こんばんは。 かっけいです。
日本の夏はあっついですね。日差しも強いですし、日中の気温が35度にもなることがあります。
日中の暑い日差しも和らげるためによしずを立てかける人もいると思いますが、私はここ数年キウイフルーツのグリーンカーテン(緑のカーテン)も試しています。
今回はキウイフルーツのグリーンカーテンについて紹介します。
キウイカーテンに必要なもの。
- キウイフルーツの苗木(なるべく大きな苗が望ましい)
- 大きめの鉢orプランター
- 用土と肥料
- キウイフルーツの枝が絡みつく紐(支柱やネットなど)
キウイフルーツは果物なので園芸店やホームセンターで手に入れるには野菜コーナーではなく果樹コーナーに行かなければなりません。
当然大きな苗のほうが葉の茂る量が多くなるので大きめの苗のほうがおすすめです。(将来的に実を収穫したいなら雄の樹と雌の樹をそろえる必要があります。キウイフルーツは雌雄異株なので)
また大きめの鉢かプランターがおすすめです。なぜならキウイフルーツは葉の蒸散量が多く水切れを起こしやすいですし乾燥にも弱い特徴があります。植え付けに必要な用土の量が多くなると水切れになる可能性も低くなりますし、水やり頻度も少なく済みます。(それでも最低一日一回は水やりが必要ですが)
そして肝心なのが成長したキウイフルーツが絡みつくための支えです。
一般的なグリーンカーテンには野菜用のネット(例えばキュウリネット)と支柱が使われますが、キウイフルーツは例えば野菜のキュウリや果樹のパッションフルーツのようなまきひげが発生せずに、成長して伸びた枝自体を絡ませながら大きくなります。(このような植物をよじ登り植物とも呼ばれたりします)
ですので巻きひげが絡みついていくための格子状のネットは必要ないですし、どちらかというと、丈夫な紐のほうがキウイには適していると思われます。
私は農業用のビニールハウスのビニール押さえに使われているハウスベルトを使っています。案外安く500メートルの長さでも2000円~3000円程度で買えるのでお得だと思います。
キウイフルーツのグリーンカーテンの成長の様子。
キウイフルーツは4年生でまだまだ小さな樹ですし、毎年グリーンカーテンに利用するために冬の剪定時に高さ30センチメートル程度に抑えています。
まだ一株で窓全体を覆うことは難しいと思ったので、今年は3株を設置しました。
今年のプランターは根への通気性を重視してアイリスオーヤマのベジタブルグリーン400というプランターを使いました。(メリットとデメリット、両方感じました。)
巻きつくための紐は軒先の垂木から垂らしています。
キウイフルーツをグリーンカーテンに利用することの感想と注意。
グリーンカーテンとして機能しているのか。
一応、グリーンカーテンとしては効果があると感じます。
ただあまりにも夏場は気温が高いため、グリーンカーテンがあるからといってエアコンが不要になるほどではありません。
あくまで相対的に涼しく感じる程度です。
涼しく感じるのは水やりのおかげ?
これは私がグリーンカーテンをするようになってからの率直な感想なのですが、グリーンカーテンをして涼しく感じるのはひょっとして水やりのおかげではないだろうか。
プランターや鉢で育てる植物は夏場、毎日の水やりが欠かせません。
水やりをするときは鉢底から水が流れ出るほどしますよね。
私にはこの水が打ち水としての役割を果たし、結果として涼しく感じていると思っています。
キウイフルーツをカーテンとして育てることへの注意点。
キウイフルーツは乾燥に弱いと感じます。私が大学にいた時も結構枯らしてしまいました。
暑い夏には朝夕2回の水やりが必要だとも感じます。(最低でも一日に一回)
またキウイフルーツは巻きひげを出さずに伸びた枝が紐に巻きついていきます。
窓を覆うように枝葉を茂らせるためにはある程度人の手で誘引作業をする必要があるように感じます。(また冬場に高さを抑えて剪定するためには最初はまっすぐに伸びるように誘引する必要があるでしょう。)
それとキウイフルーツはなかなか落葉しません。
そのため11・12月まで窓際にはキウイフルーツの樹が紐に絡み続けています。ちょっと見栄えが悪いかも。
あと結構成長が早いです。
プランター栽培でも一年で2メートル以上も楽々と伸びていくので、屋根の上まで伸びていきます。近くに電線があると巻きつこうすることもあります。(逆に言えば2階がある家は2階のベランダにもグリーンカーテンとして機能するかも)
成長が早いので、毎年の植え替えも重要だと感じます。
キウイフルーツカーテンのメリット。
- キウイフルーツは育てやすい。
- 一度購入すれば、翌年に苗を買いなおす必要がない。冬越しも楽。
キウイフルーツの鉢・プランター植えは水やりが大変です。
しかし水やりさえできれば、非常に育てやすい植物だとも感じています。
病気にもなりにくいですし、害虫の被害にもあいにくい印象です。
また例えばパッションフルーツと比較して、落葉果樹であるキウイフルーツは耐寒性が高く楽に冬越しができます。
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さいごに。
現在はまだまだキウイフルーツの樹が小さいので3株で一つの窓を覆っています。
しかし将来的には一株でグリーンカーテンとしての利用ができるでしょう。ただキウイフルーツは成長が良いので、屋根の高さまで伸びたら先端を止めるといった育て方をする必要も出てくるでしょう。
また毎年の植え替えも必要になるでしょう。
現在でも用土の量は20リットルほど使っているのですが、45リットル程度が鉢栽培の限界になってくるような気もします。
何年も続けて育てていくと、今はうまくいってもひょっとするとキウイフルーツはグリーンカーテンに向いていないように思うかもしれません。
しかし今はキウイフルーツでもグリーンカーテンとして問題なく機能していると感じています。