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オンライン法事.ラジオ#37

第37回目のラジオ配信。「法事のオンライン化」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオテーマ「オンライン法事」のまとめ
  • 現代は情報通信技術が発展している
  • テレワークといった離れた場所でも、インターネットオンラインを利用し、リアルな時間を共有できる
  • ライブ性のある法事・法要も、離れた場所からオンラインで、リモート参拝できるようにならないか
  • 実際に私は、ドイツからのオンライン法事を経験した

日本だけでなく世界中でコロナウイルスによる影響が深刻化していますね。非常事態宣言が出た都府県では、不要不急の外出を控え、職種によっては休業要請され、学校やイベントは使用を制限されています。

2020年4月14日に放送予定の今回は、「オンライン法事」をテーマにお話しします。

ところで皆さんは、この2020年の4月13日から4月19日が科学技術週間だと知っていますか。4月18日が発明の日ということで、この一週間は全国各地の科学館や博物館、大学といった教育機関などでいろんな科学技術に関するイベントが開かれます。本来であればね。

でもどうでしょうか。

今年は未知のウイルス、新型コロナウイルスで多くの人が戦々恐々の生活をしているのではないでしょうか。私もかかったらどうしよう。生活どうしようといろんな不安があるでしょう。

科学技術は確かに直接、目に見える形で私たちを便利にしてくれるものです。一方で、ひとたび経験したことのない未知の出来事に遭遇すると、途端に対応できなくなります。

科学は人間中心の視点で発展していますが、ひとたび地球・自然の方から経験してこなかったものを与えられると、人間自身が対応することができなくなります。

とりあえず私たちが今できることは不要不急の外出を避け、人との交わりをしないでくれ、死に際や葬儀でも顔を合わせられないという、これまでの人類の歴史の中でも寂しく悲しい境遇です。

さて科学と一見、相反するように思われがちなものに宗教があります。

21世紀は自動運転、AI人工知能、IPS万能細胞、3次元プリンターといったように、科学の言葉は私たちの耳に目によく入り、ドキドキワクワクを与えてくれます。

一方で宗教と言えば、葬儀や法事に参加するぐらいと、ドキドキワクワクを与えてくれません。

これは宗教と科学では目指すところが違うから当然のことです。

しかし目先のドキドキワクワクを期待している現代では、多くの人が宗教を後回し後回しにしています。

コロナウイルスが今、流行しています。

不要不急の外出を避けてくださいと呼びかけられています。ご門徒から「法事は不要不急の外出に含まれますか?」と尋ねられます。

不要不急の反対は、必要火急です。

法事が本当に必要であり火急の用事であるかは、その人ごとに違うと思います。相談を受けたお坊さんはその人ひとりにあった返答をしますので、ここで「法事は不要不急だから」とか、「法事は必要火急だから」とかはお答えできません。

ただし今の状況を鑑みて言えば、

  • 法事をずらせるのであれば、コロナウイルスが収まってから後日、延期してしましょう
  • 法事をするなら、マスクや換気、消毒、三密を避けるように注意してやりましょう
  • 近くに住む親族の人のみ参加してもらい、県外・遠方の人は、法事の案内だけにしておきましょう

といったアドバイスはできます。

「とあるお坊さんが、こんな時期だから法事は止めにしましょうと言われたので、私も法事を中止にします」と最近、ご門徒から言われました。

しかし基本的に、お坊さんは、お坊さんの方から法事を止めにしましょうとは言いません。

というのも、お坊さんは仏教儀式を依頼されて執り行いに行きます。依頼主、施主から、法事を止めにしませんかと言われなければ、台風でも大雪でも大雨でも、なんとしてでもお坊さんは行きます。

