ブルーベリーは夏にはコガネムシ以外にもイラガなどの幼虫が発生して大変。

こんばんは。 かっけいです。

夏もお盆が過ぎ朝夕は気持ち涼しくなってきたのかなあと思う今日この頃ですが、実際には日中まだまだ気温35度近くと暑い日が続いています。

育てているブルーベリーもラビットアイ系統の一部を除いて多くが収穫を終え、今は毎日毎日、水やりが欠かせない日々が続いています。

そんな中、私の観察不足・注意不足により、ブルーベリーの葉っぱを食べていく害虫が大量発生していました。

今回は、ブルーベリーに発生した害虫の様子と被害状況(一部)と駆除について書きます。

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ブルーベリーの被害の状況。葉がボロボロ・スカスカ。

葉の被害状況。

ブルーベリーの葉がボロボロに食べられたり、葉がすべて失われていた。

ブルーベリーの葉が害虫に食べられた写真。

ブルーベリーの葉が完全に食べられた様子。

左の写真はイラガと呼ばれる蛾の幼虫よる葉の被害。

イラガは若い葉の表皮を食べるため、食べ終えた葉は薄茶色になりパリパリカサカサな状態になり、葉緑素が失われているのか、今後この状態から回復しません。葉が枯れたようになります。

右の写真はモンクロシャチホコガと呼ばれる蛾の幼虫による葉の被害です。

こちらは葉をすべて食べつくすため、ブルーベリーの枝だけしか残っていません。

害虫の様子。イラガとモンクロシャチホコガ。

イラガ。黄色い虫で葉の裏側にいる。

ブルーベリーがイラガに食べられている様子。

モンクロシャチホコガ。幼虫時は茶色で、枝にいることが多い印象。

モンクロシャチホコガが葉を食べている様子。

ブルーベリーの葉が食べられているときは、鉢のそばに、食べられている枝葉の下には害虫の糞が落ちています。

食害する害虫の糞。

食害する害虫の糞。

この糞が鉢のそばに写真のように広く目立つほど落ちているときは、気が付くのが遅く、食べられ始めてから何日も立っていることが言えます。一日・二日でこんなに糞は広がらないからね。

ブルーベリー害虫の駆除方法。

今回は農薬を使いませんでした。

理由は3つです。

  • 風が強くスプレータイプの殺虫剤は使いたくなかったこと。
  • まだ収穫中のブルーベリーがあったから。
  • デルフィン顆粒水和剤(農薬)がイラガやモンクロシャチホコガに効果がありそうだが、私は持っていないから。

薬による駆除がちょっとできないので、私はひたすら捕まえる駆除方法をとりました。すっごく面倒ですが。

ハサミとバケツを用意して、一匹一匹捕まえられそうな虫は捕まえてバケツに落とし、一つの葉にびっしりと虫が集まっている場合は枝ごとや葉ごと切り落としました。

バケツに落とした害虫。イラガとシャチホコガ

注意事項としましては、深めのバケツを用意することだと思います。

バケツに落としたモンクロシャチホコガはおとなしいのですが、イラガの方は活発に動き、10分もすればバケツをよじ登って脱出をはかります。ですのでバケツの中の様子も時々確認しないとバケツを持っている手が刺されそうになることがあります。

ハサミに乗せたイラガの幼虫。

このハサミで害虫を残らず捕まえていく方法は、被害が広がっていないときにするべきです。

イラガもモンクロシャチホコガも大きくなると、ブルーベリーの樹のあちらこちらにバラバラに移動し、探すのが面倒になります。

大きくなっても葉の裏側にいることがほとんどなので、ひたすら身をかがめて葉の裏を確認するように探すので姿勢が辛くなります。

今回は被害が広がっている状態のことなので、駆除するのが大変でした。終わったと思ってもちょっと下から除く位置を変えると新たに見つかるのですから。


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さいごに。コガネムシとイラガの葉の食べ方の違い。

イラガやモンクロシャチホコガの被害はブルーベリーの葉が食べられることです。

また見た目も気持ち悪いですし。イラガに至っては肌に触れた瞬間にとんでもない(言葉に表せないほどの)激痛が走ります。

ただブルーベリーには葉をどんどん食べていき、ブルーベリーの成長に影響を及ぼすイラガなどの害虫のほかに、コガネムシのような根に被害を及ぼす害虫もいます。

コガネムシの成虫は根を食べずに葉を食べるのですが、イラガと葉の食べ方が違っているため、コガネムシがブルーベリーにやってきているのか簡単にわかります。

イラガの葉の食べ方。

イラガの葉の食べ方。

コガネムシの食べ方。

コガネムシの葉の食べ方。

幼虫のイラガは集団で一枚の葉っぱの表面を食べるため、葉が茶色く薄くなるよう変化するのですが、少し成長したイラガの幼虫は葉の柔らかいところ食べるため、葉脈のところだけ残して葉を食べつくします。ですのでイラガは枯葉のようにしたり枝から見てIの字形に食べます。

一方飛んできて葉を食べるコガネムシの成虫はイラガやモンクロシャチホコガとは違い、葉のどこからでも食べるため、ブルーベリーの葉にはポコポコと大小さまざまな穴が残ります。

モンクロシャチホコガは葉をすべて食べつくして枝だけの状態にします。


イラガやモンクロシャチホコガのようなブルーベリーの葉を食べる害虫は4月~9月10月までどの時期にでも発生するため油断ができません。ちょっと油断をすると今回のように捕まえるのが大変になりますので。

今回はモンクロシャチホコガが発生しましたが、この虫はブルーベリー以外にも桜にも発生しやすい害虫です。(ですから同じ桜の仲間の梅や桃にも。)

ブルーベリーにモンクロシャチホコガが発生していたので、近くにある桜にも被害が広がっていないのか確認する必要があります。

広がったら捕まえるのが本当に大変になるので、普段からしっかりと観察し、早め早めの対応が大切となります。

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