短くなったロウソクはどうしたらいい?.#321

第321回目のラジオ配信。「短くなった蝋燭」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

内容まとめ
  • お仏壇にお参りする時はロウソクを灯す
  • 短くなったロウソクはどうすればいいのか?
  • 1.お墓で使う
  • 2.建具に使う
  • 3.溶かしてロウソクを手作りする
  • 可燃ごみ(燃えるゴミ)に出すこともできる
  • お寺やお仏壇屋さんが引き取ってくれることもある
  • 円龍寺では和ロウソクでも洋ロウソクでも引きとれます

かっけいの円龍寺ラジオ

これは香川県丸亀市にいる浄土真宗のお坊さん、私かっけいの音声配信です。

お仏壇でお参りをしていると、ロウソクはだんだん短くなりますよね。

新品のロウソクの長さは、お仏壇用だと10センチ15センチくらいが多いでしょうかね。

だいたい1時間くらいは灯ります。

一回のお参りは5分から10分くらいでも、何回か使ううちに、5回ほどで半分くらいの長さになりますよね。

お坊さんがお参りに来た場合だと、一度に半分以上短くなることもざらにあります。

すると、最後はほんの数センチくらいの長さになりますよね。

それで皆さんは、この短くなったロウソクをどうしていますか?

今回、お参り先でご門徒さんから、「短くなったロウソクはどうしたらいいんですか?」という質問をいただきました。その方は可燃ごみに出しているとのことですが、お仏壇で仏様にお供えしたおロウソクなので、もっと良いしまい方はあるのですかとのことでした。

今回は、このいただいた質問にお応えする形で、「お仏壇で使い短くなったロウソクをどうしたらいいのか」をテーマに、短くお話していきます。

さてまずは一つ目の方法から、お墓参りの時に使ってはどうですかと私はよくお答えしています。

お墓参りはお仏壇でお参りするよりももっと短い2、3分でお参りが終わったりしますよね。お経を読めば、10分以上と長くなりますが、手を合わせてお焼香をするだけであれば3分ぐらいでお参りが終わってしまいます。

なのでお墓でロウソクをつけるときは、長時間灯すというより、手を合わせてお参りしている間だけ灯っていれば十分ということも多いです。

ですから、もし3センチから5㎝くらいの短い長さになって、5分くらいで燃え尽きる長さになっているなら、お墓で使うにはちょうどいいとも言えるでしょう。

もちろん、お墓で使う用の数センチの長さの、豆ロウソクやプチロウソクや小ロウソクといった商品名のロウソクもあり、使い古した蝋燭よりかは新しいロウソクをお墓参りに使うのも丁寧です。

ただそういった小さなロウソクをわざわざ買わなくても、お仏壇のお参りで使った短くなった蝋燭があるならそれをお墓参りで使ってもいいんじゃないかなあと私は思います。

ただし注意が一つあります。

ロウソクの芯を立てる穴の大きさは、お仏壇とお墓では違うことがあります。

お仏壇で使った蝋燭の穴と、お墓のロウソク立ての芯の太さが違っていて、ロウソクが上手く刺さらない、ぶかぶかでグラグラして危ないといったこともあります。

なのでお仏壇で使った蝋燭が、そのままお墓のロウソク立てに立てられるわけではないかもしれないのが注意点です。

次に二つ目です。

これは昔からある生活の知恵で、使い終わったロウソクの蝋を建具に使うという方法です。

たとえば、障子やふすまのレールにロウを塗ると、滑りがよくなる可能性があります。

昔の家では硬く重くて動かしにくくなった建具の動きが悪くなると、ロウソクのロウをちょっと塗って滑りをよくするということをしていたそうです。私のお寺円龍寺でもお座敷などで良くしていました。今でも時々しています。

ただ最近はどうでしょうか。

そもそも障子やふすまがある家が、だいぶ少なくなってきたのではないでしょうか?