お坊さんの方から法事を止めにしましょうとは言いません。聞かれたらアドバイスできる程度で、決めるのは施主です。

さて前振りが長くなりましたが、今回のテーマは「オンライン法事」です。

現代では科学がだいぶ発展しましたね。1人1人がスマートフォン・携帯電話を持つのは当たり前。

コロナウイルスが流行ってからは、テレワーク・在宅勤務をすすめられています。

科学が発展し利用しやすい現代では、宗教のこと、法事の場でも科学を利用してはどうだろうかと私は提案したい。

今までの法事と言えば、法事の会場に遠方からも人が集まり、1つの空間で顔を合わしてお参りしていましたよね。

でも通信技術の発達した今では、その場に行かなくても、画面越しに顔を合わすことができます。

実際、私も5年以上前に経験しました。

あるご門徒さんの、家でする法事でしたが、施主の娘さんがドイツから戻ってくることができなかったんですね。そこでパソコンを仏間の机の上に置き、パソコン画面越しのリアルタイムで2時間法事に参加したんですね。

5年以上前でしたが、技術のある人は、すでに遠くからのお参り「リモート参拝」ができています。

テクノ法要といったイルミネーション・照明器具・音響設備を使った派手な仏事が流行ったこともありますが、通信技術が発達したこれからは、遠方の人で参加が難しかった人でも、リアルタイムでライブのような側面をもつ法事に参加するようになっていければと思います。

それが今回のテーマ「オンライン法事」です。

ちなみに私が5年以上前に経験したパソコン画面越し法事参加ですが、結構すごくて、私も向こうの様子が見えて、ドイツの向こうも法事の様子がハッキリ見えているようでした。会話も双方向にできて、すごいなあと感じました。

またもう一つすごいなあと感心したのが、ドイツは日本と8時間ほど時差があるので、法事をしているときはドイツは深夜3時ごろでした。

でも2時間の法事を最後まで参加してくださったのは、その人が法事を必要火急なことだと感じてとのことだと私は思います。

きっと多くの人は、今外国にいるから、今外出はダメだからと理由をつけてお参りしないでしょうが、この人は違いました。どんなに遠くて離れていても参加しました。

今は確かに、イベントごとを自粛しなければならない時です。法事でも延期や縮小が行われています。

しかし科学が発達しているというなら、科学技術を利用し、お参りに参加することが難しい人でも宗教イベントに参加できる時代になってほしいと願います。

それが法事のオンライン化です。すでにオンラインで法事をライブ体験している人はいます。

法事のオンライン化の問題点

情報通信技術の発達している現代でも、全員がそれを完璧に使いこなしているわけではありません。

コロナウイルスによるテレワーク推進でも、テレワークを実施している企業は26%であり、実地しない理由が、次のように

  • 社内体制の整備
  • パソコン等ハードの整備
  • セキュリティ確保

企業であっても導入するのが大変です。(参考サイト『東京商工会議所』)

これに加えて、高齢者に多いと思われる、情報通信技術を使いこなすのが難しい(ネットリテラシーが低い)世代の人に対して、法事のオンライン化をすすめるのは酷なことではないだろうか。

法要のリモート参拝・ライブ配信

ラジオではドイツから法事へのリモート参拝(遠隔参拝)を紹介しました。

コロナウイルスで仏教イベントへの参加が難しい今、私の寺では春の法要のライブ配信ができないかと考えました。しかしなかなか難しそうです。

  • マイク・カメラ
  • オーディオインターフェイス
  • USBコンデンサーマイクロフォン

リアルタイム(ライブ)のオンライン配信は、機材をそろえるのにも相当なコストがかかります。また、どこの動画配信サービスを利用するかも検討しなければなりません。

  • YouTubeライブ
  • インスタライブ
  • LINE LIVE
  • Facebook Live
  • ツイキャス
  • Zoom

これら以外にも多くのライブ配信可能な動画配信サービスがあるようだが、正直どれを選択して良いのかわからない。

頑張って法要をライブ配信をしても、そもそもインターネット上でのリモート参拝の仕方が分からない人もいるでしょうから、地方の小さな一寺院がする意味があるだろうか。

とりあえず今回は、この円龍寺かっけいラジオで法要の法話音声を流す予定ですので、法要の写真と合わせて法要体験をしてもらう形にします。

これから寺院法要のリモート参拝・ライブ配信を検討する寺は、『工房ヒラム』と『クリスチャンプレス』のウェブサイトが参考になるかもしれない。

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