かっけいです。お坊さんの私は彼岸頃の3月、庭の掃除に追われます。春先は天気が変わりやすく非常に悩ましい。
私の記憶違いかもしれないが、昨年2018年のニュースで「気象庁が2週間先の天気予報を開始する」と耳にした気がする。しかし2019年の3月になってもまったく2週間予報がはじまらない。
週間天気予報から2週間天気予報になれば、先を見通すことができて非常に便利なのだが、やはりそんな未来を予測するのは難しいのだろうか。3月は雨や風が多く、先の天気が非常に気になってしまう。
気象庁が2週間天気予報をするのかどうか、調べてみた。
調べた結果、2019年6月ごろに開始するそうです。
気象庁では、主に2週間先の気温の予測情報を充実させる ため、来年(2019年)6月頃から、「2週間気温予報」の提供を開始 する予定です
『2週間気温予報の 提供開始等について』平井 雅之(PDF資料です)
日本気象協会や気象庁はすでに長期天気予報をしていた
私が知らなかっただけで、実は日本気象協会はすでに長期の天気予報をしていました。
こちらのページ「天気予報・長期予報」を参考にしてください。
- 1か月予報
- 3か月予報
- 寒・暖候期予報
3種類が常に予報されています。
これらの予報は週間天気予報とは異なり、季節予報に分類されるようです。
- 毎週木曜日に1か月先の「気温・降水量・日照時間」を予報した1か月予報
- 毎月25日頃に3か月先の「気温・降水量」を予報した3か月予報
- 2月25日頃/9月25日頃に約3か月先の「気温・降水量」を予報した寒・暖候期予報
気象庁も同じく季節予報(長期天気予報)をしていました。
通常の天気予報のように晴れ・曇り・雨ではなく、予測した結果になるかどうかを「低い・平年並・高い」の3段階の確率で予報しています。また予報内容は平年とのズレを予測したものです。
表の見方が分かりにくいですが、単純に数字の大きい段階になりやすいんだなあと思えばいいと思います。
2週間天気予報は季節予報とは違うのか
季節予報にはもう一つ「異常天候早期警戒情報」があります。
5日後から14日後までを対象として、7日間平均気温が「かなり高い」または「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
- 地方ごとの広範囲
- 数日以上の期間を平均した状態
- 平年とのズレを予測
週間天気予報は場所ごとの最高・最低気温や降水確率や降水量などを細かく発表します。
一方で、季節予報は予測した期間の大まかな天候の傾向 • 広範囲• 平均した天候状態の平年とのズレを予測したものです。平年とのズレが季節予報の特徴です。
2週間天気予報が今ある週間天気予報と同じようになるには、確率ではなく具体的な数値を出さなけれなりません。
つまり2週間天気予報は14日間の、日ごとの場所ごとの最高気温・最低気温を数値として発表することです。
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さいごに。天気が分かれば行事の用意がしやすい
現在の長期予報は西日本・東日本・北日本・沖縄奄美とかなりおおまかな範囲で予測しています。
あるとないとではもちろん長期予報は便利ですよ。でもお寺の人からすれば、行事の日が雨なのか晴れなのか、それまでがどれだけ晴れているのかが肝心ですので、できるだけピンポイントの天気予報がほしいです。
お寺の行事までに晴れる日数が分かれば外での作業が見通せますし、行事当日の天気が分かれば、おおよそのお参りの人数がわかりイベントの準備もしやすくなります。
精度のよい2週間天気予報が待ち遠しいです。