上部リンクユニット

横長リンク広告だけ,7/1一時停止

通勤時のスニーカーが推奨されてきたことについてお坊さんが思うこと

投稿日:

こんばんは。 僧侶のかっけいです。

最近では会社への通勤にスニーカーを履いてくる人が増えているそうです。理由は革靴よりも動きやすくて楽だからそうです。

また政府・スポーツ庁も「スニーカー通勤」など“歩きやすい服装”を推奨するキャンペーンを始めるようです。

理由は「歩く」習慣の定着などスポーツ人口の拡大を通じた健康増進のためだそうです。

スーツにスニーカーは似合わないように感じるんですがマナーの変化でしょうか時代の変化でしょうか、会社の通勤にはスニーカーが認められるそうですね。

ではお坊さんではどうでしょうか。

お坊さんといえば衣に足袋、そして草履・雪駄ですよね。

衣を着ているお坊さんがスニーカーを履いていたらおかしいと思いませんか。

でも機能性だけを求めるのであればお坊さんもスニーカーを履いてもよろしいんじゃないでしょうか。

お坊さんの足袋と草履(雨履き)

お坊さんは格好にも気をつけないといけない。

例えばお坊さんの中にはお寺の法要にお参りに来る時に私服で来る人もいます。

でもどうでしょうか、私はああいうのはちょっと嫌いです。

もしもカジュアルでラフな格好をした人がお坊さんの控え室に入ったら皆様はどのように感じるでしょうか。なんとなしに嫌な気分になるのではないでしょうか。

カジュアルでラフな姿をした人が衣を着てお坊さんの格好して仏教儀式をしたとしてもちょっとありがたく感じないのではないでしょうか。さっきまでのお坊さんらしくない姿を見ているからね。

そしてそういうお坊さんは控え室に戻るとまた私服に着替えて私服の格好でお寺を後にします。

お坊さんに限らず会社員・サラリーマンというのは通勤中・移動中もその姿を周りから何気なしに見られてるのではないでしょうか

特に建物の出入り時は注意ですね。えっ、ああいう格好の人がこの建物に出入りしているのと思われるかもしれません。

人は見た目の印象も大事

確かに健康のためにスニーカーを履くのも一理あります。

しかしスニーカーがスーツと合わないというのもまた事実ではないでしょうか。

もちろんスーツとスニーカーが似合わないのは慣れの問題かもしれません。(そしてスーツに合うスニーカーというのもどんどん流行として登場してくるでしょう。)

お坊さんの服装も似たようなところがありますよね。

お坊さんは衣・袈裟・足袋・草履をしているのが当たり前だと思われてるのではないでしょうか。

これが日本のお坊さんの伝統的な姿ですので、今のお坊さんは宗派を問わずにおおよそ皆このような姿をしています。

そんな中でお坊さんも健康のために草履じゃなくスニーカーでお参りに行ってもいいよと言われて「はいそうですか」と草履からスニーカーに変化するでしょうか。

普段から私服を着て他のお寺に行っているお坊さんは喜んでサンダルやスニーカー、ジーンズと言ったお坊さんらしくない格好をしてくるかもしれません。

しかし多くのお坊さんやを周りの人はそのようなお坊さんの姿を見て違和感を覚えたり不快な思いになるかもしれません。

これも繰り返しになりますが慣れの問題かもしれません。

ダサいダサくない、格好良い格好悪いといったレベルの話ではなく、お坊さんは 移動をしている時もまた襟を正すことを求められていると思います。人に見られても恥ずかしくない格好、人に見られても恥ずかしく思われない格好をするべきでしょう。

思えば2005年の小泉純一郎内閣・小池百合子環境大臣の時に「ノーネクタイ・ノージャケット」のクールビズ が政府のキャッチフレーズとして使われるようになりました。

導入当時は否定的な人も多くいましたが、数年もしますと広く受け入れられるようになってきました。今では夏場のクールビズは至極当然のようになっています。

今回もスポーツ庁によりスニーカーでの出勤してもいいよと勧められるようになりました。

発表してからまだひと月しかたっていない現在では否定的な人も多いかもしれませんが、しばらくするとスーツとスニーカーの組み合わせはそれほど気にならなくなるかもしれません。

