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オリンピックの色と仏教の色.ラジオ#97

第97回目のラジオ配信。「旗の色」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオテーマ「旗の色」の内容まとめ
  • 世界中の旗には、それぞれにいろんな色が使われている
  • オリンピック旗のデザインは1914年にクーベルタンが考えた
  • 青・黄・黒・緑・赤の5色に、旗の白を加えた6色があれば、世界の国々の国旗がほとんど描けるから
  • オリンピック旗は団結と、オリンピック大会に世界中から選手が集うことを表す
  • 仏教のシンボル旗は六色仏旗
  • 「青・黄・赤・白・橙」と「輝き」が6色
  • 仏様の智慧や慈悲の光が世界をあまねく照らしていることから、仏教を象徴する色
仏教のシンボル旗。六色仏旗
六色仏旗

かっけいの円龍寺ラジオ

この番組では香川に住むお坊さん、私かっけいが、短いおしゃべりをするラジオです。

今回は「旗の色・仏教の色」をテーマにして雑談します。

7月23日から東京オリンピックが始まりましたね。試合自体はソフトボールとかサッカーが23日よりも前から行われているんですが、開会式は23日の金曜日、スポーツの日にありました。

開会式を見ていますと、やっぱり観客がいないと寂しいなあと感じるところですが、なんとか開催にこぎつけただけでもすごいことだと感心します。

それで開会式ですが、私個人としては、選手団入場と日本国旗・オリンピック旗掲揚が一番の見どころに感じました。やっぱり開催国の旗が挙がって、選手団が入場して、それからオリンピック旗が挙がると、大会が始まったなあって実感します。

世界中から多くの国と地域の選手団が、それぞれの旗をもってそれぞれのユニフォームを着て入場してくるのをみますと、いろんな色いろんなデザインがあって、カラフルだなあ・キレイだなあ・個性があるなあって感じます。また選手団の入場の時、スタジアムを照明がその国をイメージした色に染め上げるのも、いい演出だと思いました。

それぞれの旗にはそれぞれのいろんな色が使われていて、それぞれに思いがあるのだと思います。

例えば開催国の日本国旗は、赤と白(紅と白)の国旗です。これは「日の丸」とよばれるように、日の出の太陽を象徴しているとされます。そして白色は紅白の祝い事・めでたいことを表すとされます。それが日本国旗です。

その日本国旗と並ぶように掲げられたのが、オリンピック旗です。

オリンピックシンボルやオリンピックリングと言われる、白地に5色の同じ大きさの結び合う5つの輪がデザインされた旗です。オリンピックは5つの色が使われていると思われるかもしれませんが、実は白も含めた6色の色が使われています。

このオリンピックのデザインは1914年に近代オリンピックの父のクーベルタンが考えて、青・黄・黒・緑・赤の5色に旗の地の白を加えた6色があれば、世界の国々の国旗がほとんど描けることから、世界の団結を表すためにこの色を選んだとされます。

今では5つのリングの色は、ヨーロッパ・アジア・アフリカ・オセアニア・南北アメリカの5つの大陸を表すともされますけど、どの色がどの大陸を指すとかはないです。

いずれにしても、オリンピック旗は「世界は一つ」という意味が込められて、団結と、オリンピック大会に世界中から選手が集うことを表しています。

今回の東京オリンピックは新型コロナウイルスで開催も危ぶまれる大会でしたが、開催したことがいい悪いは別にして、オリンピックの元に世界中のアスリートが集まったことが、掲げられる旗、入場するカラフルな選手団を見ていると、感慨深いものがありました。

さて、話は変わって、仏教にもシンボルマークがあるのをご存知でしょうか。

お寺で仏教行事がある時や年末年始とかの人が集まる時に、お寺の門に掲げられたりする5色の旗です。これは今から130年ほど昔のスリランカで、オルコットという人が考えたものとされます。それが1950年の第一回世界仏教徒会議で、国際的に使われる仏教のシンボル旗に決まりました。

5色の色は「青・黄・赤・白・橙色」で、これらの色は、仏教をひらかれたお釈迦様が亡くなられる時に「青・黄・赤・白・橙」に光輝いたというお話がもとになっているとされます。仏様の智慧や慈悲の光が世界をあまねく照らしていることから、仏教を象徴する色として使われています。

ちなみに仏教のシンボルとされるこの旗は、六色仏旗(ろくしょくぶっき)とも言います。

5色の色なのに、どうして6色なのでしょうか?