マンションや新しい住宅だと、こういう障子やふすまの滑りをよくするために蝋を塗るという使い方はあまり出番がないかもしれませんね。

タンスや引き出しの滑りをよくするためにタンスや引き出しに塗る方法もありますが、足元と違ってこういった家具は手で触る家具なので、べたべたと感じたり、桐のタンスのように吸湿性に優れた素材がダメになることもあるので、タンスや引き出しに塗るのは控えた方がいいと思います。

次に3つ目の方法です。

これは再利用についてです。

短くなったロウソクをたくさん集めておいて、それらを溶かして一つの大きな塊にして新しいロウソクを作るという方法です。

キャンドル作りとしてよくある方法ですよね。お仏壇のロウソクでももちろんできますし、私のお寺でも使い古した蝋燭をためておいて、溶かしてまたロウソクにすることもあります。

ただ正直なところ、この方法は少し手間がかかります。

ロウを溶かす道具もいりますし、芯となる新しい紐も用意しないといけません。

また上手に作らないと、きれいな燃え方にならないこともあります。ロウソクの見た目もなんとなく不格好なので、仏さまや人前でつけるのはためらってしまいます。あくまでプライベート用に、再利用という意味で作るものですね。

あとこれは私の勝手な印象ですが、現代の感覚だと、そこまでして再利用する人は、あまり多くないような気もします。

新しく買えば楽なのに、小さくなった蝋燭をたくさんためておいて、溶かして新しく蝋燭を作るのは、ちょっとケチな感じがするという人もいるかもしれませんね。

あとこの溶かして再利用する方法は洋ろうそくだからできる方法だと思います。

和ろうそくだと難しいと思います。和ロウソクは火を消すときに芯周りにススが残りやすいでしょうし、蝋を溶かすときにそういった不純物を取り除くのが大変だと思います。

また和ロウソクの蝋は洋ろうそくと違い、植物性の蝋だと思うので、それにあった芯がいるのではないかなあと思います。

なので洋ろうそくのときのように溶かして新しく作り直すというのは、難しいかもしれません。できるとは思いますが、作るにしてもどこかで教わってから試してくださいね。

さて今回は、短くなった蝋燭をどうしたらいいのか、3つの方法を紹介しました。

お墓参りの時に使うこと、硬く重くなったふすまや障子といった建具に使うこと、集めて溶かして新しく作ってみることを話しました。

もちろんロウソクが短くなっても交換せずに、最後までロウソク立てで使い切るのでも構いません。ただし火事だけは気を付けてくださいね。

それでもし、短くなった蝋燭をどうしたらいいのか困っているときは、可燃ごみ・燃えるゴミに出すのでもいいです。ただしこれも火事になってはいけないので、火を消してから最低一日以上はたってから捨ててくださいね。

仏さまにお供えしたおロウソクをゴミとして出すのが心苦しいのであれば、お寺やお仏壇屋さんに相談してみてください。

お寺にもよるでしょうが、ご門徒さんのところでお供えされたお仏壇の短くなったロウソクを引き取ってくれたりもしてくれます。お寺によりますが。円龍寺では引き取ることができますので、ご門徒さんでお仏壇のおロウソクの仕舞いに困っているなら相談していただけたらと思います。和ロウソクも大丈夫ですよ。

今回は、ご門徒さんからいただいた質問、「短くなったロウソクはどうしたらいいのか」についてお話しました。

皆さんのご家庭では、短くなったロウソクはどうしていますか?

もし面白い使い方、こんな使い道もあるよというのがあれば、またぜひ教えてください。


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お仏壇のロウソクが短くなったらどうしていますか?

