスタイルです。

でもそんなお坊さんでも僧侶になることを表明する得度式には、頭にカミソリの刃を当てます。宗派によっては男性の僧侶になる人は得度式のために頭を丸めることがあります。(私の属している真宗興正派は頭を丸めませんが。)

私も9歳の時にご本山で得度式を受け御門主様より頭におカミソリを当てていただきました。

また僧侶にならない一般の人も浄土真宗では帰敬式と呼ばれる儀式を受けられます。

これは仏弟子になることを表明し、南無阿弥陀仏の念仏を支えとして生きていくことを表明する式です。そして仏弟子になった証として法名を授かります。

この帰敬式も頭にカミソリの刃を当てていきます。そのため帰敬式のことを「おかみそり」とも言います。

ただ得度式も帰敬式もカミソリの刃を当てることで仏法僧の三宝に帰依する仏弟子となることを表しているので、本当に髪を剃るわけではありません。

この帰敬式は本当は真宗門徒ならば生前に行うべきなのですが、現実ではされていない人が多いです。ですのでされていない人には葬儀式の時に導師のお坊さんが本山ご門主様に代わって剃刀の刃を当てているんですよ。知ってましたか?


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さいごに。私もそろそろ散髪屋に行きます。

私は20歳代の僧侶なのでよく髪が伸びます。

2か月に一度は髪を切りに行きます。

先ほどの話でいきますと浄土真宗のお坊さんだから多少髪が伸びていてもいいと思うでしょう。

でもですね。実はもう3か月間散髪屋に行っていないので髪がそれなりに伸びてしまって耳まで届いているんですね。ちょっと鬱陶しく感じてきました。

ですから近いうちにスポーツ刈りにしてくださいと言って散髪屋に行きます。

ちなみに私も40歳程度になりましたら丸刈り(坊主頭)にしようと思います。

なんで今すぐにしないのかと言えば、坊主頭も結構めんどくさそうに感じるからです。

頭をつるつるにしているお坊さんが私の身近にも数名いらっしゃるのですが、毎日毎日頭をカミソリで剃っているようです。

2~3日、髪を剃らないと頭が青くなって不格好になるそうです。

それを聞いただけで坊主頭も手間なんだなあと感じました。だったら二か月に一度の散髪屋の方がずっと髪を気にしなくていいなあと。そんなことで今しばらくは髪が有る状態のお坊さんでいます。

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