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第46回目のラジオ配信。「ブルーベリーと鳥」がテーマ。(BGM:音楽素材MusMus)
皆さんいかがお過ごしですか。今年の梅雨も結構大雨が降り続いていますね。
私は年間の降水量が少ない香川県に住んでいますが、それでも畑に水がたまるほど、今、雨が降り続いています。
私の趣味は家庭菜園や鉢植え果物を育てることなんですが、6月も末になるといろんな野菜や果物が食べ頃になってきます。そんななかでこの時期特に気になるのが、私が食べるよりも先に鳥にどんどん食べられていることです。
私ブルーベリーを育てるのが特に好きで30品種ぐらいを今育てていて、私の一番大好きなオニールという品種だと5月下旬には収穫がはじまります。
4月5月はちょうど鳥の出産・子育て時期になっているのか、朝から晩まで一日中鳴き声が響いてくるんですね。親鳥は食べ物がないかないかと飛び回っているようなんですが、しばらくすると青いブルーベリーが目に入るんでしょうね。
電線や軒先に止まって、食べてもいいのかなあって様子をうかがうんですね。
個人的には別に鳥に食べられてもいいかなあと最初は思っているんですが、いざ鳥が食べるようになると考えが変わって、やっぱり食べて欲しくないなあと思ってしまいます。
というのも鳥の食べ方が汚いからです。
せっかく美味しいブルーベリーを作っているんだから美味しい果実を食べたらいいのに、鳥はとりあえず青いやつから白い未熟な実まで何でもかんでもくちばしで突っつくんですね。すると果実にくちばしの穴が空いて、やがてそれが萎れて食べられなくなるんです。
それに青い熟れている実でも、下に落としたやつを食べないんですよ。地面に落としたならまずそれから食べて欲しいところです。
あともう一つ言いたいのが、せっかく美味しくなるように作っているのに、美味しい状態で食べようとしないんですよ。
ブルーベリーの美味しい収穫タイミングって、実が青くなった時ではないんですよ。実は。
品種によって異なりますが、だいたい実全体が青くなって一週間くらいたったときが、完熟で甘みが最大で酸味が程よく抜けて素晴らしくおいしい時です。
私としてはこの時に食べてくれたらいいのに、とりあえず手当たりしだいあるいは青くなったらすぐにたべようとして、そして下に落として食べない。
こんな感じだから、最初はよくてもだんだんと鳥には食べて欲しくないと思ってしまうんですね。
特に6月下旬の今頃になると、子どもも大きくなるのか、小さな鳥がお母さんやお父さんと一緒に群れて飛んでくるんですね。
小さい鳥は無邪気なのか真っ白な未熟な実でも突っつきますし、危機感が無いのか人が1メートルくらいに近づいてもなかなか逃げようとしません。
そんなこんなでこの春から夏にかけての時期はブルーベリーが楽しみな一方で、鳥がいつブルーベリーを食べに来るのか実を落としに来るのか、気になって仕方がありません。
今日は外が大雨なので鳥の鳴き声が聞こえてこないので来てはいないんでしょうが、本当にこの時期は毎日のように食べに来ますからね。
これが7月になると、畑の野菜も食べに来るんですね。
まだ被害はないですが、色づけばトマトが食べられるでしょうね。
畑の場合はカラスの被害が大きい気がします。カラスは好奇心旺盛なので、ビックリしたのはナスをかじっていたことです。実を抉るだけで食べてはいないんでしょうが、かじられたナスは腐ってしまいますね。
スイカもあとちょっとで収穫できるなあと思っていると、さわってひっくり返すと、皮を上にして中の赤い実だけを食べていたこともあります。
食べたことを隠すようにするのも酷いことです。
こんな風に、これからの時期は鳥にブルーベリーや畑の野菜が食べられるようになってきます。
畑の野菜はほとんどあきらめ気味ですが、ブルーベリーは青く染まりしだい、鳥がたべにくるよりも先に収穫するようにしています。
完熟の食べ頃ではないですが、ブルーベリージュースやジャムにすれば未熟な状態でも美味しく食べられるので、まあそれでもいいかなあと思ってとっています。
鳥が人の気持ちをわかってくれるか、美味しい状態で突いた実を残さず食べてくれれば、気持ちよく分けあえると思うのですが、現実はそうはいかないんですよね。
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