庭で鉢植え植物を多く育てている、かっけいです。
私の住むところは香川県で、台風が日本に来ても他県と比べて大雨強風の被害が少ないのですが、今年2018年8月は台風20号が四国に上陸し非常に激しい雨風を経験しました。
夏は暑く、鉢植え植物は毎日水やりをしなければなりません。
毎日毎朝水やりをしましても、鉢は水切れをおこし鉢は軽くなります。
当然の結果として、私の育てている鉢植え植物の多くが転倒しました。
倒れた鉢植え植物は、枝が折れたり鉢・ポットが壊れたりとよろしくないのですが、一方でオフシーズンに優先的に植え替える目安になります。
前置き。植物が台風で倒れないようにする対策
暴風が発生すると鉢が倒れる恐れがあります。鉢が倒れますと被害がでますので今回のように台風が直撃する時には何らかの対策をしなければなりません。
例えば次のような方法が挙げられます。
- フェンスなど固定されたものに紐でくくりつける
- 鉢に重石を置いて重くしておく
- 枝葉を剪定して風を受けにくくする
- 大きく重い鉢の中に入れて二重鉢の状態にする
しかしこれらはハードな対策といいますか、鉢の数が多くなると非常に時間がかかり面倒です。
ですので私の場合は水やりをして「水の重さで鉢の重量をあげる」という対策をしています。(水やりはできるだけ台風が来る直前に)
非常に簡単な対策ですが、少しでも鉢全体を重くしてあげることで強風が吹いても倒れにくくなります。
風で倒れる鉢は成長の良い植物。植え替えをする判断になる
写真を見ていただいたらわかりますように、同じような場所に鉢を置いても、倒れる鉢と倒れない鉢に分かれます。(写真の鉢の大きさは60リットルポット。植物はブルーベリーで、用土はピートモス主体)
何が違うかと用土の乾燥具合に違いに出ています。
倒れている方は水やりしたにもかかわらず用土が乾燥しており、植物がしっかりと水分を吸収しています。一方で倒れていない方は用土がまだ湿っており鉢が重たいままです。
倒れている方は鉢の中に根が詰まっている状態で、植物がしっかりと成長している鉢です。
そのため植物の成長が停滞する秋冬のオフシーズンには優先的に植え替えをする鉢だと分かります。
鉢が倒れることはよろしいことではないのですが、一方で同じように育て対策していながら倒れる鉢というのは倒れない鉢と比べ、ポット中の用土水分をしっかり吸収できていることですので、よく育っている目安になります。
「台風で倒れた鉢は秋冬(オフシーズン)に植え替える目安になる」ので倒れた鉢がどれだったのかメモしておきましょう。(ちなみに今すぐ植え替えてもいいのですが、夏の暑い時期は根を崩しての植え替えをすると植物を枯らす恐れがあるので、こぼれた用土を足すくらいがいいと思います)
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さいごに。強風で倒れた鉢は可哀そうでも倒したままにする
あまり経験がないと、強風で鉢が倒れるとすぐに起こしてあげたいと思うでしょう。
でもそれはやめた方がいいよ。
なぜって、強風が吹いているときに起こしても一度倒れた鉢はまた倒れるからです。
台風のように数時間ごとに風向きが変化する場合は、置き場所や鉢の向きを変えてもまた同じように倒れてしまいます。倒れるたびに植物には衝撃が加わり、枝葉を折ったりコンクリートの地面や鉢を傷めます。人に当たっても危険です。
ですので一度倒れた鉢というのは強風がおさまるまで倒したままにするのがいいのです。そっちの方が結果的に被害が少なくすみます。
もしも何度も倒れる鉢だと分かっているのであれば、大風が吹く前に鉢を前もって横に寝かせておいたり、玄関などの屋内にとりこんであげればいいでしょう。