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お坊さんにとって法事や祥月命日に短いローソクだとちょっと困る話

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こんばんは。 真宗僧侶のかっけいです。

私はお坊さんですので毎日ご門徒さん宅のお仏壇にお参りに行きます。

すると家の人はお寺さんを迎えるためにお仏壇の用意をしてくださっています。

お花を普段より豪華にしたり、香炉の灰を整えたり、お仏飯のお米を炊いたりしますね。

もちろんローソクも新しいのを用意しますよね。

ただお参りをしますとこのご用意してくださった蝋燭が短いことがあるのです。

短いと私は少し困るのですが、その内容についてお話します。


短い蝋燭(ローソク)とはどういう意味か。

蝋燭にもいろいろ種類がありますよね。

長さ太さだけでなく色や香り、和蝋燭か西洋蝋燭か、最近では電気の蝋燭や柄入りのも好まれてきています。

蝋燭選びには燃焼時間を重要視されている人もいるでしょう。

基本的に長さが短い蝋燭が燃焼時間が短い傾向です。

蝋燭箱には燃焼時間を5分や10分、20分などと細かく表記していることもありますね。

特に最近では一般家庭ではお仏壇に参る時間が短いため5分程度の燃焼時間でも十分ですし、お墓参りの時にも5分も点いていれば十分だということもあるでしょう。

私の住んでいるところでは日常参りでも長い蝋燭が一般的で、蝋燭の長さが短くなってくればお墓用であったり、引き戸に塗って滑りをよくすることなどに使っている人が多い印象です。

お坊さんにとって短い蝋燭だと何が困るのか。

短い蝋燭は現代人のニーズに合っていてよく使われるのですが、お坊さんがお参りするときにはちょっと考えものです。

私は浄土真宗のお坊さんでして、浄土真宗のお勤めって結構長いんですよ。(地域にもよりますが)

私が住んでいる田舎では法事だと一席で約30分、祥月命日でも25分程度は念頭に置いてほしいところです。

もちろん都会では15分程度でお勤めが終わることもあるでしょうが、祥月命日で私の場合だと例えば、阿弥陀経・讃仏偈・短念仏・三重念仏・和讃一首・回向・振り返ってのご勧章なので、お勤めのスピードにもよりますが25分程度はみといてほしいです。

お坊さんがお参りに来ると燃焼時間が20分程度のやや長めの蝋燭を用意される方もいるでしょうが、私にとっては短いです。

浄土真宗はお勤め時間がそれなりに長いので蝋燭が短いと、お勤めが急かされてしまったり、読経の途中で代えのローソクに入れ替えなければならないこともあります。

ですので私は15分程度の短い蝋燭がお飾りされているときは、代えの蝋燭がそばにあるのか必ず確認します。

どれくらいの長さの蝋燭を用意するといいのか。

ではどれくらいの長さの蝋燭を用意したらいいと思いますか。

基本的に蝋燭の選び方とは、蝋燭立て(燭台)によって決まってきます。

蝋燭の差し込む穴が蝋燭立ての針に合っているかがまず一つです。

小さいミニローソクだと穴が小さすぎて針に刺し込めないことがありますし、逆に寺院で使われるような腕の長さよりも長い30センチメートル程度の蝋燭だと穴が大きすぎてグラグラと安定しないでしょう。

長さが短い蝋燭でも尻穴が大きいこともあるので、購入前には確認しておいたほうが無難です。

もう一つは蝋燭立てとのバランスです。

基本的には蝋燭立ての長さよりも長い蝋燭は不格好になりやすいです。

蝋燭立てが小さい場合はそれほど気になりませんが、大きい蝋燭立てになるほど蝋燭は小さくなります(長さの比率ですよ)。

お仏壇サイズの蝋燭立てだと蝋燭との比率は1対1でいいでしょうが、寺院で使われる大きな蝋燭立てだと蝋燭との割合は3対1くらいがきれいに見えるでしょう。

これらの判断基準に加えて、お坊さんがお参りをするときには燃焼時間が30~40分程度の蝋燭を用意していただけたらと思います。

40分は燃焼時間が長く蝋燭が中途半端に終わってしまうこともありますが、部屋の中に風が流れていますと、炎が揺らめいて表記されている燃焼時間よりも早く燃え尽きてしまうことがあります。

特に夏場は扇風機や冷房機の風によってロウの消耗が早くなるケースが多いです。

 

さいごに。火事だけは気を付けて。

当然ですが、長めの蝋燭を用意しますと蝋燭の火の位置も高くなります。

お仏壇によっては大きい蝋燭を用意すると危険なこともありますので、状況に応じて蝋燭の長さを選んでいただいたり、蝋燭たて(燭台)をお仏壇の外に出して安全に火をともせる状態にすることも大切です。

今回は私の私的な事情で30分~40分程度の蝋燭がありがたいことを説明しましたが、地域やお寺さんによってはもっと燃焼時間の短い蝋燭ですむこともあるでしょうし、もちろん1時間以上燃え続ける蝋燭をご用意していただけても問題ないです。

ちなみに蝋燭はカメヤマローソクが有名ですが、西洋小ローソク8号が約37分、西洋大ローソク1号が約40分となっているはずです。有名メーカーの蝋燭は燃焼時間が安定しているので扱いやすく感じます。ただ風が吹くとロウが垂れるのだけは解決できませんが。

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