本寂上人の「お手紙」を現代の言葉で.番外26

浄土真宗では歴代のご門主が書かれたお手紙のことを御消息(ごしょうそく)といいます。

番外26では真宗興正派興正寺の27世ご門主が書かれたご消息を拝読します。

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本寂上人ご消息の全文

そもそも当流安心の趣といふは何の様もなく、
もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、
一心一向に阿弥陀如来今度の一大事の後生、
御たすけ候へと、
深くたのみたてまつり、
御たすけ一定、
わが往生は治定ぞと、
本願の由来を聞信して、
露ちりばかりも疑ひなきを安心決定とは申なり。
かやうに信をとる上には、
誠に仏智不思議の御助けにあづかることのありがたさよと、
広大深重の御恩を尊び喜びて、
行住坐臥に称名念仏すべし。
あなかしこあなかしこ。

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現代語訳

さて、私たちの宗派、真宗興正派でいう「安心(あんじん・あんしん)」というものは、特別な修行や難しい方法のことではありません。 

日々のあれこれの努力や、自分の力で何とかしようとする心は、いったん横に置いてください。

そして、ただ一心に阿弥陀如来さまにこう願うのです。 「この人生での大切な救い、命のゆくえをどうかお助けください」と。

「必ずあなたを助ける」という阿弥陀様の助けをいただき、亡くなった後の救いはもう決まっているのだと、阿弥陀さまの本願のいわれをよく聞き、疑うことなく心からお任せしていくこと――これが私たちのいう「安心(あんじん・あんしん)」というものです。

こうして信じることで、私たちは阿弥陀様さまのはかりしれない智慧と慈悲による助けを受けられます。

そのありがたいこと、深いご恩に心から喜び感謝し、日常の中で歩いている時も座っている時も寝ている時も、いつでもどこでも「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えていきましょう。

つつしんで申し上げます。 それでは、それでは。

ポイントを簡単に

  • 「安心」とは、自分の力ではなく阿弥陀仏のはたらきを信じる心のこと
  • 難しい修行よりも、ただ阿弥陀仏にお任せすることが大切
  • 阿弥陀仏の本願を信じることで、死後の救いも疑いなく確かなものになる
  • 日常生活の中で、いつでも仏をおもうこと(念仏)が大切

本寂上人のご消息の要点

  1. 安心とは特別な修行ではない
    自分の力で何とかしようとする心を捨て、阿弥陀如来にすべてを任せること。
  2. 信じる心が大切
    阿弥陀さまがこの私を必ず救ってくださるという誓い(本願)を疑わず、深く信頼すること。
  3. 亡くなった後のことは心配いらない
    亡くなった後のこと(往生)は、自分の力ではなく仏の力によるもので、安心して任せられる。
  4. 日常での実践
    座っても立っても歩いても阿弥陀さまの名を大切にし、称える(念仏する)こと。
  5. 感謝と喜び
    仏さまの智慧と慈悲のはたらきに感謝し、喜びをもって生きること。

一言でまとめると

「自分の力を頼らず、阿弥陀さまのはたらきを信じ、日々の生活の中で感謝とお念仏をもって生きましょう」

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