こんばんは。 香川県在住のかっけいです。
9月25日の今日、上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダの赤ちゃんの名前が「シャンシャン(香香)」に決まりましたね。
この名前を聞いた時、香川県民ならまず一番に頭の中でイメージしたものがあるでしょう。
そしてえらい香川っぽい名前だなあと思ったことでしょう。
パンダ「シャンシャン」の名前選考の理由。
雌のジャイアントパンダの赤ちゃんに新しく名付けられた名前は「シャンシャン」で、漢字で表記すると「香香」になります。
さてどのようにシャンシャンと名付けられたのでしょうか。
東京都公式HPには次のように説明があります。
名前候補選考委員会において、応募総数322,581件の中から、応募の多かった名前100点を対象に選考作業を行いました。上位100点の中から、名前候補選考委員会で国内外パンダの同名や既存キャラクター名などを除き、選考委員会の投票により、8点が候補として選出されました。
シャンシャンは名前候補選考委員会選出候補8点の中で最も応募数が多く、選考委員会でも高評価を得ました。
これらの評価をもとに、商標登録の詳細調査や中国協議を経て、最終的に決定しました。
参考ページ『9月25日 ジャイアントパンダの赤ちゃんの名前が決定』
普通に考えれば、シャンシャンは一番一般応募数が多かった名前だから採用されたと思うでしょうが、実際には違います。
- ルンルン(12,154件)
- メイメイ(11,191件)
- ノンノン(7,854件)
これら3つが応募の多かった名前でしたが、すでに他のパンダに名付けられている等の理由で、名前候補選考委員会の8つの候補に残らなかったそうです。
名前候補選考委員会選出候補に残ったのは次の8つ。
- シャンシャン(5,161件)
- レンレン(4,454件)
- ヨウヨウ(2,886件)
- マオマオ(1,709件)
- ンリー(1,492件)
- ルールー(955件)
- シュウシュウ(825件)
- リーシン(455件)
こうやって見ますと、候補に残った中で一番多い名前が「シャンシャン」だとわかりますし、漢字表記だと「香香」に変換できますね。
さらには次の理由が添えられています。
呼びやすく、漢字の香は花開く明るいイメージ
シャンシャンが選ばれたのは、割と妥当なところではないでしょうか。
香川県民がなぜ「シャンシャン」に反応するのか。
香川県民でない人はこう思うでしょう。
そりゃ「シャンシャン」の漢字表記が「香香」だから、香川の「香」に反応しているんでしょ。
いやいや、そんな理由じゃないんですよ。響きに反応しているんです。
「シャンシャン」という言葉は実は香川の方言にあるんですよ。
それに今の時代でも現役で普通によく使われる言葉です。
例えば「シャンシャンと動きまい。」と使われます。
シャンシャンという香川県の方言は、「さっさと早くしなさい」「機敏に動きなさい」ときつめの印象を与えることもあります。
しかし一方で、「元気よく」「快活に」といったニュアンスでも使われます。
同じ香川の方言だと、面倒くさい・だるいを表す「たいぎ」という方言と対に使われることもあります。
いずれにしても、今度のパンダの新しい名前「シャンシャン」の響きを耳にしたとき、香川県人なら「元気そうな名前やなあ、良い名前やなあ」と思ったのではないでしょうか。(私だけ?)
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さいごに。私には男の子のイメージが浮かんだ。
さて私はニュースでこの「シャンシャン」という名前を聞いた時、このパンダはきっと男の子なんだろうなあとイメージしてしまいました。
実際には雄ではなく、雌みたいですね。
自分が親や周りから男の子ならシャンシャンとしなさいよと言われてきたので、「男の子=シャンシャンと動くもの」と頭の中でインプットされているのかもしれません。
いずれにしても香川県の人なら「シャンシャン」という言葉の響きには慣れ親しんでいることからつい反応してしまうでしょうし、「シャン」という字に「香」が当てられていることから、よりこのパンダに思い入れが強くなるのではないでしょうか