お仏壇でお参りをしていると、ロウソクは少しずつ短くなっていきます。

最初は長かったロウソクも、何度か灯しているうちに半分ほどになり、最後は数センチほどの長さになります。

このとき「この短くなったロウソクはどうしたらいいのだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

実際にお参り先でも「可燃ごみに出しているけれど、それでいいのでしょうか?他にいいしまい方はありますか?」という質問をいただくことがあります。

仏さまにお供えしたものだからこそ、ゴミとして捨ててよいのか気になってしまうんですよね。

この記事では、お仏壇で使って短くなったロウソクの扱い方について紹介します。

かっけい
かっけい

ご門徒さんによっては、お参りのたびにロウソクを新しくしているところもあります。一度使ったロウソクをどうしたらいいのか悩まれているそうです。

お墓参りで使う

短くなったロウソクの使い道として、よくあるのがお墓参りで使う方法です。

お墓参りはお仏壇のお参りよりも短い時間で終わることが多いです。

手を合わせてお焼香をするだけなら、2〜3分ほどでお参りが終わることもあります。そのため、お墓のロウソクは長い時間灯る必要がない場合も多いです。

もしロウソクが3センチから5センチほどの長さになっているなら、短いお参りの時間にはちょうどよい長さとも言えます。

実際、「豆ロウソク」「小ロウソク」と呼ばれるお墓参り用の短いロウソクも販売されていますよね。

ただしお仏壇のロウソクをお墓で使う場合の注意点が一つあります。

お仏壇のロウソク立てとお墓のロウソク立てでは、芯を立てる穴の太さが違うことがあります。そのため、ロウソクがうまく立たないこともあります。

その点は少し気をつけてください。

滑りをよくするために建具に使う

昔は障子やふすまのレールにロウソクの蝋を塗られていました。

昔の日本家屋では、建具が重くなり動きにくくなったときに、ロウソクの蝋を少し塗って滑りをよくしていたそうです。

円龍寺でも座敷のふすまなどでこの方法を使うことがあります。

ただし一般のご家庭では、最近は障子やふすまのある家が少なくなってきたでしょうから、この建具に塗るという使い方をする機会はあまりないかもしれません。

ロウソクを溶かして作り直す

ロウソクを溶かして再利用する方法もあります。

短くなったロウソクをいくつか集めて蝋を溶かし、新しい芯となる紐を入れてロウソクを作るという、いわゆるキャンドル作りと同じことをします。

お寺でも使い終わったロウソクをまとめて溶かし、再びロウソクとして使うことがあります。

ただしこの方法は少し手間がかかります。

蝋を溶かす容器や新しい芯を用意する必要がありますし、うまく作らないと燃え方がきれいにならないこともあります。

また見た目も不揃いになりやすいため、お仏壇で使うロウソクというよりは、身の回りやアウトドアや緊急時に使うロウソクになることが多いでしょう。

和ろうそくと洋ろうそくの違い

補足ですがロウソクには大きく分けて「和ろうそく」と「洋ろうそく」があります。

お仏壇で一般的によく使われているのは、パラフィンを原料とした洋ろうそくです。こちらは比較的扱いやすく、溶かして再利用することもできます。

一方、和ろうそくは植物性の蝋から作られており、芯の作りも独特です。火を消したときに煤(すす)が残ることもあるため、再利用するには少し手間がかかることがあります。

試したことはないですが、洋ロウソクと和ロウソクを混ぜてロウソクを作るのはロウソクの成分が違うため避けた方がいいと思います。

可燃ごみに出しても大丈夫

どうしても使い道がない場合は、可燃ごみに出しても問題ありません。

ロウソクは仏事の道具ではありますが、供養をしなければならないといった終い方が決まっているわけではありません。

ただしゴミとして出す場合、火事にならないように火を消してから十分に時間をおき、完全に火の気がないことを確認してから処分してください。

お寺に相談するという方法もあります

それでも「仏さまにお供えしたものをゴミに出すのは少し気が引ける」という方もいるかもしれません。ゴミとして出すのはちょっと…という人もいます。

その場合は、お寺やお仏壇屋さんに相談してみるのも一つの方法です。

お寺によっては、仏様にお供えし、使い終わったロウソクを引き取ってくれることもあります。

円龍寺でもご門徒さんのお仏壇で使われた短いロウソクについての相談を受けますので、もしお困りの場合は気軽に声をかけてください。


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お仏壇のロウソクについてよくある質問

Q
短くなったロウソクは最後まで使っていいのでしょうか?
A

ロウソク立てに安全に建てられるのであれば、最後まで使い切っていただいても大丈夫です。

ただし火事だけにはお気をつけください。火の消し忘れて、お仏壇から離れないようにしていください。

無理に使い切ろうとしないでくださいね。安全第一です。

Q
短くなったロウソクはお墓参りで使ってもいいですか?
A

問題ありません。短時間のお墓参りには、短いロウソクがちょうどよい場合もあります。

ただし、お墓のロウソク立てとお仏壇で使っていたロウソクの穴の太さが合わないこともあるので注意してください。

Q
ロウソクはゴミとして出してもいいですか?
A

可燃ごみに出しても問題ありません。ただし火事防止のため、火を消してからしばらくして、完全に冷めてから処分してください。

ゴミとして捨てるのが仏様に対して失礼になるかもと気になるのであれば、お寺やお仏壇屋さんに相談する方法もあります。

お寺やお仏壇屋さんによっては使い終わったロウソクを引き取ってくれることもあります。

自坊円龍寺でもご門徒さんのお仏壇で使ったロウソクについては相談を受けることができます。

Q
和ロウソクと洋ロウソクは同じように扱ってもいいのか?
A

一般的な洋ろうそくの蝋はパラフィン製で、和ろうそくは植物性の蝋や独特の芯を使っているので、この二つを混ぜて再利用するのは避けた方がいいでしょう。

似てはいますが、炎の揺らめきも違いますし、まったく同じとは言えません。

ただし同じように、燃えるゴミとして出すことはできます。

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