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人と会って話をする大切さ.ラジオ#45

第45回目のラジオ配信。「人と会って話をする」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオテーマ「会話」の内容まとめ
  • 一日に5人以上の人と会って話をする
  • 昔は家庭の中でも、十分に会話できる環境だった
  • コロナウイルスで面会謝絶だった私の祖母は3ヶ月で死んでしまった
  • もし病院や施設で長いこと会えない家族がいるなら、早くコミュニケーションしてほしい
  • 誰とも会えず話しができない人は、寂しく空しくないだろうか
  • 心だけでなく体にも悪い影響がありそう
入院中の祖母に会い、手をにぎって話をする

先日祖母が亡くなって早一週間がたちました。あっという間に時間が過ぎていくのですが、祖母に関する思い出は消えずに、むしろどんどん思い出してきます。

今回の話は短く、「人と会って話をしよう」をテーマにお話します。

10年ぐらい前かなあ。布教使の先生がこんなニュアンスの話をしてました。

「不健康やボケ防止には、一日に最低5人の人と会って話をしたらいいですよ」と言われてんですね。そんな話を私思い出しました。

そういえば、私の祖母も面会できなくなる前の3月の時は表情も穏やかで笑っていましたし、看護師さんにもお礼が言えてたんですね。手を振ったり手を合わすこともうなずくこともできてました。

毎日のように私、会いに行ってて元気そうだから、コロナでしばらく会えなくても大丈夫かなあ病院にお任せして大丈夫かなあと思っていたら、たった3ヶ月の間に死んでしまったんですね。

急に行かなくなったから「なんで、会いに来てくれないんだろう」と不安になったかもしれません。

ひょっとしたら、精神的に体調不良になったかもしれないですし、毎日会えていたら祖母もまだまだ長生きできたのかなあと後悔が残ります。

祖母の葬儀の日の後に、40歳ほどの夫婦がお悔やみに来てくれました。

その方と祖母のことを含め20分くらい雑談しました。するとその人がこんなことを言ったんですね。

「コロナで自粛ばかりでしたけど、久しぶりに人と直接顔を合わして話せてすっきりしました」と。また「小学生の子どもも、長く学校に行けず友だちと会えず、イライラとかなり精神的に不安定になっていて、学校が再開できてとってもうれしそう」とのことでした。

体が満足に動いて、テレビを見て、インターネットをして、ゲームをして、家族と生活している家庭であっても、人と交わらなければだんだんと心が疲れてしまいます。

これが体が満足に動かず、毎日病院や介護施設のベッドに横になっている人だと、あっという間に心だけでなく、体にも影響がでてくるんじゃないでしょうか。

私の祖母も耳や口は最後の方はだいぶ悪くなっていました。でも目は非常によかった人でした。

私が病院に行くと、寝てることが多く、私は起きるまで横で立っているんですけども、目が覚めると、まず天井を見て、次に左右を見るんですね。

そして私と目が合うとニコッと笑って、何か言おうとするんで、私が顔を近づけて会話をするんですね。

そん時の祖母は非常に顔色もよく、元気そうなままでした。きっと目が覚めたら、そばに見知った人がいると安心するんでしょうね。

私の祖母が亡くなる直前、意識がなく虫の息だったとき、久しぶりに祖母に会えた時、祖母の腕が真っ青になっていたんですね。

きっと腕を縛られていたんでしょうが、私が毎日のように会いに行っていた時には、家族の目があったのか、腕に青いあざが残るほどのことはなかったです。

家族が会いに行けば、祖母も嬉しい顔をしますし、何か話をしようと口をひらいてくれます。

でも家族が行かなくなると、看護師もお仕事ですし、加減がわからなくなるのか、縛ったり扱いがぞんざいになるのかなあと思います。これは想像だからなんとも言えませんが。

やっぱり家族がしょっちゅう会いに行っている所は、ベッドに横になっている人も安心しているというか、目を開ける・起きる楽しみがあるように私は感じました。

10年ぐらい前に布教使の先生が言った「一日に5人の人とあって話をしましょう」の話は、ひとつの目安でしょう。

5人というのは、お爺さんおばあさん・お父さんお母さん・孫と3世代が一緒に住んでいた時代の話をたとえにあげたんだと思います。昔は1つ屋根の下で、自然と5人以上の会話ができて、最低限の交わりができていたからでしょう。

でも現代だとどうでしょうか。

1人や2人の家族は多くなり、外に出ても近所の人と話することもなく、何日も何週間も何か月も何年も満足と会話したことがない人も多いことでしょう。

もちろんそれでも人は生きていけますが、寂しい人生だと思いますし、心の感覚が麻痺しているように思います。

もし健康に・笑って・また喧嘩して、喜怒哀楽できる生活を求めるなら、人と会ってたわいのないことでもいいから話をするべきだと思います。

私の祖母も会えなくなって3ヶ月で急に亡くなりました。死に顔を見ましたが3か月前の元気そうな顔のままでした。

起きても孫の私がそばにいなかったことが不安だったでしょうし、ショックだったんじゃないのかなあ、食事ものどを通らなかったんじゃないのかなあと、祖母の心情を思うと悔んでなりません。

直接会いに行って、顔を合わして同じ時間を過ごして、匂い嗅覚や触覚手をにぎったり体を触ったり話をすることが、家族にとっての一番のお薬だと思いました。

私の祖母だけじゃなく、全国でも家族となかなか会えない人が多いことでしょう。コロナが収束して会うことが可能になれば、すぐにでも会い行って欲しいです。もしできることなら、手紙や写真やネット電話でもいいので、元気なうちに連絡をしてほしいです。

人間、長生きする時代になりましたが、ひとりでいきるんじゃなくて、顔を合わしてコミュニケーションをとって生きがいのある人生を歩むのが大切じゃないかな。

誰とも話をせず、会うこともなく、気力無く生きるより、ずっといいと思います。

「人と会って、話をしよう」

それが今回伝えたかったテーマでした。

人は人と会いたくなる

2020年はコロナウイルスのため、生活様式が一変しました。イベントは自粛傾向になり、人と人との接触が極端に減りました。仏事の葬儀や法事も規模を縮小して行われています。

でもみんながみんな、こんな生活に慣れたわけではありません。

今回の祖母の葬儀でも、想像以上の人数が参列してくださいました。少し前のお寺での春の永代経法要でも、通常よりも多くの人がお参りして下さったほどです。

接触を避ける・人と会わないようにと言われてはいますが、やはり人はどこかで人と交わり、コミュニケーションをとらなければ心に負担がかかるのだと思います。

お参りに行っても、30分・1時間の雑談はざらにあります。会話をする機会が減った現代ではありますが、けっして現代人は人との交わり・コミュニケーションを放棄しているのではなく、むしろ求めているのだと私は思っています。

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