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第43回目のラジオ配信。「麦」がテーマの雑談です。(BGM:音楽素材MusMus)
私、先日岡山県に所用で出かけたんですね。
5月15日に全国一斉の緊急事態宣言が解除されて、5月26日には香川県独自の感染警戒宣言が解除されました。
私は大切な用事があって、先日解除後に岡山県にいく必要があったんですが、その時に感じたお話です。
久しぶりの岡山でしたが、岡山と香川って近いようでなんとなしに空気が違うように感じるんですね。距離でいったら50キロメートルも離れていないですし、瀬戸大橋の長さだと12キロ走れば岡山に到着します。でもやっぱり間に瀬戸内海の海があるせいなのか、香川から岡山にいったらなんとなしに違うところにきたんだなあと感じます。
それでいうと私の個人的な感想ですが、香川県は岡山・愛媛・徳島・高知と隣り合っていますが、一番雰囲気といいますか、空気が似ているのは徳島県のように感じます。
もちろん私が行ったことがある徳島県の場所はほんの片手で数えられるところぐらいですが、香川と徳島は空気がよく似ているなあと感じました。
次に似ているのが、愛媛県です。ただ似てはいるのですが、建物の雰囲気がなんとなしに香川と違うようにも感じます。説明はできないですが。
高知は長いこといってないので、あまり覚えていません。
今回用事があって岡山に行ったんですが、コロナのこともあって利用者の少なそうな時間帯に電車に乗りました。やっぱり少なくて一車両に10人も乗っていなかったかな?
私、車窓から外の風景を見るのが好きなんですが、岡山はやっぱり香川よりもずっと広いですね。
ちょうど麦を刈ったばかりの頃なのか、きれいに刈り取られた黄金色の麦畑が広がっていたのですが、ひとつひとつの畑が香川の2倍3倍も大きいように感じました。
この時点で、ああ岡山は香川と違うんだなあといつも思います。
麦で言えば、香川県はうどん県と自称するぐらいさぬきうどんでたくさん小麦を食べています。
でも「香川県のうどんってオーストラリア産の小麦なんでしょ。香川では作ってないんでしょ。」って言われたりしているようですが、香川県もしっかり麦を作っていますよ。
香川県は2000年に讃岐うどん用に適した小麦の品種「さぬきの夢2000」を作って、さらには2009年には「さぬきの夢2009」を開発して、現在香川県で作られている小麦はすべてさぬきの夢2009だそうです。栽培面積も2000ヘクタール弱とそれなりにつくっています。
他にも香川県の善通寺。弘法大師空海が生まれた善通寺では、ダイシモチっていう大麦も作っています。
生産農家は10軒ほどと少ないですが、赤紫色の穂が特徴的でよく目立っています。
生産量は少ないですが、生協や産直市で売られていることもあるので、香川の人だと目にする機会はあります。
好んで食べている人に聞くと、ご飯を炊くときに6分の1くらいダイシモチを混ぜたら美味しく食べられるそうです。
もち米のようにプチプチして弾力があるようで、食物繊維が精白米の約30倍もあるから、ぜひ食べて見て欲しいとのことでした。
私今回、所用で岡山に行きましたが、麦畑をみて広いなあと思う一方で香川も自分たちが食べる麦はつくっているんだぞと思いました。
香川県は年間の雨が少なく、また麦は弘法大師空海が中国・唐から持ち帰った伝説があるように麦と縁のある県です。
日本一狭い県ではありますが、麦の生産量も中国四国地方だとトップクラスに多いんですよ。
たまには自分がすんでいる場所と違うところに出かけてみると、ああ何んとなしに違うなあ、こんなところが似ているなあと感じることもあるでしょう。
コロナがある程度収束できれば香川県にもぜひ立ち寄ってみて、自分の住んでるところと香川と似ているとこ・違っているところを見つけていただければなあと思います。
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