先ほどのオリンピックの旗でしたら、青・黄・黒・緑・赤の5色のリングに、旗の地の白を加えた6色でしたけども、仏教の六色仏旗は何を6色目にさしていると思いますか。

答えをいいますと、「輝き」が6色目の色です。

お釈迦様は亡くなられた時に、「青・黄・赤・白・橙」とさらに「玻璃色」に光輝いたとされます。

青黄赤白橙は私たちの目に見える色ですが、玻璃色は水晶みたいな無色透明のような光の色です。玻璃色は目に見える色であらわせません。そこで仏教のシンボル旗、六色仏旗では5色の色を合わせてうつしだし、仏の限りない輝きとして目には見えないけれども、6つ目の光として表現しています。

これがお寺で使われる仏教のシンボルマークです。

私のお寺でも法要の時にはお寺に掲げていますので、ぜひご覧くださいませ。

さて、オリンピックはスポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的としたスポーツの祭典です。

差別をしない人権を尊重するのがオリンピックであり、今回はLGBTQ、レズビアンやゲイといった性的少数者の出場が過去最多となっています。200人近い人数がLGBTQを公表して参加しています。

オリンピックの色が世界の団結、差別のない世界を目指すように、多様性のある社会が望まれています。

それで言いますと、日本の仏教会でも2020年にレインボーステッカーというのをつくりました。これは世界中で使われているLGBTの社会運動を象徴する「赤・橙・黄・緑・青・紫色」の6色のレインボーフラッグに、白の円と黒い合掌を重ね合わせたデザインです。

全日本仏教会が作成したレインボーステッカーは、性の多様性だけでなくすべての人の個性やその人らしさを尊重する思いを込めてつくられていて、仏教の平等の教えを示しているそうです。

2021年7月27日の今回はオリンピック開会式から、五輪の色、そして仏教の色についてお話しました。来週もまた聞いてくださいな。かっけいの円龍ラジオはポッドキャストでも配信していますので、レビュー・評価・登録してくれたら嬉しいです。

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オリンピック五輪マークの意味

オリンピック・パラリンピックに関するエンブレム、ロゴなどの知的財産は、「商標法」、「不正競争防止法」、「著作権法」などにより保護されています。

オリンピック・パラリンピックマークの無断使用や流用は知的財産権を侵害します。

シンボルマークは、公式サイト「JOC – 日本オリンピック委員会」と「日本パラリンピック委員会」よりご覧ください。

いろいろな五輪の意味

ラジオでもお話したように、オリンピックの五輪デザインは1914年に近代オリンピックの父のクーベルタンが考えました。

「青・黄・黒・緑・赤」の5色に旗の地の白を加えた6色があれば、世界の国々の国旗がほとんど描けることから、世界の団結を表すためにこの色を選んだとされます。

現在では五輪の五つの色には、他にも別の意味があるのではないかという説もあります。

  1. 世界の五大陸を意味する:5つの輪はヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカとする説
  2. 5つの自然現象を意味する:赤は火、青は水、緑は木、黒は土、黄は砂とする説
  3. スポーツの5つの鉄則を意味する:情熱、水分、体力、技術、栄養とする説

ちなみにオリンピック五輪の輪の位置は、ワールド(world:世界)の「W」の形にデザインしているとされます。

オリンピック憲章によると

五輪のマークはオリンピックシンボルとも言います。

輪の色や何色の輪がどの位置にくるかは、オリンピック憲章で決められています。

オリンピック・シンボルはオリンピック・ムーブメントの活動を表すとともに5つの大陸の団結、さらにオリンピック競技大会に世界中から選手が集うことを表現している。

オリンピック憲章より

パラリンピックのシンボルマークの意味

2つの意味

日本パラリンピック委員会の公式サイトでは、次の2つの意味が紹介されています。

シンボルマークは「スリーアギトス」とよぶ。

  • アギトとはラテン語で「私は動く」という意味で、困難なことがあってもあきらめずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現
  • 赤・青・緑の三色は、世界の国旗で最も多く使用されている色

日本パラリンピック委員会|パラリンピックとはより

wikipediaなどには、三色は『心(スピリット)・肉体(ボディ)・魂(マインド)』を表す。曲線は選手達の動きを象徴するとあるが、日本パラリンピック委員会の公式サイトにはこのような説明はない。


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仏旗の5つの色の意味

仏旗の色

ラジオでは、お釈迦様は亡くなられた時に「青・黄・赤・白・橙」と「玻璃色」に光輝いたとされることから、仏旗(六色仏旗)が5色の色を合わせてうつしだし、仏の限りない輝きとして6つ目の光を表現しているとお話しました。

全日本仏教会のホームページでは、5つの色について、次のように説明しています。

青は仏さまの髪の毛の色で、心乱さす力強く生き抜く力「定根(じょうこん)」を表します。
黄は燦然と輝く仏さまの身体で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質「金剛(こんごう)」を表します。
赤は仏さまの情熱ほとばしる血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない働き「精進(しょうじん)」を表します。
白は仏さまの説法される歯の色を表し、清純なお心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める「清浄(しょうじょう)」を表します。
樺は仏さまの聖なる身体を包む袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ「忍辱(にんにく)」をあらわします。インド、タイ、ビルマ等のお坊さんがこの色の袈裟を身につけています。

仏旗って?「公益財団法人 全日本仏教会」

簡単に言いますと、

  • 青:毛髪・定根
  • 黄:身体・金剛
  • 赤:血液・精進
  • 白:歯・清浄
  • 樺(橙):袈裟・忍辱

仏さまの姿と仏さまの教えを表しているのだと、説明しています。

ちなみに私は中央仏教学院の通信教育のサイト「六金色(ろくこんじき)の旗(はた)」の説明が気に入っています。それと、こども仏教情報サイトの「お寺のカラフルな旗にはどんな意味があるの?」もおすすめです。

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