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新しい言葉、流行した言葉.#257

第257回目のラジオ配信。「新語・流行語」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオ内容まとめ
  • 11月に「新語・流行語大賞」の候補の言葉が発表される
  • 新語・流行語大賞は自由国民社、ユーキャンがしている
  • 候補には、聞いたことがない・はじめて見る言葉も多くある
  • 小学館や三省堂といった国語辞典をつくるところも新語を決めている
  • 国語辞典に載せてもおかしくない言葉が選ばれている

かっけいの円龍寺ラジオ

これは香川県丸亀市にいるお坊さん、私かっけいの音声配信です。

今回は、新しい言葉や流行っている言葉についての雑談です。

2024年も残すところあとひと月あまりとなりました。

今年一年も色んなことがありましたね。

この前ニュースを見ると、2024年の「新語・流行語大賞」の候補の言葉30個が発表されていました。

新語・流行語大賞に選ばれた言葉は毎年12月の頭に発表されますが、その約一か月前には候補となっている言葉が発表されますよね。

ちなみにこの新語・流行語大賞というのは、自由国民社という一出版社が独自に行っているものです。ユーキャンも協力しているようです。

例えるなら、日本漢字能力検定協会が毎年12月12日に発表している、今年一年の世相を表す「今年の漢字」のようなものですね。

違いとしては、今年の漢字は皆さんによって応募された漢字の中から一番数の多かったものを選ぶのに対して、自由国民社のする「新語・流行語大賞」は自由国民社が選んだ選考委員7名が選びとったものです。

なんかそう聞くと、恣意的に言葉が選ばれているような気もするんですが、「新語・流行語大賞」は、この1年間に話題となった言葉・出来事を表すものだとして、いろんなニュースやメディアで取り上げられていますよね。

だからこの新語流行語大賞は12月に発表される前から、その候補中の言葉はこれですよとニュースになっています。

それで私もさっそく、現在推薦されている30種類の言葉を確認してきました。

皆さんもよかったら、今年の新語流行語大賞候補の30種類を確認してみてください。検索するとすぐ出てきます。

意外と、知らない・聞いたことがない・はじめて見る言葉も多くないですか?

もし私がこの中の言葉を使って話をしてくれと言われたら、16の言葉しかちょっと無理ですね。

約半分知ってて、半分はよくわからない言葉です。

半分しか知らないのですが、これら30の言葉がこの1年間に話題となった言葉なんて信じられないなあというところです。

どうですか。皆さんもこれらの言葉でおしゃべりできますか?

「はいよろこんで」とか「はて?」とか「ふてほど」とか「もうええでしょう」とか、「やばい、かっこよすぎる俺」とか「アザラシ幼稚園」、そんな言葉使っている人、私の周りでは一度も会ったことがないんですが、本当に皆さまの周りでは流行ったんですか?

「アサイーボウル」という謎の言葉もあって、調べてみました。

アサイーボウルとはアサイーというよく分からない果物をスムージーにしてシリアルと一緒に食べるらしいです。

言われてもまったく想像できない食べ物です。東京とかの方では流行ったんですかね。

なかなか、新語流行語といわれても、あんまりピンとこないので、自分が世の中一般の興味関心と乖離しているんじゃないかと思ってしまうほどです。

でも私の想像ですが、たぶんこれらの候補の言葉をすべて知っている人はいないんじゃないかなあと思います。

これらの言葉をピックアップして、お話しできますか?

私には無理です。

さてところで、新語・流行語といわれるものは、何も自由国民社といわれるところだけがやっているわけではないんですよね。

こちらは新語流行語大賞としてメディアに取りあげられているから注目されているのであって、例えば小学館や三省堂も新語を決定しています。

これらは国語辞典を出版しているところで、選ぶ基準は国語辞典にのせてもおかしくない言葉であることです。

つまり、その新しい言葉というのが、ほんの短い間だけではやった言葉というのではなくて、実際に自分の周りやSNS上でも広く使われている言葉、これからも定着して使われ続けると思われる言葉が選ばれています。

なので個人的には、新語流行語大賞の言葉よりも、こちらの国語辞典を作っている会社の新語の方が私は見ていて参考になります。

例えば小学館のここ数年の新語だと、2023年は生成AIや闇バイト、2022年はキーウ(ウクライナの首都ですね)、2021年は親ガチャ、2020年は三密が選ばれています。

三省堂では、昨年はタイパが選ばれていますね。

タイパとはタイムパフォーマンスのことであり、時間対効果とも言われますね。

コスパ、コストパフォーマンス・費用対効果は昔からある言葉で、こちらと比べられやすい言葉であり、タイパは最近のZ世代といわれる人が重視する物、新しい価値観というものらしいです。

例えばYouTubeといった動画は倍速にして見たりすることですね。

こういった辞書に新しく載ってもおかしくない言葉を選んでいる新語の方が、私にはしっくりきます。

三省堂の過去の新語を見ていても、今でも十分使われている言葉だらけで、先を見る目があるなあと感心します。

例えば約10年前に選ばれた危険ドラッグやマイナンバー、LGBT、ドローン、インバウンド、ほぼほぼ、エモい、などなど、今では当たり前のように使われている言葉ばかりです。

こういったいろんなところが発表している、今年の漢字や、新語・流行語というのは、12月に発表されているので、12月になったらどんな言葉がそれぞれのところから選ばれたのか今から楽しみです。

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