さいごに。スニーカー通勤キャンペーンは平成30年3月からやで。

平成29年10月2日にスポーツ庁は国民の健康増進を図る官民連携プロジェクト『FUN+WALK PROJECT』をスタートすることを発表しましたね。

その発表時に使われた「スニーカー通勤」という言葉ですが、これはぜひ今すぐに会社に通勤するときにはスニーカを履いてくださいと勧めているわけではないんですね。

正しくは次のように発表されています。

2018年3月からは、日常生活の中での「歩く」を促進するためのキーアクションとして、「スニーカー通勤」など“歩きやすい服装”を推奨する第1弾キャンペーンを開始します。

スポーツ庁公式ページ「“歩く”をもっと“楽しく”『FUN+WALK PROJECT』開始」より引用

なにか政府が革靴を廃止にして、今すぐにでもスニーカーでの通勤を勧めていると勘違いしている人がいるかもしれませんが、正しくは歩きやすい服装を推奨していることであり、またそのプロジェクトは来年の平成30年3月上旬から開始されます

プロジェクト・スケジュール

  • 2017年11月~12月:デモイベントの実施
  • 2018年1月:キックオフイベントの概要発表/プロジェクトロゴ ダウンロード開始
  • 2月下旬 :キックオフイベント/本サイトオープン/アプリダウンロード開始
  • 3月上旬 :プロジェクトスタート/アプリを通じたキャンペーンの展開 「スニーカー通勤」など“歩きやすい”服装での通勤スタート

会社の方もまだ社員がスニーカーといった歩きやすい服装で通勤することに対してルールが整えられていないところもあるでしょう。

プロジェクト開始まではまだ時間がありますので、スニーカーを履いて入退社したい人ももう少しだけお待ちになって会社の方針を確認したほうがいいでしょう。

会社の職種・立場によってはこの服装での通勤は相応しくないというのもあるでしょう。

お坊さんの服装のように人に見られる立場の人もいるでしょう。会社・組織のイメージは社員の振る舞い・身のこなしによっても自然と植え付けられていくでしょう。

革靴を履くことで多少移動が不便だと思っても、こちらのほうが会社にとっては適しているときもあるでしょう。

お坊さんのように衣+草履といった走るに適していない服装をしている人もいるんですから、見た目を優先するときも必要ですよね。

私は頭から足元までピシッと服装を整えるべきだと思います。それは途中で言いました「襟を正す」という言葉につながります。

衣服を整え、姿勢を正しくすることは大切です。またまじめな気持ちで物事に向き合う姿勢というのは大切です。

お坊さんはなぜ髪をこざっぱりと整えるのでしょうか。髪の乱れに心を奪われることなく気持ちを引き締めるためですね。

皆様も真剣に仕事に向き合うときや、大切な会議の時は普段以上に気を引き締めますよね。そのためにはまずは服装を正すこと。そうすることによって自ずと相手に不必要な誤解を与えることなく、伝えたい話や本質的な議論に集中できるのではないでしょうか。

服装とは自分のファッション性や利便性だけでなく、社会人であるならば相手が感じるであろう印象をも考慮して選ばなければならないでしょう。

 

7/1記事下profと案内,6月15日より



釋克啓プロフィール写真80px サイト運営者の釋克啓(かっけい)です。
香川生まれ,香川育ち,香川大学出身。
香川県にある円龍寺の若坊である28歳。
現丸亀市仏教会理事

法要/行事の案内

 ・8月1日2日 (水・木) 10時~ 郡家興正寺別院 夏法座
 ・8月15日 (水) 午後2時~ 自坊円龍寺 納骨者追悼法要

-お坊さんという人間
-,

Copyright© 真宗興正派 円龍寺 , 2018 AllRights Reserved Powered by micata2.