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ニッカリ青江.ラジオ#109

第109回目のラジオ配信。「ニッカリ青江」がテーマです。(BGM:音楽素材MusMus)

ラジオテーマ「ニッカリ青江」の内容まとめ
  • 京極家には3つの宝がある
  • 宝は多賀越中の家臣・仁清の茶壷・ニッカリ青江
  • ニッカリ青江は南北朝時代に、備中国の青江貞次がつくったとされる
  • にっかりと笑う女の妖怪を斬った伝説がある
  • 2021年10月16日から11月21日まで、丸亀市立資料館にて展示されている

かっけいの円龍寺ラジオ

この番組では香川県丸亀市に住むお坊さん、私かっけいが、短いおしゃべりをするラジオです。

今回は「ニッカリ青江」をテーマにして雑談します。

丸亀城内にある資料館で、「京極家の宝刀ニッカリ青江公開」が開催されているので、先日一人で見に行ってきました。

丸亀城のお殿様、京極家には江戸時代に「京極にすぎたるものが3つある にっかり茶壷に多賀越中」とうたわれたお宝が3つあります。

一つは、京極家が近江の国、滋賀県にいたときからの代々の家臣で、江戸時代、讃岐の国丸亀でも京極家を支えてきた家臣。

一つは野々村仁清が造った茶壷。京極家は仁清の茶壷を愛し収集していました。国宝や重要文化財に指定されている多くが、かつて京極家が所有していたものです。

そして最後に、ニッカリ青江の日本刀。ニッカリ青江は南北朝時代に備中の国、岡山県あたりで青江貞次によって造られました。

現在3つの宝の内、丸亀が手にしているのはニッカリ青江の日本刀のみで、今回はそれが丸亀城の資料館で展示されているので見に行ってきました。

ところで、丸亀城と言われてもまったく分からない人もいるでしょうから、少し簡単に説明しますね。

丸亀城は日本一小さな都道府県香川県にあるお城で、石垣の名城として知られています。また3つの日本一があります。丸亀城は現存する木造天守12の一つで、12のお城の中でもっとも小さな天守です。それと日本一深い井戸と、日本一高い石垣を持っています。

日本一の石垣を持つ丸亀城ですが、京極さんだけで作り上げたわけではありません。

戦国時代の終わり江戸時代の前に、生駒さんが播磨の国、現在の兵庫県から讃岐の国の大名として豊臣秀吉から15万石を与えられます。生駒さんは東の守りに高松城を築き、西の守りに丸亀城を築きます。

江戸時代に入り生駒家はお家騒動があって、その後、幕府は東の高松は松平家、西の丸亀は熊本の山﨑家に治めさせます。山崎家が石垣の多くを作ったのですが、跡取りが幼くして亡くなってしまったので、20年足らずで丸亀を去ることになります。山崎家のあとに来たのが、京極家です。

播磨の国(兵庫県)より6万石を与えられて来た京極さんは、すぐに天守を完成させます。また大手門を南から北に移し城下町を整備したりして、丸亀の基礎をつくりました。その後、京極家の故郷、近江の国・琵琶湖を模して、下金倉に大名庭園「中津万象園」をつくります。

生駒家・山崎家・京極家の3つの家が手を加えた丸亀城は石垣の城となり、美しい扇の勾配で有名な石垣だけでなく、様々な組み方をした石垣を見ることができます。

京極さんは明治時代になるまで丸亀を治め続けて、丸亀藩知事や丸亀県知事とかもつとめました。

そんな京極さんのお宝の一つが、ニッカリ青江です。

ニッカリ青江って変な名前でしょう。

青江は青江貞次という人が作ったものなんですが、ニッカリとはなんでしょうかね?

ニッカリとはにっかり笑うという意味です。

伝説があって、近江の国・滋賀県でこの刀をもっていたお侍さんがある夜、にっかりと笑いながら近づく女と山の中で出あいます。妖怪と感づいたお侍さんは、この刀で切り伏せます。翌日、確認しにいくとそこに妖怪はおらず、石灯籠が2つに切られていました。

このことからこの刀はニッカリと笑う妖怪も斬ることができるし、石灯籠をも斬ることができることから、ニッカリ青江と言われるようになったとのことです。

ニッカリ青江は名刀となり、柴田勝家が所有し、柴田家をうった越前の守の丹波長秀がもち、そして豊臣秀吉をへて、近江の国藩主の京極家に伝わります。

当初は長さ2尺5寸の約75㎝の太刀でしたが、途中で2尺約60㎝の大脇差に作り直されました。また作り直される過程で、名前を刻む銘に金がはめ込まれていてカッコよくなっています。

今回丸亀資料館にはニッカリ青江をはじめ、26本の刀・脇差・太刀・短刀・小太刀・剣が展示されています。また刀に使われる様々なパーツである刀装具も多数展示されているので、600円で見られたのはとってもお得だなあと思いました。ちなみにパンフレットには天守入場券を持っている人は40円引きの560円でしたが、刀を先に見に行っても天守入場が160円になるので、どちらを先に行っても割引でした。また18歳以下と65歳以上は無料です。

私、刀剣乱舞を見たことがないのですが、来ている層が60代以上の男性と20代から40代くらいの女性に大きく分かれているように感じました。またお若い女性は熱心で、単眼鏡みたいなものでひとつひとつじっくり鑑賞していたので、すごいなあと思いました。

それと資料館2階には刀剣男子ニッカリ青江の等身大パネルと書き下ろしとサイン入り色紙が展示されていて、若い女性たちが楽しそうに撮影していました。

学芸員でしょうか、資料館の人と雑談しますと、直近だと2017年や2019年も展示して、コロナの今回よりもとってもたくさんの人で賑わっていたそうです。

でもその分、前回よりも倍以上公開期間を伸ばしているので、多くの人に見て欲しいとのことでした。

2021年の今回は11月21日まで丸亀市立資料館にて展示されていますので、ご都合が合えば、京極さんのお宝、ニッカリ青江をみてはいかがでしょうか。

月曜日は休館日ですので注意してください。

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