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赤色のロウソクはいつ使うの?.ラジオ#41

第41回目のラジオ配信。「赤色のロウソク」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

テーマ「赤いロウソク」の内容まとめ
  • 赤いロウソクを使うタイミングは、宗派や地域によって全く異なる
  • 年忌法事のような人が集まる大切な仏事の時に使う。(ふだんは白色のロウソクでいいよ)
  • 仏事の赤いロウソクは、朱蝋燭(しゅろうそく)というのが正式
  • 赤色のロウソクといわれるが、実際には朱色のロウソク
  • 朱色は仏教が日本に入ってきたときの色で、オレンジのかかった赤
  • 赤いロウソクは仏壇仏具店で購入できる
仏壇の赤ロウソク(朱蝋燭)

いただいたご質問は「赤色のロウソクはいつ使うのですか?」です。

質問の答えを先に言いますと、

「宗派や地域によって、使うタイミングが全く異なっています。ですのでこの時に使ってくださいと、キッパリと限定してお答えすることはできません。しいて言うなら、大切な節目の仏事・法事のときに赤色のロウソクを用意します」になります。

以下、「赤色のロウソク」をテーマについてお話していきます。

さてそもそもですが、よく一般に「赤色のロウソク」と言われますが、だいたいの仏教宗派のお坊さんは赤色と言わずに、「朱蝋燭」というのが正式だったりします。

赤色でも緋色でも紅色でも茜色でもなく、朱色のロウソクが仏事で使われるロウソクの色です。

朱色は仏教が日本に伝わってきたときの色で、赤色よりもちょっとオレンジかかった赤色で、古いお寺の柱に塗られたちょっとくすんだ赤だと想像してください。

それが朱蝋燭の色。だから皆さんがいう赤ロウソクは、実際に買ってみると、想像よりも淡い感じの赤だなあと思うかもしれません。

お坊さん的には朱蝋燭といいたいのですが、今回は赤色のロウソクで言いますね。

さて一般的に、お仏壇やお墓で使うロウソクは、白色をお飾りしていると思います。

ですがお坊さんがお参りに来ると、「赤い色のロウソクはありませんか?」と尋ねられることがあるでしょう。

「え、赤いロウソクって必要なの?売ってなかったよ」と言われたりするのですが、ホームセンターやスーパーではなく仏壇屋にいけば間違いなくありますし、できれば用意しておいてほしい仏具です。

ロウソクを灯す意味は、2020年2月に配信した第30回ラジオテーマの「灯籠」と同じく、私たちにむけられた仏様からの智慧と慈悲の光を表しています。

ロウソクの色そのものが大事なわけではありませんが、ロウソクの色を使い分けるのは一つひとつの仏事を仏様参りをメリハリをつける役割があります。

冒頭に言いましたが、赤色のロウソクを使うタイミングは宗派や地域によって全然違います。全く使わない宗派も50回忌に使う宗派もあれば、49日法要や一周忌の向かわれ法事から使うところもあります。

例えば私の属している浄土真宗の興正派だと、毎日の通常のお参りでは白色ですが、年忌法事だと一周忌から赤を使い始め、3回忌・7回忌と年忌法事ではそれからずっと赤色のロウソクを使います。また宗祖親鸞聖人のご命日法要でも赤い色のロウソクを使います。

他に代表的な例を挙げると、東本願寺の大谷派だと3回忌の法事から赤色を使い、西本願寺の本願寺派だと7回忌から使い始めます。

ロウソクを使うタイミングはバラバラです。

こんな風に使うタイミングに統一性のない赤色のロウソクですが、それでもなぜ赤いロウソクを使うのかと言えば、一つひとつの仏事を仏様参りをメリハリをつけるためです。

色のついたロウソクが普及しはじめたのは、江戸時代の中頃になってからだとされます。江戸時代は、ちょうどお仏壇が一般に普及するようになったころですね。

色のつかない無地の白いロウソクが作りやすく、普段は白いロウソクを使っていたのですが、年忌法事のような節目節目の時には、仏さまのお飾りを通常とは違った様子にして、特別なお参りを演出していたのです。

一周忌や3回忌のような年忌の法事は、悲しいイベントだと勘違いしている人もいるかもしれませんが、そうではなく、亡き人を偲び、亡き人をご縁として縁ある人々があつまり、仏の教えに出会っていく場なのです。ですので、悲しいイベントというよりも、めでたいイベント・有難いイベントと思ってください。

簡単な覚え方をあげるなら、ふだんお参りするときは白色でも、お坊さんや家族や親戚といった人が集まるお参りのときは、赤色のロウソクを使うのかもと覚えてください。

ただ葬儀では色を使わない白や無地が喪の弔い方なので、人があつまる仏事ですが、葬儀では赤を使わないのが一般的でしょう。使う地域もあるかもしれないので、断定はできませんが。

どうでしょうか?

「赤色のロウソクはいつ使うのですか?」の疑問にお答えできていますでしょうか?

困ったときはお参りに来るお坊さんに、前もって赤い色のロウソクを用意しておくべきか聞いたらいいですし、悩んだら赤色と白色のロウソクを両方おいていただけたら、来たお坊さんが適当に使い分けてくれることでしょう。

ちなみに余談ですが、ロウソクは白色と赤色の二つが一般的ですが、時には銀色や金色も使うことがあります。ただ銀は白のロウソクで、金は赤のロウソクで代用できるので、ご覧になることは稀でしょう。

赤色のロウソクがスーパーや100均に売られてなかったので用意できなかったという人もいますが、仏壇仏具店には必ずあるので仏さまのロウソクはそこで買ってください。

買うときには、店員さんに自分の寺の宗派を言った方がいいですよ。宗派によってロウソクの形が違っているからね。

同じ浄土真宗でも派によって微妙に違っているので、自分で選ばずに店員さんにお任せすることをおすすめします。

ロウソクの光

第30回目のラジオ「灯籠の意味」でも話しましたが、仏前のお飾りは、仏さまのお浄土や功徳を表します。

灯りを仏さまに供える意味だけでなく、仏様から照らしてくださっている智慧と慈悲の光も表しています。

よろしければ30回目のラジオもお聞きください。

仏事で使うロウソクの色

仏事では、次の4種類の色のロウソクが仏さまの前にお飾りされます。

いつ使う
ふだんのお参り
朱(赤)宗祖の命日や年忌法要
お通夜や葬式(弔事)
結婚式など(慶事)

通常のお仏壇やお墓のお参りは、白色のロウソクをお飾りすればいいのですが、年忌法要のような人が集まる仏事では、赤い色をロウソクを使うと覚えていただけば。

赤い色のロウソクは特別な時・大切な時に使い、新しい仏様・お仏壇を迎えたとき、お仏壇をしまわれる節目の時にも赤いロウソクをお使いください。

銀や金のロウソクは白や赤で代用できるので、一般家庭の仏事では見られないかもしれませんが、お寺での通夜や葬式や結婚式などでは銀や金が使われることでしょう。機会があればぜひ確認してください。

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