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第188回目のラジオ配信。「アレルギー性鼻炎」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)
これは香川県丸亀市にいるお坊さん、私かっけいが、短いおしゃべりをするラジオです。
188回目の今回はアレルギー性鼻炎をテーマに話していきます。
花粉症は日本の国民病とも言われているらしいですね。
花粉症にかかる人は多いらしく、今では2人に1人が花粉症にかかるとのことです。
実際、私も花粉症の症状はひどく、毎年悩まされています。
すこし詳しく話しますと、花粉症とはアレルギー性鼻炎のことで、花粉の多くとびまわる3月から5月ごろによく発生するので、花粉症のことは季節性アレルギー性鼻炎といいます。
季節性があるということは、一年中発生する通年性のアレルギー性鼻炎もあります。
通年性のアレルギー性鼻炎は植物の花粉が飛び回るのと違って、動物のフンや毛、細かな埃、カビといったものが原因となるようです。
原因となるものが、花粉なのかそうでないのかの違いであって、体に現れる症状は同じで、くしゃみが連続で出たり、透明なさらっとした鼻水が流れたり、目や鼻のかゆみがでたりします。
さてそれで、お坊さんの私は、このアレルギー性鼻炎、いわゆる花粉症というものによく悩まされています。
これからの時期は特にそうです。
私は子どものころからアレルギー性鼻炎に弱く、子どもの頃、腕にアレルギーの検査液をいくつか垂らした検査をしたところ、色の変化がたくさんあったことを覚えています。
大人になった今でも、食べ物のアレルギーはありませんが、花粉症やほこりによるアレルギー性鼻炎は酷く、油断すると、いつも鼻声、くしゃみ、鼻水がたれるといった症状に見舞われます。
とくに、この5月6月は酷いです。
この時期は庭の草がよく伸びてきます。
草刈りをすると、細かな土埃や花粉が飛び、その日のうちから、くしゃみ・鼻水がとまりません。
くしゃみ・鼻水がとまらないのは、翌日以降も続き、症状はしだいに軽くなりますが、一週間以上も、続いていきます。
新型コロナウイルスで、社会全体がくしゃみや咳を気にしていたときに、くしゃみや鼻水がとまらないというのは肩身が狭いところがありましたが、周りからすると、この人がアレルギー性鼻炎なのか、新型コロナウイルスにかかっている人なのか分からないのは心配なところでしたよね。
また、私はお坊さんですから、お参りに行き、お経を読みます。
アレルギー性鼻炎にかかっていると、お経を読んでいるときに、鼻水が垂れたりしてきてこれがまた困ります。
お経文が読みづらいだけではありません。鼻水が垂れてきたら、鼻をかみたいのですが、そのためにはいったんお経を読むのを止めないといけません。
でも後ろのお参りの方々も私に合わせてお経を読んでくれていることもあります。一緒にお経を読んでくださっている場合、私自身、お経を読むのを止めづらいというのが悩みです。
鼻をかもうとお経を止めると、後ろの人は、勢いのまま一句二句、お経を読むのですが、私が止まっているので、合わせてピタッと読むのを止めてしまいます。
お坊さんの私からすれば、そのまま続けてお経を読んでいただき、私が合流すればいいのですが、どうもお坊さんより先走って読むのはよろしくないと思われているのか、私が鼻をかむために止まると、後ろで読まれているお参りの方も止まります。
そんなわけで、花粉がよく飛び回るこの時期、草刈り、草むしりを頻繁にしなければならないこの時期、お坊さんの私は、いつもアレルギー性鼻炎に悩まされているわけです。
一度かかると数日間は、酷い症状が続くので、本当につらいです。
実際、今日、このお話をしようと思ったのは、現に今、私がくしゃみ、鼻水、目のかゆみのアレルギー性鼻炎にかかってしまっているからです。
これから雨が続く梅雨に入るらしく、この数日間、急いでお寺周辺の草刈りを徹底的にしました。
その結果、数日前から、くしゃみ、鼻水、目のかゆみの症状がひどく出てきました。
マスクを二重につけたり、眼鏡をつけたり、作業後は服を洗ってすぐに体を洗い流したりしたのですが、かかってしまいました。
お坊さんの私にとって、アレルギー性鼻炎になると、お参り先でのお勤め、お経を読むことがままならなくなるのが辛いところです。
以上、今回のアレルギー性鼻炎とお坊さんについての話を終わります。
ちなみにアレルギー症状である花粉症は、他の人に移りません。
なので、私がくしゃみ・鼻水していても、症状が移る心配はありませんので、そこは安心してくださいませ。
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