かっけいです。
地域のホームセンターや種苗店では、ブルーベリー苗が当たり前のように売られるようになりましたね。
10年前では、「大実ブルーベリー・よくなるブルーベリー・強健ブルーベリー」のように品種不明のものばかりでした。
売られているブルーベリーも、「ティフブルー・ホームベル・ウッダード」と、古参の有名な3品種が、数点あるぐらいでした。
このラビットアイ系3品種は、品種発表されたのが今から60年ぐらい前です。今でも店頭によく売られるているのは、安定して味もよく・育てやすくたくさん収穫できると、魅力的な品種だからでしょう。
さて今では、ブルーベリーはサプリメント・健康食品・家庭果樹として、だいぶ知名度のあがった果物になったことでしょう。
ホームセンターや種苗店に行きますと、ブルーベリー専用コーナーが用意されているほどです。
ブルーベリーというのは不思議な果樹苗でして、毎年毎年、新品種が発表されます。流通する名前も統一されません。(「オニール」が「サザンオニール」や「ビッグオニール」だったりと)
現在、ブルーベリーの品種はどの果樹苗よりも多いのではないでしょうか。
店頭に行きますと、見慣れない品種が並んでいたりします。それを見ると、奇妙だったり、本物なのかなあ、欲しいなあと感じます。
これまで入手困難だった品種がズラッとあります。
入手困難になるブルーベリーというのは、
- 日本の気候にあわない・または生産者の少ない「マイナー品種」
- 増殖販売権がある開発品種の「パテント品種・ライセンス品種」
の二つのパターンがあります。
ブルーベリー品種の多くは、日本国外で開発されています。日本で手に入るかどうかは、輸入業者・卸売業者が取引するかに左右されます。
今回、地元のホームセンターや種苗店をまわってみますと、珍しい品種がいくらか売られていました。
その中で私は、「フクベリー」と「カロラインブルー」と「サンタフェ」を買いました。
理由は、私が持っていなかった品種だったことと、評判のよろしい品種だからです。値段もひとつ680円とお手頃でした。
店頭販売のブルーベリーは偽物も多そうですが、「フク」や「カロ」の印が別に付けられていたのでちょっと期待しています。
まあ、もしも本物でなくても、新しいブルーベリーが入ったら楽しいものです。
ちなみにフクベリーとは、日本ブルーベリー協会理事だった福田俊が育成し2006年に商標登録されたラビットアイ系ブルベリーで、収穫ピークが9月上旬の晩成品種。
カロラインブルーは1999年発表のハイブッシュ系ブルーベリー。7月上旬から収穫できる北部ハイブッシュの晩成品種。
サンタフェはフロリダ大学による育成で、1990年発表のハイブッシュ系ブルーベリー。6月下旬収穫の南部ハイブッシュの中生品種。
ホームセンターや種苗店にはブルーベリーの珍しい品種が売られていることもあるから、たまに行くと非常に面白いよね。もちろん本物かどうか怪しいところもあるけど、それ含めて楽しめるところです。かなり安く売られていたりと、価格設定もおかしいですが。
でも色んなブルーベリー新品種が登場してくるけども、私にとっては「オニール・サミット・レガシー」の3つがお気に入り。いまだに本物か分からないけど、ずっと昔に買ったゼバブルーも気に入っている。